うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

寒河江ギボウシの結実

2008年11月22日 04時06分00秒 | ぎぼうし栽培日記
暦の上では、今日は小雪だ。
 ギボウシのなかでも“寒河江”の結実は遅いようだ。これは11月19日の写真。
 今までに種子の採取は‘スィートスーザン’1株、‘曙徳玉’1株、‘コバギボウシ’2株はすでに先月のうちに終わり、残すはこの‘寒河江’2株と‘黄金徳玉’1株の実になる。5品種だが、とてもとても新品種の育種、作出家のように、計画的にはいかない。わたしにしてみれば、単に昨年末の‘パトリオット’に気まぐれでおこなった播種がうまくいきその味を占めただけに過ぎない。
 果実を手にとって見ると、これは明瞭に風散布型だとわかる。黒い種子に薄い翼をもち風に乗りやすい構造になっている。その飛散距離も種子自体に重さもあるから、それほど、遠くには行かない。
 しかし、総じて園芸品種よりも野生の原種の方が、草姿、勢いにもかかわらずしいなは少なく、結実の割合がいいようだ。もともと花をつけるのに分不相応とおもわれるほど丈のある花茎を伸ばす。そして一生懸命にきれいに開花し、結実に頑張っているように見える。しかし、そこがギボウシマニアにとっていいのだろう。
 まあ、ほかの植物全般を見てきたわたしにとって気づくのが遅いのだが、やっとこの植物の生理のからくりに合点がいった按配だ。
 さてさて、今年はどうするか、別に急いで直に採り播きにしなくともよいだろう。一度休眠させて、来年の立春過ぎの予定にしようか。


拡大写真


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