ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

『七人の侍』の4Kデジタルリマスター版を観た!

2016-10-23 22:44:29 | 映画系
午前十時の映画祭という企画をご存じですか?

全国のシネコン55劇場にて、過去の名作映画を週替わりで毎日朝10時の一回のみ上映をする企画なんですが、ついにあの黒澤映画の最高傑作『七人の侍』が4Kデジタルリマスター版となって10/22より2週間上映することになり、鑑賞してきました。

いやぁ、本当に観に行ってよかったですよ。

ワタクシ、幾度となく『七人の侍』は鑑賞していて、話の筋も当然知っていたのですが、それでも大満足でした。

だって4Kで映像がめちゃくちゃ綺麗なうえにセリフが聞き取りやすく修正してあって正直それまで観てきたものとは”別物”くらいに感じました。

映像は綺麗すぎてモノクロなのに色を感じるくらいで、燃え盛る炎や陽の光に照らされた山の緑がとても鮮やかでした。それに雨の合戦シーンの臨場感はハンパないんですよ。

また『七人の侍』はもともとセリフが聞き取りづらく、それが批判の的になったり、脚本集が売れたりしたそうですが、ワタクシもこれについては批判的にならざるをえなかったんです。菊千代の百姓の苦境を侍に熱弁をふるうシーンや左卜全のセリフなどは特に聞き取りづらくて・・・・。それでもメチャクチャ面白いんですがね。

これが修正され、ものすごくセリフがわかるようになると物語に深く入り込むことができて、鑑賞後はまるで”別物”ではないかとまで感じました。

いやぁ、207分がとにかく幸せな時間でした。ただ、長い映画なために休憩がはいるのですが、休憩にはいった途端に観客の多くがトイレに駆け込んでいました(ワタクシも含めて)。その時に思ったんですが、観客の年齢層が高いなぁと。

『七人の侍』は時代劇ゆえに若い人から敬遠されがちですが、けっして難しい映画などではなく、ただの”娯楽活劇”なんですがね~。

またモノクロ映画というのも敬遠される理由になっていると思いますが、4Kデジタルリマスター版はもともとのくすんだような映像を徹底的に修正してますから、”色がない”ということに慣れれば若い人でも十分に楽しめると思います。

Seven Samurai - Movie Music


音楽もいいですよね~。特にテーマ曲は勇ましいなかにもの悲しさがあってこの物語にピッタリです。

ワタクシ思うんですがね、『七人の侍』は日本人の一般教養にするべきで、そのために成人するまでに一度は鑑賞させないといけないっていう法律つくるべきでしょう!!!

すいません。興奮してしまいました。まぁとにかくそれだけ『七人の侍』は面白いってことなんです。

岡山ではTOHOシネマズ 岡南にて10/22(土)~11/4(金)の間、『七人の侍』の4Kデジタルリマスター版を上映しています。短い期間なので興味のある方はお見逃しなく!!ちなみに料金は¥1100です。

七人の侍 [Blu-ray]
三船敏郎,志村喬,稲葉義男,宮口精二,千秋実
東宝


映像・音声の修正されたブルーレイが発売されているようですね。ワタクシ、買おうかな?まぁでも劇場で4K映像を堪能してほしいですね。

そういえば4K映像の見どころは自然の鮮やかさや臨場感の他に”雨に洗われる三船敏郎の尻”っていうのもありますね。気になった方はぜひ劇場に。

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コメント
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