空と海の間で

海の上を漂いながら感じたことなど・・・。

魔の峠

2006-02-26 20:58:53 | main
 雪の信州路をひた走り、路に迷って三桁国道へ入ってしまう。走るうちだんだん人里離れ、雪も深くなってきたが、まあ大丈夫だろうと二つ目の峠を越え、この坂を下れば19号線に合流と思ったところで、立ち往生。前の車数台がハザードを点滅させ止まっている。前のドライバーに聞くと、雪で倒れた木が道を塞いでいるとのこと。引き返すと何キロも戻らないといけないし、迂回路も狭い道で良くないらしいので、地元の人に倣って待つことにした。後続車のおばさん(私より多分若い)が傘をさして聞きにくる。さっき聞いたことと同じことを告げる。するとおばさん、ココは地元では「魔の峠と呼ばれているのよ」とのたまう。そんな危険な道だったのかと驚きつつも、魔の峠と知りつつ通るおばさんは何なんよ、と突っ込みたくなる。
 作業員が来て、チェーンソーで倒木を切り倒し、ほどなく無事開通。田舎の三桁国道は怖いという教訓を得て、というか事前に地図をしっかり確認しろと肝に銘じ、家路を急ぎました。

苗圃フェスタ

2006-02-25 19:39:05 | main
 ペーニャ苗圃(びょうほ)で行われる苗圃フェスタに参加した。ペーニャ苗圃というのは信濃町にある小さな喫茶店。知らない道に迷い込んで小さな灯りを見つけたら喫茶店だった、みたいな場所にある不思議なところです。雪の多い時期はさらに喫茶店なのか何なのか良く分からない。中に入るとストーブで薪がチロチロと燃え、フォルクローレの音楽が妙に懐かしく響いている。そんなペーニャ苗圃で年に一度、2月の最終土曜日にアマチュア限定のコンサートが開かれる。その苗圃フェスタに昨年はほとんど飛び入り状態で参加し、来年こそはと誓って一年が経った。何を誓ったかというと、苗圃に行ったのがきっかけで始めたケーナで出演するぞと誓ったわけです。
 緊張して音が出なかったらどうしよう。最後まで風の音だったらどうしようと言う不安に駆られながらも、相棒のSさんのギター伴奏の後押しで、何とか演奏をし終えることができました。フィギュアスケートに例えると、村主の心境かな。安藤ミキティーのチャレンジ精神で臨んで、荒川シーちゃんのように完璧にはこなせなかったけど、少しのミスで無難に終えたという感じ。
 さて、来年は何を演るか。苗圃フェスタの参加者と遠距離ユニットを組んで、ジャズ一曲とフォルクローレを演るのはほぼ決定しているが、フォルクローレともう一曲を何にするかが問題だ。早く決めて練習しないと、一年は長いようで短い。ということでケーナ病はますます悪化して行くようです。

気さくな陶芸家

2006-02-24 18:53:06 | main
 今年も五山焼(いつつやまやき)の陶芸家宅を訪問。昨年は数日滞在し一緒に温泉巡りや小布施の町を散策したりとゆっくり遊べたのですが、今年は泊めてもらうだけになって少し残念。天井いっぱいにサメの姿が描かれているダイニングで美味しい料理をいただく。酔いが進むうち音楽の好きな陶芸家と同行のSさんで笛(陶器の笛)とギターのセッションが始まったり、ブルースハープの渋い音色が響いたりと、今年も楽しい宴が繰り広げられました。
 音楽やその他でも共通点の多い陶芸家とは旧知の仲のような気がして、古い農家の佇まいのお宅を訪ねると、久しぶりに帰郷したような気がする。
 五山焼の名は窯の所在地が飯綱山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山の五つの山に囲まれているところから付いたらしい。手描きの模様が魅力的で、今年もお茶碗をお土産にいただきました。昨年手に入れた一つは割ってしまったのですが、捨てるにしのびずボンドで貼付けて小物入れに使っているほどのお気に入りです。

歩くスキー

2006-02-23 18:38:48 | main
 今年も信州で歩くスキーを楽しむ機会に恵まれました。昨日の好天はどこへやら、朝から小雨と濃霧のあやしい天気。出発地点に移動するうち、小雨は小雪に変わりまずまずの天気に。最近雨が多かったということで歩くスキーには不向きな硬くしまった雪で少し残念。歩くにつれ変化する木々の種類に見とれながら進むうち、キツツキ(詳しい種類は分かりません)が枯れた木を激しくつついているのに遭遇。とても低い位置だったので、間近に見られて感激。今日のコースは戸隠神社の奥社への参道周辺。奥社へは雪崩の危険があって冬場は近づけないらしい。お昼休憩をし、写真の小さな拝殿でお参り。鳥居を跨げそうなぐらい雪が積もっていますが、不信心者とはいえさすがに跨ぐことはできず、下をくぐりました。ハイキング終了後は温泉と戸隠そば。ほとんど貸し切り状態の店内でゆったりと美味しいそばをいただきました。そばをあまり食べない私ですがとても美味しかったです。ほんのり緑がかった色のおそばで、店主によるとこの時期が一番美味しい時期で、この時期のそばだけが緑がかった色に成るそうです。そんなことを聞くととても得をしたような気になりました。後で知ったのですが、曜日と時間帯によっては数時間待ちという行列ができるという人気のおそば屋さんだったらしい。