本当に偶然手にとった本だった。ちょっと立ち読みしたらかなり面白かったので買ってしまった。「大正時代の身の上相談」(カタログハウス編:ちくま文庫)という本だ。
大正時代の人達の身の上相談と、それに対する回答者の答えがバツグンに面白い。今の人達が読んだら「そんなコトで悩むのか?」と思うことがいっぱいだ。
早速読み始めると、『接吻されて汚れた私』~婚約前ニ男ニ接吻サレ罪ニオノノク乙女~とある。こんなの今の若い女性に気持ちが分かるのか?少しでも分かって欲しいよなぁ…少しでも分かってくれさえいたら、大正時代の女性の100分の1でも貞操観念を持ってくれさえいたら、君を汚すこのおじさんはより興奮するんだよ…って俺が一番ダメだ。またまた妄想だ。
あと、章の間に挿入されている、大正時代の文豪達の言葉がまたいいのだ。
『環境の闇を突破すべき、どんな力がそこにあるか。歯がみしてこらえよ、こらえよ、こらえよ。』
荻原朔太郎「新しき欲情」-大正十一年
『綺麗な靴を穿いていた者は心してぬかるみをよける。だが、一旦靴が泥にそまると、だんだん泥濘(ぬかるみ)を恐れなくなる。』
長与善郎「青銅の基督」-大正十一年
昔の人達からは教わることがいっぱいだ。まだちょこっとしか読んでないのだけど、こいつは早く読破出来そうである。
大正時代の人達の身の上相談と、それに対する回答者の答えがバツグンに面白い。今の人達が読んだら「そんなコトで悩むのか?」と思うことがいっぱいだ。
早速読み始めると、『接吻されて汚れた私』~婚約前ニ男ニ接吻サレ罪ニオノノク乙女~とある。こんなの今の若い女性に気持ちが分かるのか?少しでも分かって欲しいよなぁ…少しでも分かってくれさえいたら、大正時代の女性の100分の1でも貞操観念を持ってくれさえいたら、君を汚すこのおじさんはより興奮するんだよ…って俺が一番ダメだ。またまた妄想だ。
あと、章の間に挿入されている、大正時代の文豪達の言葉がまたいいのだ。
『環境の闇を突破すべき、どんな力がそこにあるか。歯がみしてこらえよ、こらえよ、こらえよ。』
荻原朔太郎「新しき欲情」-大正十一年
『綺麗な靴を穿いていた者は心してぬかるみをよける。だが、一旦靴が泥にそまると、だんだん泥濘(ぬかるみ)を恐れなくなる。』
長与善郎「青銅の基督」-大正十一年
昔の人達からは教わることがいっぱいだ。まだちょこっとしか読んでないのだけど、こいつは早く読破出来そうである。