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萌えるゴミ

三国同盟in浅倉?

2006年02月10日 | 日々是良橘
読んでいて激情に駆られて更にその後ひと悶着あり、
その後暫く読むのを控えていた本を再び読み始めた。

史実は殆ど解っていないんだけど、友達が嵌っていて、
名前だけは良く知っている人物登場で僕としては俄然盛り上がっている(現金な)

出てきましたよ宇垣纏さん、神重徳さん。
読んでいるところは「三国同盟結ぶや結ばざるや」の件で。

同盟を結ぶことによって英仏米ソと敵対した時に勝算はあるか?
との問いに「不可能」と駄目だしした米内海相の言葉で一時は同盟は棄却されたものの
ドイツの西武戦線の鮮やかな進撃に心酔し、ナチばりの「一元政治」を実現すべく
再び条約問題が持ち上がる。

このとき、条約反対派の吉田海相は病に倒れる。
後任者は賛成派の石川大佐の根回しで着任した学者肌の及川大将。
この及川大将が三国同盟に如何に取り組むかをチェック出来たのが

宇垣纏少将、中沢佑大佐、神重徳中佐達だった。
宇垣少将をはじめ軍令部第一部の大半は同盟反対派、神中佐は賛成派だった。

友達の見解によると浅倉は(結局ソコカ!!でも好きなんだよー!!)
神中佐と同期。
と言うことは軍令部第一部の中佐殿だったとしてもおかしく無い筈。
だったら彼は同盟反対派だったに違いない!
「バスに乗り遅れるな」だと!? 冗談じゃない。とか思ったに違いない!
宇垣少将らと同盟結ぶ無かれ。と奔走したりしたに違いない!
等と思いたい僕なのでした。

因みに連合艦隊指令長官(長い!!)山本五十六と吉田元海相は
海兵の同期で志を等しくする(日米戦は絶対に避けねばならない)友だったそうな。
海軍中央部があっさりと同盟に賛成した後
山本連合艦隊指令長官は吉田元海相を見舞った。

「おい、山本、やるのか?」
「もうこうなっては、仕方ないじゃないか」
そういって黙って見つめ合った二人にはそれ以上の言葉は要らなかった。

とこの本には書かれてあった。二人の絆に、動きはじめた運命に、心が騒いだ。
序でに違う方向でも心が騒いだ(汗)

この三国同盟を阻止出来なかったことで山本連合艦隊指令長官は
海軍省・軍令部に不信感を抱いたらしい。

宇垣少将が同盟に反対している事を承知していて、止められなかった鉄仮面を許せなかったのでは無いか?と語られている。

宇垣少将は押しが強かったらしいので山本さんとしては彼に阻止して
貰いたかったのかしら?
勿論宇垣少将一人じゃ無理だったことだけど。
「お前ら、雁首そろえて何故止められなかった!」と無念に思っていたんだろうな。
許せなかった。ってのは期待していた。って事の裏返しだよな。
なんて思った冬の日なのでした。