ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

芸術とは感動を技術で人に伝えるものだ!

2015-10-21 20:53:46 | 講座・レッスン
なんとも、いい気持ちであります☺️💕

今晩は新百合ケ丘で日本歌曲研究会。

武満徹の作品、4曲の公開レッスンを聴講しました。そして年間目標曲のサルビアの冒頭部を全員で練習。



映画や劇の音楽などに使われた
クラシックではなく、ポピュラーに属する武満徹の作品を、先生がどのように語るのか、とても興味津々でした。


私も聖路加病院などで、ソプラノ歌手としてのポピュラーな歌や武満徹の作品を歌う機会が多かったのですが、


すっきり✨✨


それぞれの曲の歌い方の例も
異例の、オペラ歌手が出している武満徹作品のCDを聴いて、ポピュラーをどう歌うかのレクチャーも、とても腑に落ちました。


財産だな~~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


こうやって学んでいくこと、
実践に生かす気、満々です。


自分に蓄積されていく経験や知識、
素晴らしい講義に、本当に有難く、感謝の気持ち、感動の気持ちでいっぱいなんです。





ポピュラーの歌は言葉をきかせる。
初めからマイクを想定しているから
その人がどう詩を読んで、想像して、
どう詩を朗読するか、どう喋るか、どう言葉をさばくか、どういう息遣いになるか。


これが出来なければ
本当は歌曲もオペラも歌えない




この言葉と同じ事を昔、聖路加病院のお昼のコンサートの合わせで言われました。



最初は、
歌謡曲なんか歌わせられて
という反発や

イタリア歌曲などとは違う感覚で
理解しがたいこと、たくさんありました。



でも聴いている人は歌でなく語られる言葉を聴いているんだということ、

歌謡曲のオリジナルの歌手のマネやコピーではなく、クラシック歌手の響きのある声で、歌詞を文章のリズムに近づけて歌うように仕上げたら、自分の歌になっていく、

また今回はこういう風に仕上げると、映像的なイメージがあったり、路線を設定して作ったり、



そんな長年の模索と努力、苦労の道が、日本歌曲の第一人者である先生から、ポピュラーの場合のという概論と、歌ったこともある武満徹の作品とでひとつのジャンルとしてのアプローチや歌い方の話が聞けて、その方向があっていた嬉しさ。


わかるとできるは違います。
でも、、なんだか嬉しい~~!


他にも今日はいろんな話を伺うことができました💖


今はとにかくいろんな歌を歌ってみたい気分です。




練習しなきゃ‼️



感動を声で伝える技術を得るために(*^^*)(*^^*)










コメント (2)
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