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新世界訳聖書

2015年02月11日 | 好きな歌

新世界訳聖書 - Wikipedia

 新世界訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
新世界訳
New World Translation of the Holy Scriptures in various languages and versions.jpg
正式名 新世界訳聖書
英語名 New World Translation of the Holy Scriptures
略称 新世訳、NWT
言語 124の言語
ヘブライ語聖書出版 1982年
ギリシャ語聖書出版 1973年
完全版出版 1982年
外典 なし
翻訳者 新世界訳聖書翻訳委員会
ヘブライ語原文 ビブリア・ヘブライカ
ギリシャ語原文 ギリシャ語原語による新約聖書
改訂版 1985年
出版社 ものみの塔聖書冊子協会
著作権状態 © Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania.
印刷数 2億830万部以上
教派 エホバの証人
ウェブサイト オンライン聖書
聖句検索

新世界訳聖書(しんせかいやくせいしょ)は、エホバの証人で構成された匿名の「新世界訳聖書翻訳委員会」によって翻訳された英訳聖書。ならびに、これを元に、同委員会の監督の下に他の諸言語に翻訳された聖書。本書を書店で販売していないため、エホバの証人に直接注文する必要がある。

本書が登場するまで、英語圏のエホバの証人は、長年にわたりジェームズ王欽定訳アメリカ標準訳を主に使用してきた。[1]また日本のエホバの証人は日本聖書協会文語訳聖書口語訳聖書を主に使用してきた。しかし、本書の刊行以降、エホバの証人が集会で使用する聖書はほぼ世界的に、本書へと統一されるようになってきている。とはいえ、個人研究では本書以外の翻訳の使用も推奨している。実際、英語版の研究ツールであるJW Libraryには本書以外に『生きた英語による聖書』、『アメリカ標準訳』、『ジェームズ王欽定訳』が含まれている。[2]

本書を翻訳するにあたり、ヘブライ・アラム語聖書を翻訳する底本としてルドルフ・キッテルの『ビブリア・ヘブライカ』第7版から第9版(1951年 - 1955年)の校訂本文が使用された。さらに『ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア』(1977年版)、死海写本、他の言語に翻訳された数多くの初期の訳本も参考にされている。また、クリスチャン・ギリシャ語聖書については、主にウェストコットとホートによる『ギリシャ語原語による新約聖書1881年版を使用、これについても数多くの初期の訳本が参考にされた。[3][4]

英語版は1950年から1960年にかけて分冊で発表され、1961年には1冊にまとめられて出版された。最新は2013年改訂版[5][6]

日本語版は1973年にギリシャ語聖書(新約聖書)の分冊が発行され、1982年にはヘブライ語聖書(旧約聖書)の部分も含めた全巻が発行された。最新は1985年版。

エホバの証人は本書を正確で読みやすい聖書であると評価している[7]。一方、伝統的諸教会は、三位一体論にかかわる箇所を中心としてエホバの証人の教理に沿った恣意的な訳文が見られるとし、「エホバの証人の教理に合わせて改竄された偽物の聖書である」と批判している。[8] 

論争

  • 伝統的諸教会は一般的に、エホバの証人をキリスト教における異端、またその本書を改竄された聖書であると考えている。そのため、本書の訳文の是非を巡って多くの論争が提起されてきた。
  • 主要な論点となるのは「三位一体」についてのテーマである。伝統的諸教会は三位一体の論理に基づいて「キリストは神性を備えており神ご自身である」「聖霊もまた、人格を持つ存在で、神性を持つ神ご自身である」と考えるが、エホバの証人は「キリストは神性を備えてはいるが神ご自身ではなかった[9]」、「聖霊は人格的なものではなく、神の活動力である[10]」と論じる。
  • 聖書の箇所ごとについての論争
    • ヨハネ 1:1:「初めに言葉がおり,言葉は(God)と共におり,言葉は神(a god)であった。(新世界訳、括弧は英語版、下線は日本語版原文)」……エホバの証人は「言葉はとともにおり」の「(テオン)」には冠詞(トン)があり、「言葉は神(テオス)であった」の「神」には冠詞がないことを重視。後半部分を「言葉(イエス・キリスト)は神のようなものであった」[11]と主張する。一方、伝統的諸教会は冠詞の有無によって区別されないとし、「言葉」はイエス・キリストを指し、このイエス・キリストが神と呼ばれていると解釈する[12][13]。さらに、ヨハネの福音書において、1:6、1:18(前半)等16箇所においての「神(エホバ)」について、冠詞がないことも指摘する。
    • これについて、エホバの証人は、「神」という称号はエホバ固有のものではなく、ヘブライ語聖書ではイエス(イザヤ9:6)やみ使い(詩編8:5)、ギリシャ語聖書では悪魔サタンにも用いられており(コリント第二4:4)、しかもヘブライ語エールには冠詞がない("God"と"a god"の区別がない)ため、福音書筆者がヘブライ語聖書から引用して「言葉」(イエス)を「神(God)」と呼んでも問題なく、それがエホバとイエスが同格だという意味ではない、と考えている。[14]また、西暦初期のギリシャ語を翻訳した古代コプト語訳のヨハネ1:1が、新世界訳と同様に訳していることにも注目している。[15]
  • 聖書の翻訳において特に問題となるのは神とキリストとが平行して言及されている箇所の訳し方である。ギリシャ語には「AとB」という表現が「AであるB」と読みうるという文法上の問題がある。それは「神とキリスト」という表現が「神であるキリスト」と読みうることを意味している。このような問題を生じさせているすべての句において本書は「神とキリスト」の読みを採用した。[16]聖書は、その伝承の過程で翻訳ミスや写本時のミスがあるが、エホバの証人の教義ではそのようなものは存在しないこととなっているため、これらのミスのうち明らかに間違えとわかるものは修正されている(列王記歴代誌間での記載の矛盾等)。しかしこの行為は、聖書で禁じられた行為(申命記4:2等)である。
    • テサロニケ第二1:12においては本書と新共同訳聖書口語訳聖書が「神とキリスト」の読みを採用し、新改訳聖書が「神であるキリスト」の読みを採用している。
    • ペテロ第二1:1においては本書と新共同訳聖書口語訳聖書が「神とキリスト」の読みを採用し、新改訳聖書が「神であるキリスト」の読みを採用している。
    • テトス2:13においては本書と「新アメリカ聖書」(英語)、「現代英語の新約聖書」(英語)が「神とキリスト」の読みを採用し、「新共同訳聖書」と「口語訳聖書」と「新改訳聖書」が「神であるキリスト」の読みを採用している。
      • 伝統的諸教会は一般的に、聖書がキリストの神性に言及している箇所(ヨハネ1:1、あるいは上述の句など)について、「本書の訳文は改竄されており、キリストの神性を否定する異端的な内容に書き換えられている」との批評を述べる[17]
      • 一方、エホバの証人は、上記の訳は本書固有の訳ではなく、上述のように旧約聖書でイエスも「神」と呼ばれているので、そのような問題はないと論じている。そもそも、どちらの訳し方が正しくても、上記の聖句から「聖霊が神である」という結論は得られないため、エホバの証人からすれば、上記の聖句から三位一体は成立しえないのである。

付録

普通版には聖書の各書の一覧表、重要語句索引、「話し合いのための聖書の話題」、原語の説明、地図などが付録として載せられている。

参照資料つき版(脚注つき)には聖書(重要)語句索引、脚注語句索引、付録としてエホバの名の説明、聖書の原語の音訳他、生命の状態、聖句の説明、神とキリストの違い、他換算表、地図と図表、などがある。

 

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新世界訳聖書 ヨハネ1:1-5

1 初め+言葉*+がおり,言葉と共におり*+言葉は神*であった+  この方は初めに+と共にいた+  すべてのものは彼を通して存在するようになり+,彼を離れて存在するようになったものは一つもない。彼によって存在するようになったもの  は命であり+,命は人の光+であった*  そして,光は闇+の中で輝いているが,闇はこれに打ち勝ってはいない。

同上英語版 John 1:1-5 

1 In the beginning was the Word,+ and the Word was with God,+ and the Word was a god.*+  This one was in the beginning with God.  All things came into existence through him,+ and apart from him not even one thing came into existence.What has come into existence  by means of him was life, and the life was the light of men.+  And the light is shining in the darkness,+ but the darkness has not overpowered it.

エホバの証人- Wikipedia

エホバの証人(エホバのしょうにん、: Jehovah's Witnesses)は、キリスト教系[1]宗教の信者またはグループ。ものみの塔聖書冊子協会という法人を用いている。 

本項では、特に断らないかぎり引用・参照聖句の書名および章節番号は新世界訳聖書に準拠する。 

概要

 エホバの証人に関する論争」も参照 

聖書の研究と布教を行う国際組織。聖書無謬説に立ち、聖書の神יהוהを唯一まことの神エホバとして崇拝する一方で、キリスト教会における三位一体を否定し、イエス・キリストを神の意向を行う代理人であるとして神とは認めず、礼拝の対象としない[2]良心的兵役拒否、国旗敬礼拒否のほか、聖書の使徒15:29にある「血を避けなさい」という命令に堅く従うため輸血拒否などのタブーを持つ。 

エホバの証人の聖書の研究よれば1914年、天でイエス・キリストが宇宙政府の王座に就き、その「臨在」がはじまったという。また近々国際連合による宗教組織への攻撃とともに「大患難」がはじまり、「ハルマゲドン」が邪悪な人々を滅ぼして「大患難」が終わるという。そして神により任じられた「油そそがれた者」である天に復活した14万4,000人とイエスとが、地上で生き残った人と復活した死者からなる「大群衆」を統治する(裁く)「千年王国」が始まるのである。エホバの証人はこの「神の王国」を待ち望み、全宇宙的な神の政府としてこれを支持する。そしてこのことを人々に伝え、新たなエホバの証人をひとりでも多く生み出さなくてはならない、としている。このためのエホバの証人の公式ウェブサイト(www.jw.org)は2014年現在、世界の700以上の言語で利用できる。

 


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