うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ある忘れ物のお話

2006年08月13日 06時17分52秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
  電車内の網棚に忘れ物をした。そこで昨日の10時過ぎ、二つ先の終点のN駅
 まで受け取りに行く。
  ものは設計メモ、資料・その小道具を入れてある空港売店でもらった紙袋ひと
 つである。自宅に着きクルマから降りた時に気付いたもの。

  以前に同じケースがあったのは、わたしの記憶では5,6年ぶりだろうか、他
 人様(ひとさま)には分からないだろうが当人にとってややショックである。

  10年以上前に、当時の会社で都内大田区の洗足池の畔で,御茶ノ水の専門学
 校の造園デザインを専攻した女性新入社員の歓迎会を兼ねサクラの花見会をおこ
 なった。その帰り道ひどく酔っ払い、前後不覚になりショルダーバッグを失くし
 た。翌日になり気付きあっちこっちと駅などに連絡したがとうとう出てこなかっ
 た。中にあった単行本やファイル、手帳、カード類、小銭入れは別にそれほど惜
 しくはなかったが、実は大学ノートに日記風に記録したものの紛失が残念であ
 る。現在、二十才台から連綿と続けてきて12冊目になるが、その時の年代のも
 のが欠けたままである。
  ところで、それから、ちょうど携帯電話が出始めの頃、3年ぐらい経過した夏
 のはじめに都内の代々木上原で見つけた人から預かっている旨連絡があり、お礼
 用にビール券を用意し慌てて駆けつけたら、その質素な身なりをした、実直で小
 柄な自営しているらしく見える中年男性が用務先の近所のごみ置き場で見つけた
 ものらしい。わたしは感激していたが、埃まみれになったショルダーバッグには
 メモ程度しかなかった。
 (わたしの仕事上の癖で当時は何かあった事態に備える為に、常時持参してい
 た、封筒入りの退職届は残っていたのですが。しかし、これにはさすがに窃盗犯
 罪的には手を付けかねたらしい。)
  という訳で、それ以来、電車内では鞄は身につけるか膝の上に置き、荷物は両
 脚の間に置くなど必ず身体に触れさせている習慣ができていたのだ。

 

  突然ですが、あるべきランドスケープデザインについて、経験上感じたことな
 どご意見がありましたらお寄せください。お待ちしております。
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