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第27代安閑・第28代宣化天皇陵

2007年02月16日 | 天皇・皇后陵

第27代安閑天皇古市高屋丘陵

第28代宣化天皇身狭桃花鳥坂上陵

 大阪・羽曳野にある安閑天皇陵(撮影:クロウ)

 

 勾大兄皇子(まがりのおおえのみこ)(古事記では広国押武金日(ひろくにおしたけかなひ)尊は、継体天皇(男大迹天皇)の長子で、母を目子媛(めのこひめ)といいます。尾張連草香(くさか)の娘である。 天皇の人となりは幼少のころから器量すぐれ、いつまでも奢らず寛大で、人君としてふさわしい人柄であった。 二十五年の春二月辛丑朔丁未の日に、男大迹天皇は大兄尊を天皇とされ、その日に男大迹天皇は崩御され、元年歳次甲寅の春正月に、都を倭の勾(まがり)の金橋宮(かなはしのみや)といいます。 三月癸未の朔戊子の日に、役人に命じて高御坐を設け即位し、春日山田(かすがのやまだ)皇女をむかえて皇后とする。 皇后のまたの御名は山田赤見皇女、億計天皇の皇女である。 別に許勢男人(こせおひと)大臣の娘、紗手媛(さてひめ)、紗手媛の妹、香香有媛(かかりひめ)、物部木蓮子大連の娘、宅媛(やかひめ)の三人の妃を立てたが、御子はなかった。 二年の冬十二月癸酉の朔己丑の日に、天皇は、勾の金橋宮で崩御され、(七十歳)河内の古市高屋丘陵(ふるいちのたかやのおかのみささぎ)に、皇后春日山田皇女と、天皇の妹・神前(かんざき)皇女とともに合葬された。

奈良・橿原神宮南西にある宣化天皇陵

 

 檜隈高田皇子(古事記では武小広国押盾(たけおひろくにおしたて))は、男大迹天皇の第二子で、勾大兄広国押武金日天皇の同母弟である。二年十二月、勾大兄広国押武金日天皇が崩御されたが跡継がなかったため群臣達が奏上して神器の剣・鏡を武小広国押盾尊にたてまつり、元年の丁巳の日に即位した。 天皇のひととなりは清らかで心がすっきりとし、才能や地位などで人にほこり、王者らしい顔をされることがなく、君子らしい人であったという。 二年の春正月に、都を檜隈(ひのくま)に遷し、廬入宮(いおりのみや)とし、前からの正妃、億計皇子(顕宗天皇)の娘・仲(なかつ)皇女を立てて皇后とした。皇后は一男三女(長女:石姫(いしひめ)皇女、次女:小石姫(こいしひめ)皇女、三女:稚綾姫(わかやひめ)皇女はいずれも欽明天皇妃となっている。長男:上殖葉(かみつうえは)皇子)をもうけた。 前からの庶妃・大河内稚子姫(おおしこうちのわくこひめ)は、火焔(ほのお)皇子を生んでいる。 三年の春二月己酉の朔甲午の日に、天皇は廬入宮で七十三歳のときに崩御。冬十一月庚戌の朔丙寅の日に、天皇を大倭の国の身狭の桃花鳥坂上陵(つきさかのうえのみささぎ)に葬り、皇后橘仲皇女とその孺子をこの陵に合葬しています。

24代仁賢天皇449-498 
   ┣ 第25代武烈天皇(小泊瀬稚鷦鷯尊)489-507 
   ┣ 春日山田皇女      堅塩姫(石川渡来系豪族)          
   ┣ 手白香皇女       ┣ 大兄皇子(第31代用明天皇)
   ┃    ┃        ┣ 磐隈皇女,臘嘴鳥皇子,額田部皇女,椀子皇女          
   ┃    ┃        ┣ 大宅皇女,石上部皇子,山背皇子,大伴皇女          
   ┃    ┃        ┣ 桜井皇子,肩野皇女,橘本稚皇子,舎人皇女          
 春日大娘皇女 ┃        ┣ 豊御食炊屋姫(推古天皇)          
            ┣ 第29代欽明天皇 509-571        ┣ 菟道貝鮹皇女  
           ┃     ┣32代崇峻天皇  ┣八田大兄皇子┣ 竹田皇子
           ┃     ┣茨城皇子    ┣第30代敏達天皇  
             ┃     ┣穴穂部間人皇女┣笠縫皇女  ┣ 押坂彦人大兄皇子
           ┃     ┃  ┗厩戸皇子 ┃     広姫(息長真手王・娘)
           ┃     ┣穴穂部皇子  ┃
           ┃     ┣宅部皇子   ┃
           ┃   小姉君(物部系)  ┃
        振姫 ┃ 橘仲皇女(顕宗天皇娘)┃
         ┣ 第26代継体天皇450-531┣石姫皇女
         ┃        ┃      ┣小石姫皇女(欽明妃)
         ┃        ┃      ┣倉稚綾姫皇女(欽明妃)━石上皇子
         ┃        ┃      ┣上殖葉皇子(欽明妃)
         ┃        ┣ 神前皇女  ┃ ┏日影皇女(欽明妃)━倉皇子
     ┣ 迂斯王      ┣ 第28代檜隈高田皇子(宣化天皇)467-539
   ┣ □             ┣ 第27代勾大兄皇子(安閑天皇)466-536
 ┣ 大郎子        目子媛(尾張連草香の女) ┃┃┃┃
 ┣ 伊自牟良君              ┃┃┃春日山田皇女(仁賢天皇皇女)  
 ┣ 伊自牟良君              ┃┃紗手媛(許勢男人大臣の女)  
 ┣ 伊自牟良君              ┃
香香有媛(紗手媛の妹)  
美美濃美濃豪族娘(息長氏系?)            宅媛(物部木蓮子大連の女)

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