オシム心はすでに代表監督、新生構想はルマン・松井が軸!!!
次期日本代表監督への就任が決定的なイビチャ・オシム氏(65)が、サンケイスポーツに新生ジャパン構想を激白。中盤の軸としてドイツW杯メンバーから落選したMF松井大輔(25)に期待をかけていることを明かした。フランスリーグ・ルマンで活躍する世界基準の逸材は4年後の南アフリカW杯では絶頂期の29歳で、MF中田英寿や中村俊輔に代わりキングに君臨する可能性も十分。オシム魔術の切り札は『世界のMATSUI』だ。
強化構想を初激白だ。オシム氏は自宅のある当地でサンケイスポーツの単独インタビューに応じ、監督就任決定を前に日本代表への展望を初めて語った。この日、オーストリア・グラーツ空港から空路でドイツ・フランクフルトを経て日本へ向かった同氏の新生ジャパン構想に、ジーコ監督が選んだW杯メンバーには名前のなかった男の存在があった。
「欧州クラブに所属している日本選手は、みなプレーできてない。松井を例外としてね。彼はルマンでレギュラーだ。彼のプレーはテレビでよくチェックしている」
松井大輔-。今季いっぱい監督契約のあるJ1千葉との関係を考え、日本協会からの監督就任要請への即答を避けているオシム氏が、禁断を解いて口にした代表候補の個人名だ。「中田英らは今後も日本代表の中心となるのか」との問いに対し、「Why not?(なぜ中心にならないことがあるのか)」と現在の中心選手に敬意は払いつつも、「彼らはビッグネームだが、クラブではレギュラーでない。日本ではスターの選手も、試合の空気を吸えていない。若くて常にレギュラーの選手とどちらがいいだろうか?」と指摘し、松井の名を挙げた。
MF中田英(ボルトン)や稲本(Wブロムウィッチ)ら欧州リーグで出場機会の少ない選手よりも、主力として試合に出続ける松井を評価する。松井はフランスリーグ・ルマン2年目の05-06年シーズンで38試合中33戦に出場。ドイツW杯で8強入りを決めたフランスをはじめ各国代表選手らによる肉弾戦が特徴の同リーグで戦い抜いている。W杯で浮き彫りになった日本選手のひ弱さを克服する切り札として期待しているのだ。
オシム氏といえば、選手起用や試合戦略で敵を翻弄する“オシム・マジック”が有名。J1千葉でもFW巻やMF阿部らを若手のうちから積極起用し、昨年のナビスコ杯でクラブに初タイトルをもたらした。代表で駆使するマジックの第1弾は、松井を攻撃的MFの軸に-という構想だ。
オシム・ジャパンの初戦となる8月9日の親善試合トリニダードトバゴ戦の招集はリーグ戦の関係で難しそうだが、同16日の国際Aマッチデーに行われるアジア杯予選・イエメン戦での松井登場の可能性はある。
「日本へ行く気分? みなさんと同じだよ。故郷に帰る気分だ」。グラーツ空港でこう語ったオシム氏は、29日に日本の地に降り立つ。母国の旧ユーゴスラビア代表を率いて90年イタリアW杯で8強入りした名将は、“第2の故郷”日本の代表を強化する意気込みは十分だ。
★千葉側は今季中の指揮を要請へ
日本協会は、退任したジーコ監督の後任候補をオシム氏に絞って交渉。協会の田嶋幸三技術委員長が27日(日本時間28日)、オシム氏のオーストリアの自宅を訪れて就任要請をした。J1千葉との監督契約を残すオシム氏は即答せず、「決断はまだ分からない。まずは千葉の社長や選手と話をしたい」とし、29日に来日して千葉の淀川隆博社長と話し合う見通し。
淀川社長は28日、田嶋委員長からオシム氏との交渉内容について報告があったことを明らかにした。オシム氏との話し合いでは、契約通り今季中の指揮を執るよう要請する方針。一方、日本協会の川淵三郎キャプテンは「(オシム氏が)千葉と話し合いをするまでは協会としては結論を出さない」と話している。
★欧州組の招集はムズカシイ
オシム氏は日本出発を前にグラーツ空港で報道陣に対し「ジェフの仕事がある。簡単には決められない」とこれまで通りの姿勢を貫きながらも、代表の問題点について一部言及。「急に集まって欧州から来る人もいれば次の日に帰る人もいる。寝ないでプレーする人まで…。それが代表の問題だ」と欧州組の招集の難しさを指摘。ジーコ監督と同様に頭を悩ませそうだ。
■オシム魔術あれこれ
★全クラブでV 監督業をスタートさせたゼレズニチャル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)をはじめ、シュトルム・グラーツ(オーストリア)や千葉など監督を務めた全5クラブにタイトルをもたらした
★タレント外し 旧ユーゴスラビアを率いて出場した90年イタリアW杯。地元マスコミが有名選手を全員起用しないオシム監督を批判。これを受け初戦の西ドイツ戦で起用したが1-4惨敗。「言ったとおりにしたが勝てなかった」と次戦から外し、8強入り
★12人から快挙 94-95年シーズンから監督を務めたシュトルム・グラーツでは、就任当初は選手が12人しかいなかったが、3年後にはリーグ制覇達成。98-99年季の欧州CL出場に導いた
★21歳主将登用 千葉監督になった03年、元日本代表DF中西(現横浜M)や元日本代表MF望月(現横浜FC)ら中心選手を差し置いて当時21歳のMF阿部を指名。今季で4年連続で主将を務める阿部は、チームリーダーに成長した
★オフ明け即試合 長期休暇明けの練習初日に練習試合を組む。選手には即試合の意図は伝えないが、選手は「常に準備しておけ、ということでしょう。オフもきちんと体を作っておかないといけない」。コンディション維持に向け効果抜群
★2バック 05年には最終ラインを2人にする2バックシステムを併用。DFの人数が減るためリスクが増すと思われるが、逆に前線選手の守備意識が向上。導入元年でナビスコ杯で優勝した
■松井大輔(まつい・だいすけ)
1981(昭和56)年5月11日、京都府生まれ、25歳。鹿児島実高3年時に高校選手権準優勝。00年京都に入団し優秀新人賞獲得。04年8月にルマン(当時2部)に移籍し1部昇格に貢献。A代表デビューは03年6月のコンフェデ杯・コロンビア戦。J1通算72試合7得点。フランス1部通算33試合3得点。A代表通算4試合1得点。1メートル75、64キロ。
御大を成田へ出迎えに行こう!
御大は本日29日午前7:30到着の、ルフトハンザLH710便で来日予定。
今回は、成田空港第1ターミナルビルですょ☆″
どんな結論が待っちゃってぃょ~が、ジェフサポが今、どーぅ想っちゃってるのか。それを御大に直接伝えるコトが必要だと感ぢちゃぅネ。一人でも多く、成田へ直行~ってまぢ想ぅ。この3年間と同ぢ様に、成田を黄色く染めちゃって俺らの監督・オシムを「ぉ帰りなさぁ~ぃ」と出迎えてちゃぉ~ょ~♪゛