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平安時代中心の歴史紹介とポートレイト

古代史から現代史に至る迄(日本史/世界史)の歴史散策紹介とポートレイト

先斗町の舞妓さん解説

2009年02月04日 | PHOTOGRAPH 夜 寺 滝

 京都には 「祇園甲部」「先斗町」「上七軒」「宮川町」「祇園東」の五つの花街があります。 それぞれの花街の舞妓・芸妓さんが、日頃の芸を披露する「をどり」は、京都の春を代表するイベントで、先斗町の「鴨川をどり」はその代表的なをどりです。 舞妓さんは二十歳までの娘さんに限られ、お座敷に出るには「仕込みさん」として、花街のしきたりや行儀作法、京言葉などを少なくても一年は修行が必要です。仕込みさんとしての修行が終わり、舞妓さんになる前の一カ月ほど「見習いさん」としてお茶屋さんの仕事を手伝いながら、お座敷にでるための勉強をします。  置屋さんに表札を出してもらうと、いよいよ舞妓さんとしての仕事が始まります。 紋付きの黒い着物にだらりの帯の姿で、お茶屋さんに挨拶廻りをし、お披露目をします。 舞妓さんの姿は非常に華やかで艶やかです。この舞妓さん独特の姿は、江戸時代の室町通にあった呉服問屋の娘さん達の姿だといわれています。 頭の花かんざしは一月から十二月まで毎月変わります。 月々の花(三月は菜の花、五月は藤など)をあしらった非常に繊細なものです。 舞妓さんの特徴のひとつである日本髪は、すべて彼女達の自毛です。その髪型にも何種類かあり、最初は「割れしのぶ」を。二年程経つと髷かえして「おふく」になります。また祇園祭の時などは「勝山」に結います。一方、芸妓さんになると自毛ではなくカツラの方が大半となります。  お化粧は自分でし、最初の一年ほどは下唇にしか紅をさしません。 また顔を白く塗るのは、ろうそくの時代、薄暗い中でもはっきりと顔が見えるようにとの工夫の名残りです。 着物は、舞妓さん達の持ち物ではなく全て置屋の女将さんのものです。 振り袖にだらりの帯。この振り袖は、よく見ると丈が少しつめて短くしてあります。これは、舞妓さん達が幼く見えるようにそうされているのです。

 

 

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