離れているということ

晴れていますが、めっちゃくちゃ風の強い御蔵島です。

ところで、

 

私事で恐縮ですが、叔母が亡くなってしまいました。

 

5年ほど前に病気を患い、

ここ半年ほどはホスピスで緩和ケアをしていましたが、

昨晩、知らせがありました。

 

ずっと、

解っていたことだし、

治る見込みがないことや、

痛い思いをさせるのも可哀想だから、

とか。

 

でも、

治る見込みがなくとも、もう少し、笑っていて欲しかった。

次に私が帰るまで、待っていてほしかった。

 

私の顔を見ると、少し滑稽なくらい驚いてくれて、

「古壺は元気？」と、聞いてくれて、

寝たまんまだから、あっちがイタいこっちがカユい、

看護士さんとのやりとりや、部屋に飾られたお見舞いの花。

歯ブラシが固いから、と、買いに行ったり、

「食べきれないからコレ食べて」と、ホスピスの食事にあれやこれや。

「広尾のご飯は美味しかったわねー」

なんて、

私が入院している時、お見舞いに来て、そこで倒れて入院しちゃった話とか、

笑いながら、ふざけながら。

 

この一ヶ月ほど、

自分で食事が出来なくなり、

意識もあったりなかったりだった。

と、

昨日、

電話で。

 

待ってくれても、どうなるモノではなかったけど、

また来るね、って、

 

言ったのに。

 

明日がお通夜、明後日が告別式。

頼まれたガイド、替わりを探してもらえないか？と聞きに行きましたが、

「仕事を受けるってそういうことじゃないよね」と、諭され、来週末まで帰れない。

今、上り便の汽笛が聞こえました。

 

最後に会える最後の時間なのに。

 

ごめんね、えっこ。