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第43代元明 44代元正天皇陵

2007年04月17日 | 天皇・皇后陵

第43代元明天皇奈保山東陵

 元明天皇陵は、聖武天皇陵のすこし北側の住宅地のはずれにあります。 元明天皇は、推古天皇をはじめとして、皇極、持統、に続く女帝で、持統天皇の皇子・草壁皇子を夫とし、阿閉皇女と呼ばれ、氷高皇女(36歳で女帝となった元正天皇)、吉備女王(長屋王の妻)、軽皇子(後の文武天皇)を産んでいます。 草壁皇子は異腹の兄弟大津皇子と皇太子の地位を争い、母・持統天皇の後押し(無実の罪で大津皇子を追いやる)で勝利するも、夢半ばで死去した御方です。 

 首皇子の誕生の2年後に持統天皇は死去し文武天皇もその4年後に25歳で若死にすると、首皇子はまだ7歳だったので、阿閉皇女が即位し元明天皇となった。 その後数年して首皇子15歳のときに、元明天皇の皇女・氷高皇女が即位し、中継ぎのように元正天皇となっている。 本来なら首皇子が即位してもいいのであるが、なにしろ蘇我氏の血筋ではない宮子の子であることから、先に元正を天皇にしたというのである。このようにして不比等は孫の即位を見ずに720年に死去すると、翌年元明天皇も力尽きて死去する。(撮影:クロウ)

 

女色夫古娘 泊瀬部皇女  姪娘(蘇我倉山田石川麻呂・娘) 
   ┃   ┃      ┣ 御名部皇女 
   ┣ 川島皇子657-691  ┣ 阿閉皇女(43代元明天皇)661-722  
天智天皇(中大兄皇子) 626-671                  ┃
 ┣*1           ┣大友皇子39代弘文天皇648- ┣氷高皇女(44代元正天皇)   
  ┣*2        宅子娘     ┃             ┣━━━━━━━吉備皇女683-729

遠智娘            
額田王       ┣葛野王669-705┃ 宮子682-754        ┃
宍戸臣大麻呂       ┣━
十市皇女652-678     ┓ ┃  ┣首皇子(聖武天皇)701-756┃
 ┣ 泊瀬部女       ┃*1大田皇女-667      ┃ ┣軽皇子(42代文武天皇)683-707┃
 ┣ 忍壁皇子656-705┃┣ 大津皇子662-689    ┃ ┃ ┣高円朝臣広成701-    ┃ 
 ┣ 磯城皇子       ┃┣ 大伯皇女661-701斎王┃ ┃  ┣高円朝臣広世      ┃
40代  天武天皇  631-686              ┃ ┃石川朝臣刀子娘             ┃

 ┣ 長皇子 ┃ ┃┃  ┣ 草壁皇子662-689    ┃ ┛ ┏━━━━━━━━━━━━┛
 ┣弓削皇子┃  ┃┃ *2持統天皇41代645-703 
┃  ┣膳夫王-729
大江皇女   ┃  ┃┃              ┃    ┣葛木王
 
      氷上娘 ┃┣━━     高市皇子654-696┛   ┣鉤取王
 
           ┃胸形君徳善女尼子娘┣ 長屋王676-729 
 
           ┃               ┣河内女王┣安宿王(奈良麻呂乱で流罪高階真人)
 
           ┃天智天皇┓       ┣ 鈴鹿王
┣山背王-763
         
 ┃ 御名部皇女(元明天皇・姉)658┣黄文王
           ┣ 新田部皇子-735
     長娥子(不比等娘,宮子妹)
      五百重娘 ┣ 塩焼王-764
 
      (鎌足娘)  ┗ 道祖王-757(ふなど)聖武後皇太子(朝廷機密漏洩事件)
 

第44代元正天皇奈保山西陵

 

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