うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

マンションの植栽補修工事

2009年04月21日 04時03分30秒 | マンションの植物管理
 補修・補植計画

 ・あらかじめ設定された枯補償の期間にかかわらず, 補植はある一定の期間のあいだにはどうしても必要不可欠な作業である。既存樹木に合わせて追加植栽については高木以上, 数量が多い場合は業者に依頼する。植栽用の大量の客土補充, 支柱工事の場合も同様である。
しかし団地自治会が独自に考えて, ほしいスペースに植物を持ってくるとしたら,少しの樹木の栽培知識があれば, 季節を選んで中木. 低木クラスの配置替えも可能である。緑地内一部分の緑による修復再生または補助的な植栽計画を考える場合, 今回植えられたグラウンドカバープランツ (地被植物) を活用し補植すると簡単である。この植物は生長が早く丈夫であり, 時期を選べば株分け. 挿し木が容易にできる。それを増やして緑地内の植物のまばらなスポットに植え付ける。ただし, 大幅な樹種変更, 植え替えは植栽計画担当者に相談したいものだ。     
 ・クローバーの発芽状況の判定,発芽不良地の追い播きスケジュールの確定などはある程度専門業者に委嘱し, 二回目以降は常駐作業管理の範囲内で種子を手播きし必要な一定期間は散水をおこなう。播種時期は 3月から 9月が適期である。
                          
 天候異変時の対策

 ・進行/ 処置内容 (作業名)
   ◇被害状況による樹林の症状例
    ・倒伏/ 傾斜/ 折損壊 
    ・立て起し
    ・幹揺れによる根浮き/ 根返り/ 根系断裂の場合は樹木の活力が衰弱していく。
    ・植え直し: 根鉢付近の掘削→根の切戻し→埋戻し
    ・変色葉/ 葉枯れ ・葉面洗浄
    ・樹幹損傷     ・外科治療
    ・落枝/ 落ち葉/ 吹き寄せゴミ ・清掃

   ◇台風時養生
    ・一般的に, 関東地方の東京湾沿いでは, 上陸時.接近時の台風が毎年それぞれ 2つから 3つ程度の影響を与えている。その結果, 樹木が損壊. 倒伏するが,樹幹よりも光合成の役目をもつ枝葉に激しい被害を与えることになる。樹木が,充分に活着するまでは暴風による倒伏や枝や葉の飛散が考えられるので,敷地内を通行する際は十分に注意を要する。台風は雨をともなった台風よりも強風をともなった ‘風台風' の場合には, 樹木の支柱結束箇所のチェック等敷地内の安全をはかることが望まれる。
    ・支柱の補修・補強・交換/ 結束直し/ 支柱の結束 /枯損枝の切除処分

   ◇季節風. 強風時養生
    ・一年の気象のなかで, 季節風では特に北風. 5月のメイストーム( 青嵐).木枯らし( 11月) は突風をともなった風が吹く。気を付けなければならないのは常時吹いてる一定速度の恒風ではなく瞬間風速の与える影響である。

   ◇局地風養生
    ・ここでは局地的な風と言えば海風であり, イコール植物がダメージを受けやすい潮風である。
    ・水洗い洗浄
    ・ビル風にくわえて卓越風/ 風の通り道/ 風の吹き溜まり/ 防風/ 防塵
    ・点検調査/ 巡回管理で対応する。

 いづれのケースでも災害が起き次第, 速やかにケアをおこなう。なぜなら, 植物という生き物は時間の経過とともにダメージによる症状が悪化するだけである。樹木の補植作業は植え付け適期をみて迅速におこなうことが好ましい。

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 詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

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