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鎌倉市、植木剪定材堆肥化事業のリサイクル業者を契約解除 「処理方法に違反」を検証か?

2020年11月09日 09時39分12秒 | ごみ全般/環境政策

追記(2020年11月9日)
タケエイのホームページに、タケエイグリーンリサイクルが、鎌倉市との業務委託契約に反して、剪定材の一部を横須賀バイオマス発電所へ直接搬入していた経緯などがでている~

タケエイのリリースによると、委託契約は「富士吉田市の工場に搬入して堆肥化・バイオマス燃料化等を行う契約を締結」となっていたので、、とある。そうなのか、、、と、ちょっとびっくり。鎌倉市は、堆肥化だけでなくバイオマス燃料化もOK だったんだと、これまでの認識との違和感、、、

また、鎌倉市の岩田かおる氏ブログ「植木剪定材堆肥化事業の不祥事その後」によると、その委託契約は、 令和2年1月6日付け「植木剪定材堆肥化等業務委託(単価契約)変更契約書」で、仕様が変更になったもののようで、、
・ 変更前の仕様書:植木剪定材の堆肥化業務
・ 変更後の仕様書:植木剪定材の堆肥化・バイオマス燃料化業務
と、、バイオマス燃料化事業を追加しているという。その時期が、横須賀市のバイオマス発電施設の竣工後というのだから、、鎌倉市は、委託事業者に便宜を図ったのか、たんなるコストダウンをしたかったのか、よくわからないが、、、鎌倉市の契約変更自体もおかしなこと、、堆肥化かバイオマス燃料化かということは度外視すれば、わざわざ、鎌倉→山梨→横須賀などあり得ない、随意の単価契約というのもなんだか、、

とはいえ、タケエイグリーンリサイクルは、契約の内容と異なる処理を行う場合は、事前に相談なりすべきであるのは当然のこと、台風被害云々であれ、結果的に虚偽報告では、、(今回も内部告発のようだが、不正はいずれ発覚する。)

鎌倉市、タケエイグリーンリサイクルとの委託契約解除で、その後、集めた剪定材はどのようにしているのだろうか?


株式会社タケエイ/未来を切り拓く環境企業

●2020.11.04 
鎌倉市と弊社子会社の契約に関わる一部報道について

鎌倉市と弊社子会社の契約に関わる一部報道について
 2020年10月30日付で、弊社子会社の株式会社タケエイグリーンリサイクルが、鎌倉市との業務委託契約を解除されたとする一部報道がなされました。
 株式会社タケエイグリーンリサイクルは、鎌倉市から委託を受けて植木剪定材を山梨県富士吉田市の工場に搬入して堆肥化・バイオマス燃料化等を行う契約を締結していました。ところが、相次いだ台風で剪定材の量が激増したことなどにより、昨年9月以降今年5月まで、富士吉田市の工場だけではなく、剪定材の一部を横須賀バイオマス発電所へ直接搬入していました。また、その点について鎌倉市に対して事実とは異なる報告をしておりました。そのため、本年8月に鎌倉市との契約は解除になったものです。
 上記については、鎌倉市との信頼関係を傷つける契約違反であったと認識しています。この点について関係者の皆さまに対してご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今後は、かかる事象の再発防止のため、親会社としてグループ内部統制の一層の強化に努めてまいります。
 なお、本件契約解除に伴うグループ収益に与える影響はございません。以上

 


 

鎌倉市から、業務委託を受けていたリサイクル会社が、契約期間の途中で契約が解除となったという産経新聞の「鎌倉市、リサイクル業者を契約解除 「処理方法に違反」を検証」報道、

鎌倉市、リサイクル業者を契約解除 「処理方法に違反」を検証
産経新聞 2020年10月30日
 鎌倉市から、業務委託を受けていたリサイクル会社が先日、契約期間途中で市から解約を申し渡される異例の事態が起きた。市によると、同社の「ルール違反」が判明したからだというが、いったい何があったのか。同社が市に提出していた報告記録に基づき、ある検証を行ったところ…

 

産経新聞によると、契約は、
〈A社は市内で発生する木くずを関谷の受け入れ事業場から、およそ100キロ離れた山梨県富士吉田市の同社施設に運び、ここで粉砕処理を行い、木質チップや土壌改良剤(いわゆる肥料)に加工。市はA社に処理その他の費用として、木くず1トン当たり1万3千円を支払う〉

そのA社の関連会社は昨年10月、横須賀市内に木質チップを主な燃料とする発電施設を建設。今年5月、A社はこの会社を吸収合併した。そして翌6月、鎌倉市議会で一つの疑惑が取り上げられる。要約すると、「発電所完成以降、A社は受け入れ事業場から、富士吉田市へではなく、この発電施設に木くずを持ち込んでいるという話がある」という内容だ。

 

横須賀市内に木質チップを主な燃料とする発電施設というのは、、
横須賀バイオマスエナジー(タケエイ)のことかな、、、

2015年10月、容器包装3R推進フォーラムで、鎌倉市の基本理念「ゼロ・ウエイストかまくら」の実現を目指して「焼却量」や「埋立による最終処分量」を可能な限りゼロに近づけるという鎌倉市の取り組みを聞いたとき、、、

「植木剪定材は、山梨県の民間施設で堆肥化、堆肥は市内配布。」と聞いて、ずいぶん遠くまで運ぶのだなとは思ったが、堆肥化するには仕方がないかともと、、、、それが、堆肥化ではなく、バイオマス発電の燃料になっていたということなのかな、、、

請負業者は、鎌倉市から、木くず1トン当たり1万3千円で請けおって、バイオマス発電施設に持ち込めば処理コストは格安になるのかはわからないが、、、鎌倉市としては、あくまでも、、堆肥化を目指してコストをかけて遠くまで運んでいたのだろうから、、、近場の横須賀で直接処理すればコストがどうとかという話しではないだろう、、先ずは、業者が、堆肥化せずにバイオマス発電所に持ち込んでいたのであれば、明らかな契約違反であろう、、

 

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