僕の一生涯の好敵手「DJ-dai」が自身のブログ
『A Scratch Days』 で、カレーライスの写真〔メイン写真〕をアップしているのを見て思った。
「この場合、ルーとライスはセパレートしちゃいかんだろう。」
小学校4年生の時、同級生の秀樹君(仮名)が
カレーを食べた後の食器を舐めるという事件を起こした。
一瞬にして教室はドンビキ状態に。その状況を察知してか担任の先生は、「秀樹、お前そんなにお腹がすいてたのか?」と一言。
直後、教室中に笑いがこぼれた。そのままにしておけば、その笑いで秀樹君は救われたのだが、
そんなこと僕が許しはしない。僕は終わろうとしている話を蒸し返すプロフェッショナルなのだ。
「先生、秀樹君はお腹がすいていたから食器を舐めたのではなくて、この飽食の時代、『勿体無い』という価値観を忘れた日本人に対するアンチテーゼとして食器を舐めたのだと思うのですがいかがでしょうか?」
「ん…まあ勿体無いってのは分かるがなあ。」
「先生貧困に喘ぐ国のことを考えてもみてください。ここは皆で食器を舐めようじゃありませんか!」
またもや教室はドンビキ状態に。でも僕はここで感じていた。この時の自分の本当の気持ちに。
カレーを食べた後の食器が舐めたい。
意地汚いのではない。勿論、周りの目が気になるから今までそんな事はしたことがないけど、皆さんは食器についたルーを勿体無いと思わないか?ルーとライスをセパレートするという行為は、食器二つにルーを付着させる。つまり、勿体無さを重複させることになるんだよ!
外食でカレーを食うとする。“松屋”や“すき家”のカレーは、ルーとライスが一緒になった所謂フツーのスタイルだが、高級店や気取っている店で食うカレーは、ルーとライスがセパレートしていることが多い。
この勿体無さが高級感につながっていると考えると、
勿体無いと思う気持ちを超えるかどうかが、贅沢をしているかどうかという指標になりそうだ。
さて、ここで話は最初に戻る。
DJ-daiが食ったのは、彼の職場(病院)の食堂のカツカレーだ。値段は600円也。写真を見る限りサラダまでついて600円とはグッドプライスと思える。
だとしたらだ!
ルーとライスをセパレートするのはいかんだろう。それはたかが600円のカツカレーがすることじゃない。お得をウリにしているのだから、ルーはライスにかけて持って来いなのだ。
食堂の親父も気をきかせてそんなことを企画してみたのだろうけど、これはもう余計なお世話としかいいようがない。
DJ-daiは全く悪くないが、それでも僕だったら「おやっつぁん。ここはルーとライスをセパレートするようなところじゃないよ。勘違いしちゃダメだよぉ。」と一蹴するところだ。ここはDJ-daiに
若かりし頃の狂犬のような凄みを取り戻して欲しいと願うばかりである。
1月15日現在。身長170.5cm、体重58.5㎏な僕。(少し痩せたのだ!)決してデブではないが、カレーというものはホンジャマカの石塚英彦が言うように
「飲み物」だと思っている。
カレーはルーとライスをグッチャに混ぜて3分以内に完食するものだ。それこそ飲むように食べる。
それが日本のカレー文化だ。
この点でも、セパレートタイプのカレーは「混ぜてから飲む」ということを前提にしていないように思う。食べる側に「かける」手間をかけさせる、時間の概念においても贅沢なこの食べ方は、
カレーを「ヴィダー」のように手軽に飲める栄養補給食品と考えている日本人には向かない。
高級店ではまあそれでもいいとして、600円カレーのすることじゃないな。全くもってこの食堂の親父(おばさん)は勘違いしているよ。
これで「ナン」なんて付け始めたら僕は彼の住む新潟に乗り込むつもりでいる。
食堂の親父の目の前でカレーを飲んでやろうと思っているのだ。
〔text.The Gag Council〕
〔2006/1/15 rewrite by The Gag Council〕
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今日はカレーライス特集!