『21グラム』(21 Grams)は2003年製作のアメリカ映画である。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。
1つの心臓をめぐり、交差するはずのなかった3人の男女の人間ドラマが描かれる。時間軸が細かく交差する構成になっている。人がいつか失う重さとは、いったい何の重さなのかを問う作品である。
ショーン・ペンがヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞。
タイトルの「21グラム」とは、20世紀初期のアメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルが行った、魂の重量を計測しようとした実験に由来する。
ストーリー
大学で数学を教えるポールは余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ日々。また、夫と二人の幼い娘と幸せな生活を送るクリスティーナ。一方、前科を持つジャックは、神への信仰を生きがいに妻と二人の子供と暮らしていた。だが、ジャックが起こした悲劇的な事故をきっかけに、出会うはずのない3人の運命が、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった。
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
- 21グラム - allcinema
- 21グラム - KINENOTE
- 21 Grams - AllMovie(英語)
- 21 Grams - インターネット・ムービー・データベース(英語)
1つの心臓をめぐって交錯する、1人の女と2人の男の皮肉な運命を描いた人生ドラマ。
2003年ヴェネチア国際映画祭主演男優賞、助演男優賞、観客賞ほか多数受賞。
あらすじ
映画「21g」:人が死ぬ前と死んだ後で21gだけ重さが違うという話があり、それをモチーフにした映画
21 Grams Trailer 予告版
21 Grams (2003) - Official Trailer | 予告版
Sean Penn, Benicio Del Toro, Naomi Watts Movie
21.Grams.2003 2:04:30
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ダンカン・マクドゥーガル(Duncan MacDougall、1866年-1920年)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州の医師。人間が死ぬ際の体重の変化を記録することで魂の重量を計測しようと試みた実験で知られる。
彼は6人の患者と15匹の犬を使い、死ぬ時の体重の変化を記録しようと試みた。その結果、人間は死の際に、呼気に含まれる水分や汗の蒸発とは異なる何らかの重量を失うが、犬ではそういった重量の損失が起こらなかった、と報告した。この実験結果は、1907年に心霊現象研究協会 (The Society for Psychical Research)の Journal of the American Society for Psychical Research、ニューヨーク・タイムズや医学雑誌 American Medicine に掲載された。
この実験結果は測定のずさんさや標本数の少なさなどから科学的な信憑性は認められていない。マクドゥーガル医師は患者のうち2名では計測に失敗したと自ら認めている。また、死の瞬間をどう設定するか、などの測定の基準もはっきりとしていない。
しかし、これを契機として「人間の魂の重さは21グラムである」という説が広まった。この21グラムという値は6人の患者での平均結果と言うわけではなく、一人目の患者での結果である4分の3オンス(およそ21.262グラム)に由来する。2003年に制作された映画『21グラム』のタイトルは、「人間の魂の重さは21グラムである」というこの説を元にしている。
魂の重量が21gだと!死の瞬間の重量計測で判明した魂の実験を紹介。
公開日: 2015/06/02 : オカルト
魂の重量は21gであるという。
ダンカン・マクドゥーガルという医師が、死の瞬間の人間の体重を計測し、死の瞬間に少しだけ軽くなることを発見した。
軽くなった重量「21g」が人間の魂の重さというわけだ。
今回はこの実験と、魂について検証したい。
魂の計測実験
魂とはなんなのだろうか?
生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。
デジタル大辞泉より抜粋
辞典にはこうあるが、いまだ科学的にその存在が実証されたわけではない
1907年、謎に満ちた魂の真実に迫る狂気の実験が行われた。
魂の計測実験
アメリカはマサチューセッツ州の医師、ダンカン・マクドゥーガルは人間の死の瞬間を計測し、人体から抜け出る魂の重量を計測をするという狂気の実験を行った。
被検体は彼の6人の患者と15匹の犬。
実験に自分の患者を使うとは!
危篤状態の患者に「すいません、あなたが死ぬ瞬間なんですが、ちょっと体重を量らせてもらっていいですか?」とでも許可を取るのだろうか。もし自分が末期がんで意識朦朧としているのに、のんきにそんな質問をされたら最後の力を振り絞ってその医師の鼻先に唾を吐きかけてやるだろう。
担当の医師には、できれば死の間際まで嘘でもいいから忙しそうにしていてほしいものだ。
そしてなにより15匹の犬!!かわいそうすぎる。
ともあれ、マクドゥーガル医師はそのような実験を行ったわけだが、結果は驚くべきものだった。
人間は死の一瞬で明らかに軽くなったのだ。そして犬ではその現象は認められなかったという。
この死の瞬間に軽くなった重量が21g、そしてそれが肉体から抜け出た魂の重量らしい。
…じゃあ犬には魂ないの?
もし人間に魂ってやつがあるのだとしたら、あの聡明でかわいらしいコーギーやパグに魂がないわけない。
動物としての人間と犬にどれだけの差があるっていうのか?
ともあれ、この実験によって嘘かホントか魂の重量は21g説が誕生したわけだ。
魂は存在するのか?
魂の重量が21gだとすると、魂には質量があり、重力の影響を受けるという事になる。魂はふんわりとした透明状の球体で、霊的な存在だと思っていたのだが、もし重さがあるのなら実に具体的に存在していることになる。
といってもこのマクドゥーガル医師の実験、その内容はかなりいい加減なものであったらしい。
21g軽くなったのは、最初の一人だけ。しかも実験は1907年に行われ、測定器具も稚拙。その信ぴょう性も疑問だ。
それに人は発汗や呼吸によって少しくらい軽くなったりするわけで…。
また「死の瞬間」の定義もあやふや。呼吸が止まった時なのか、心臓が止まった時なのか、そしてそれを瞬間に判断できるのか?
なにより、動物好きの私としては、人間の魂が21gという事実より、犬に魂がないという結果の方が納得いかん!
という事で、このマクドゥーガル医師の実験は、かなり信憑性の薄いものとして認識されている。
魂の重さは人生の重さ
それにしても、もし魂に重量があるならば、きっと有意義で充実した人生を送ってきた人ならば魂も重くなるはず。
自分が死んだときに魂を測定した結果「…彼の魂は1.2gですね。平均をかなり下回っています。大した人生を送ってこなかったようですね」なんて言われたくない。
出来る事なら、重厚感あふれる魂になるような人生を歩みたいものですね。
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