一葉一楽

寺社百景

吉備津神社 ー 重源

2019-12-06 17:37:44 | 神社
備中一宮である。重源は「南無阿弥陀仏作善集」では「吉備津宮」と呼び、「造宮之間奉結縁之、鐘一口鋳奉施入之結縁神宮寺堂幷御仏舎」と続ける。「扶桑略記」に康平四年(1061)「備中国吉備津彦社焼亡」とあり、「造宮」とは再興の意であろう。この重源が関与したであろう社殿も、正平六年焼失。現社殿は棟札(写)から、明徳年中(1390-1394)の柱立、上葺は応永三十二年(1425)であるが、大仏様が随所に残る。
比翼入母屋造りの屋根の下、縁を廻し、柱間を連子窓とした内部は、外陣・中陣・内陣と、仏教寺院を連想させるが、板垣・玉垣・瑞垣と神社境内を納める。







     

  

(注)2019年1月撮影

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