うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

この間、買った本

2010年03月11日 05時37分23秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧
昨日は奇妙な天気、まるで春夏秋冬の季節が一日で来たようであった。このところの天気、しかし、少しずつでも温かくなってほしい。願望ではなく確信しつつ・・・そんな、不安な気持ち?
 このあいだ、やっとこさ、時間を見つけて駅前で31回目の400cc献血を済ませたが、その日に偶然にも本屋で 「生きている印旛沼」白鳥孝治さんの本を入手できた。これは地元のタウン紙に紹介されていて、昨年の春から探していたものである。流山市の崙(ロン)書房出版という、地方誌専門の出版社のもの。

 ところで、わたしはいつもは駅前の三省堂書店を利用しているのだが、この前に買ったのは、
  雑誌‘新潮45別冊-4’「小沢一郎研究」--新潮社
 「日本辺境論」 内田樹--新潮新書
 「にあんちゃん」 安本末子--角川文庫
 「政治家の文章」 武田泰淳--岩波新書

 などというジャンルが極めて雑多な本である。

 雑誌‘小沢一郎’ものは今の時代にマッチしたものかもしれぬが、わたしはどういう訳か、ページの端から端まで一気に読みとおすことができた。ここでの記事は政治経歴と性格に焦点が置かれているように思う。しかし、わたし的には取り上げ方が偏っているように思う。
 なんだか、小沢一郎の場合は、政治力学を論点にする時事解説者や政治評論家の分析よりも、小説家が取り上げるテーマとか題材に合うような気がする。文学は、矛盾に満ちた人間そのものを相手にする。内幕暴露もそうだがかつての離反者の重い口を開かせて実態を明らかにすることが出来たら面白い。政治理念のほかに、物事の両面を同時に見る視点や人間の愛憎の感情がエネルギーになる権力闘争のありさまをとらえることが肝心である。
 政治学者は文化系でありかつひよわであるので難しいが、実は複数の変数を用いる高次方程式を解くつもりでないと核心に迫れないのではないか、と思う。
 どうみたって表面だけ追いかける粗雑なTVコメンテーターや新聞記者には役不足であり、ちょっと無理があるような気がする。
       
  

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