ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

竿と、エギ、どうすんべ…

2023-11-18 14:40:39 | タコ
2023.11.12(日)

大洗 光来丸


前回は、
2回もバラした末に、
ラッキータコが、1杯釣れて、
やっとこ
坊主を免れるという体たらく。

そのくせ、
竿が弱くてアワセが効かないから
バラしたと、
竿のせいにした、


そんな私が、
今回、チョイスした竿は、


万能竿の、

半田丸、沖0号。
2.1m。
ちなみに、
色違いで、2本所有しています。
80号ぶら下げたら、
こんなかんじ。


中深場キンメで、
オモリ300号を背負わせていた竿ですし、
絞り込めば曲がり込む、
強靭な腰を持っていますが、
如何せん、
ビヨンビヨンすぎて、
結局、アワセが効かないんじゃないかと、
一抹の不安が…



この沖0号、
タコ釣りの栄光と挫折、
その両方を知っています。


2021年秋、
周りがバンバンにバラす中、
この竿で、
バラさずの15杯。竿頭でした。
コレ、栄光。


翌2022年秋、
この竿で、
バンバンにバラしまくること、
実に10回。
29杯釣った人のとなりで、
8杯。気もそぞろ。
コレ、挫折。


ちなみに、その29杯釣った人が、
師匠のMさん(笑)
この日、初対面でした。


当時、

タコをナメくさっていた私。
牧歌的な釣り。
適当に小突いて、
適当にから合わせ(笑)


かように、
はなから、
アタリを取る気など無かったくせに、


ビヨンビヨンすぎる沖0号では、
やってもどうせアタリなんて取れないから、
やはり戦犯は沖0号です、
という強引すぎる理論をブログで展開(笑)
まったくもって、
安定の卑怯者(笑)



今回は、
沖0号に対し、ざんげの意味を込めて、


本当に、アタリが取れない竿なのか、
さらに、
アタリが取れても、実は、アワセが効かない竿なのか、
検証します。


さらに、

船長がコメントした、
『ガチガチの棒のような竿より、やわらかい竿が良い』
って、
いったい、どういうことなのかという件も、
引き続き、検証します。


リールは、

ペン
セネター4/0。
スピード遅い分、
パワーあります…が、


遅いにも程があるだろレベル。
気が短く、
遅い客にイライラし、
すぐに走り出すタイプの船長には使用不可。 


中野船長は、
許容してくださっています。
たぶん、きっと(汗)



本日の座席。

私は3番。


1番、9番は
使っていません。
どうしてなのか、
船長に、
なんとなく聞けずにいますが、


狭いし、
危ないし、
お客ファーストで、
永久欠番にしたのかしら…


釣果欄に、竿頭の席番が紹介されるので、
釣果写真と照らし合わせ、
竿頭の顔と仕掛けもチェックできる、光来丸の素晴らしい仕組み、
なのですが…


釣果欄に、竿頭2番と書いてあれば、
それは、
右舷の前から2番目の席ではなく、
1番目の席なので、
慣れない人にはややこしい(笑)


本日の2番は、
去年もご一緒した、
74歳レジェンド、タコ兄貴。
その時の様子はこちら


その際、私は11対4で完敗し、
敬意を込めて、
タコ兄貴と命名。
もちろん、本人には内緒(笑)


Mさんに、

隣に凄腕の常連がいますよと、
こっそり撮って、
LINEしたところ、


Mさんが注目したのは、
人物ではなく、エギ。
そしてMさんから、思いもよらないコメント、


『そのエギは◯◯です。先週を思い出してください。白カッパさん何使ってました?竿頭14番も同じの使ってましたよ。今日もそのタコ兄貴に負けましたね。』
とな。



とりあえず、
え!?
あ、そうかも…
と、返事。


でも、本当は、ちょっと嘘(笑)

そもそも、
他人のエギを見ておらず、
ていうか、
見たところで、そのエギを特定できませんから。



その、◯◯ってエギ、調べたら、
DAIWA・SHIMANOの、
半額以下。
いわゆる安エギ。


私をビビらせ、
からかおうって魂胆でしたか…


だいたい、
そんな爆釣エギ、
あるわけないですし、
Mさんも、
元々持っているそうな…
持ってるんかい(笑)


先週、
良い釣果を上げた人が、
たまたま、
そのエギで釣ったタコを、
たまたま、
光来丸が、釣果欄に掲載しただけです。

もし、
タコ兄貴が爆釣しても、
それは◯◯のお陰ではなく、
腕の差です(涙)



5:00出船
5:30スタートフィッシング


この海域、
北東の風にめっぽう弱く、
6~7mでしたが、
ドンブラコ。
朝イチだけ、
横流し出来ましたが、
それ以降は無理。
スパンカー畳んで、
縦流しの1日。
縦に狭くしか流せませんので、
少ないタコの争奪戦(笑)


チャンスタイムであるはずの朝、
右舷で釣れたのは、
2番タコ兄貴と、
7番東京Mさんのみ。
東京Mさんの人物紹介はのちほど。



本日、
中乗りは、Kさん。
すっかり仲良しです。

『Mさんから、今日もLINE来ているんですか?』
と質問を受け、


『私の釣果が気になって仕方がないようです。まだ0ですって返事したら、こんなスタンプ送って来ましたよ。』

これを見せ、Kさんに笑って頂き、
釣れない悲しみを
笑いで紛らわす私(涙)


本日、

とても潮が早く、
抱え込みの右舷、
エギのステイも、
ままなりません。
左舷と違い、糸、出せませんから。


早潮が原因でしょうか、
船内、バラし多発。
ガンガン流れ、
十分に抱かせるだけの時間が取れないのか…
もしくは、単純にアワセの弱い客が多いのか…


早潮を原因とする右舷の悪夢も発生中。
タコが広がり、
早潮でますます潮受けし、
船底にますます潜り込み、

6番と、
2番タコ兄貴の2人、
タコを船体に張り付かせてしまい、
さようなら。
ああ、もったいない…


あ、また7番、乗せた。
あ、また7番、乗せた。
あ、また7番、乗せた。
ってのが続き、


中乗りKさんに、
『7番、上手いですね。』
と、お声がけすると、

『あの人もMさんです。だいぶ釣り込んでいる方ですよ。』
とのこと。


師匠と同じ名字って、
マジすか。
『M』って名字、ヤバいな(笑)


後で聞いたら、師匠のMさんも、
『あ、東京のMさんですね。』
ってご存知でしたので、

命名するなら一択、
『東京Mさん』
で、決まり。


何が違うんだろ。
東京Mさんを観察。
竿を、
水平から斜め下45度まででキープしています。
それ以上は、下に向けません。


早潮で、
いつもより余計に、
仕掛けが潜り込み、
私を含め、
右舷のほとんどがこの、
水平から斜め45度キープが出来ません。
不思議だな。
どうやっているんだろ。


竿が真下を向いている状態でタコを乗せたら危険。
タコと綱引き状態。
すぐに放されます。


すぐさまクラッチ切って、
糸を送る手もありますが、
クラッチレバーが変なところにあるリールなので、
それはきびしく、
東京Mさんの真似して、
水平キープかつ、


海底から仕掛けが、
速攻で浮き上がるので、
そうならないよう、
海底キープをすることに、


試行錯誤し、
悪戦苦闘する時間が流れ、


ついに、
8:15、


タコ、乗りました。
ぐぬぬぬぬっっと、
よろけつつの、鬼アワセ。
でも、
曲がりすぎた感のある竿、
アワセ、効いたかな…


あれ、でも、
私、糸送って、
シャカシャカしたっけ。
少しはした記憶もありつつ、
頭まっしろで、
はっきりとは、
思い出せません。
いつもながら、ダサッ。


ボソッと、
『3番かな…』の、
アナウンスが入って、
どこからともなくKさん登場。
スタンバイ。


今日はすでに2回、
船底張り付きタコを目撃したので、

もう、
無意識に身を乗り出し、
箱乗り。
鈴木宗男状態。


がんばれ、私。

シャー。
えがった。

一安心。


いきなりはしょって、
結果発表。


尚、
釣果は船長に確認済。
船中0~10

私は1。
バラシ0ですが、
タコに無視され続けた証拠(涙)



2番 
タコ兄貴、2杯。
貧果の私が言えた義理じゃありませんが、
タコ兄貴、タコを掛けるまでは、
上手いんです。
8回掛け、6回取り逃がし(涙)
4回、途中で抜け、
1回、船底張付き、
1回、金属疲労でサルカン破断。



4,5,6番
3人組。
プカプカさんは、
タバコが煙かったので、
若干、悪意を込めたネーミング(笑)
3,1,1杯。
合計5杯のタコは全て、
後半、私が釣れなくなってから。
なぜだろ…(涙)


7番
東京Mさん。
圧巻の10杯。
ヒントが欲しい私、
下船後、東京Mさんに、
恥をしのんで、アプローチ。
インタビュー。


竿4本、取っ替え引っ替え…凄い。
全て2.1m前後。
全て太くて長いイカ竿。
ピンクの剛樹、
満月に曲がっていましたが、
あれもイカ竿だったとは…
 

当然、電動リール4台。
気合いの入れようが違います。


タコに張り付かれるから
竿は短いと、きびしい。
硬すぎる竿も、
うねりがあるから、きびしい。


本当は、リールは手巻きがいい。
手の具合が悪くて、
電動にしている。
バラす人は、ビャーって一定のスピードで巻いちゃうからバラす。


電動のレバーを
クイックイッ、
クイックイッと動かし続ける
ジェスチャー。
こんなかんじで、レバー動かしっぱなしだよと、
達人の秘密をちょい見せ。
んなこと、できませんて(笑)


ちなみに、
東京Mさん、バラシ0。
上手い。



8番

10杯のとなりで坊主。
生き地獄でしたね(涙)



ところで、
縦流しでも、


先週の白カッパさん、
今日のタコ兄貴のように、
ミヨシでもタコ掛けまくる人がいます。

もしや、

縦流しする時、
縦に前進することも、
物理的には可能だし、
間違えていたら嫌だなと思い、

下船後、
船長に尋ねました…


が、
それは、


杞憂でした。
後ろに後ろに流すので、
トモ有利とのこと。


そういえば、
もう一つ、
報告が後回しになりましたが、
東京Mさんの釣ったタコ、

アイゴを抱いていました。

それを、
中乗りKさんが受け取り、
船長に見せにいき、
私も、

パチリ。
きれいに食べますね。

ていうか、
磯臭くて有名なアイゴの内蔵、
特に臭そうな腸、
食べずにいます。
タコ、賢い。
 

釣果写真が掲載され、
師匠のMさんから、
驚愕の報告。
『東京Mさんのエギも◯◯です。』

え…マジすか。
◯◯、やべぇ。


その日の夕方。

師匠のMさん、
◯◯の、
持っているやつとは別の色、 
メルカリで物色中とのこと(笑)


師匠、情報、ありがとう(涙)
速攻で、
メルカリ、アマゾン、
ポチ、ポチ、ポチ。
12本買いました(笑)


買ったあと、思いました。 
そうそう、そういえば、
達人中の達人、
こちらの方も、
安エギを使用していると、
ブログに書いていらしたし、
同じだったら、
いずれ買うべきだった、運命のエギ(笑)


果たして、
同じでした(笑)
正体はこちらのブログでどうぞ。
詳細は変態様に聞いてくださいまし。



いつもの私のエギは、

改造品で、

お尻が少し浮きます。
手塩にかけて育てたエギ、
愛おしいかぎりですが、

最近、
めっきり釣果を出せず、
なんだか、
そもそも、
お尻浮かせて、本当に意味があるの…
ピコピコ動くエギなんて、
賢いタコに、
むしろ、逆効果なんじゃないの…
と、
疑心暗鬼に陥っていました。


今日みたいな早潮では、
余計に潮を受けて、
浮き上がり、
貧果につながるかなと、
前々から、
うすうす感づいていながらも、


ついつい、
気付かないふり(笑)
親ばか。


いっそのこと、
断捨離するか…となり、


Mさんが
断捨離宣言を聞いて、
引き取ってくださることになったり、


でも、
やっぱり、
エギが愛おしいし、


ニヤニヤした妻に、
『Mさんだったら、その変な可愛いエギでも爆釣じゃね』
と、言われたからではありませが、
あ、言われたのは事実てすが、


それになんか、
週末、ラジコ聴きながら、
エギをチマチマいじる時間も捨てがたく、


やっぱり
Mさんに、
お断りのLINEしました。
まだ、使います。
断捨離しません。
私、アホか…


次回、
REBORN。
リボーン。


ウロコナイ、
生まれ変わります。



やわらか竿と、白カッパさん

2023-11-08 16:32:07 | タコ
2023.11.5(日)

大洗 光来丸


中野船長が、

11/1の釣果欄に、
コメントを書きました。


略して曰く、


①アワセは、ねっとり、しっかりと。
素早いのはNG。

②棒のような硬い竿より、やわらかい竿が良い。

③電動リールより、手巻きリールが良い。
電動が故のバラシと、
電動が故の穂先の破損が非常に多いため…
なので、電動の扱いに慣れた人なら電動OK。

④攻めの釣りをせよ。
真下のタコには限りがあるので、
周りの人より先に取る意味で、
右舷の人も、投げてタコを取りに行くべし…


って、言うじゃない。


やわらかい竿が良いなんて…
理由が知りたい…


ていうかその前に、


私のヤリイカ竿が、
船長の指摘する、
棒のような硬い竿に該当するか否かも疑問です…が、

ま、

ここ最近、
どうせ、
連荘で坊主でしたし、


今回限定で、
いっちょ船長に乗っかり、
遊び半分、


いつもの、
イカ竿、
クラシカルリールは、
お休みにして、


山崎ハコよろしく、

『気分を変えて』


思い切りやわらかい竿、
投げやすいリールってことで、
極鋭ゲーム165センサー、
オシアコンクエスト200、
で、どうよ。



尚、この画像、

ブログ用に竿とリールを撮影している私を師匠のMさんがこっそり後ろから盗撮したという代物(笑)




出船前、


船長に、
なぜ硬い竿はダメなのか、
真意を尋ねたところ、



答えて曰く、


ガチガチの棒のような竿を使う人がたまにいます。
反発力が強すぎて、強くアワセると、バウンドしてバラシちゃうんですよ。
適度な加減でアワセられる人ならいいのですが…

とな。

てっきり、

竿が硬すぎると、
エギの動きに悪い影響を与えるからとか、
乗せたタコに違和感を与えてしまうからとか、
アワセを入れる前の話なのかと想像していたのですが、


アワセそのものの話だったとは、想定外でした(笑)



つまり、
逆から言うと、

たとえガチガチの棒のような竿だったとしても、
ねっとり、しっかりとアワセる腕さえあれば、

OKなのかな。




5:00
出船


風強く、
港内からすでにドンブラコ。
Uターンして、
釣り中止もあるレベル。


ノロノロ進んでいます。
僚船と連絡を取りつつ、
やるか否か、思案中かしら。


ちなみに、
船長は慎重派、
安全第一。



本日の座席は、
私、右ミヨシ。
Mさん、左ミヨシ。


Mさんと、
釣り談義中というよりも、
むしろ他愛もない雑談中、

私のとなりの、
白い漁師カッパのお兄さんから質問を受けまして、


『右舷は抱え込みですが、潮がキツい時、オモリ100号使っていいのでしょうか?』


かわいい質問をする、
若いお兄さんじゃないですか、


うんうん。
どれどれ。
やさしく教えてあげよ〜


『右舷は100号OKです。あ、でも、私も120号まで使ったことあるんですけど、120号でも結局、ガンガンに流されますし、重くする前に、オモリが浮き上がったら、着底するまで我慢して待つ方が良いと思います。』


なんて、
常連風吹かし、
知ったかぶりして、
指南する私、


こりゃまた、
偉くないのに偉そうです。


はい。
フラグが立ちました。


白い漁師カッパのお兄さんにコテンパンにやられて、
泣きを見るフラグ(笑)




5:30

エンジンスロー。
中止のアナウンスかも…ドキドキ。

無事、
スタートフィッシング〜


やれやれ。
良かった。


活性は低いものの、
それでも、
大ドモでポツーンと釣れて、

次に、
なんと、


となりの
白い漁師カッパのお兄さん、
早速、ドーンと乗せました。


本日強風にて、
横流しできず、縦流し。
後ろに後ろに流すので、
普通に考えてミヨシは潮ケツ。
おこぼれタコちゃん待ちのはずですが、
お兄さん、上手いな。


無事、
良型のタコが上がり、
いいな〜
私も楽になりたいな〜
って、


振り向けば、
Mさんの、
驚愕と、羨望の眼差し(笑)


タモ取りした、
中乗りIさんが、
強めの茨城なまりで、

そんなMさんに、

『早く楽になってね』
と、軽く挑発しています(笑)


中乗りIさん、
今日は自分では竿を出さないもんだから、
いつもの仕返しとばかり、
Mさんに、言いたい放題言えますね(笑)


断言しますが、

Iさんは愛されキャラです。
見ているだけで、和みます。
才能です。

別の言い方しちゃうと、
イジられキャラです…が、
それは、
本人に否定された過去あり(笑)




さて、

白い漁師カッパのお兄さん、
立て続けにタコを乗せて、
それはバラしましたが、
その後すぐ、別の流しで、また釣り上げましたので、
これで2杯目。
これはもう明らかに、


私より上手(涙)
早くもフラグ回収(笑)


ところで、
白い漁師カッパのお兄さんでは長いので、
白い漁師カッパのお兄さん改め、
白カッパさんにしますが、
白カッパさんは奇抜なことは何もしていません。
ゆっくり、
ソフトに、
コツ…コツ…コツ…コツ。
シンプルなエギ2本のみ。
余計な飾り、
エサ巻き、
一切なし。


こういう人、
1番上手いんだよな。
分かっちゃいるけど、
つい、
変なもの付けちゃう私。


そして、


私の経験に基づく偏見によると、
白い漁師カッパの人、
なぜか、
上手い(笑)


実は私、
本当は白い漁師カッパを着たいくせに、
下手くそが着てはカッコ悪いという偏見に邪魔されて、
あえて、
避けていたりします(笑)



そして、ついに、私にも、

7:30

うわわわわ…
タコです。
久しぶりすぎて、頭まっしろ。

クラッチ切って、ちょいと糸出して、
チョンチョンチョン、
シャカシャカシャカ、
そろそろ良いかな、
せ〜ので、
ねっとりしっかり、鬼アワセ〜って、
えっ、
竿が弱すぎて、ミシミシ。
竿、折れちゃう。

おそらく、
タコを海底から引き剥がしたところで、
竿が曲がり切ってしまい、

更にそこから、1m、頭上まで振り上げたいのですが、
無理。
しょうがないので、
そこから巻き始めます。


十分に針掛かりしていない公算が大。


竿に文句をたれている私ですが、

竿に非はなく、
チョイスした私が悪い。
やわらかい竿にするにしても、
極端過ぎたのです。

だって、
DAIWA曰く、
湾フグにも最適ですって謳っていたくらい、
繊細な竿なのですから。


白カッパさんから、
『そのまま、そのまま、もう少し、頑張れ。』
と、声援を受けつつ、


Iさんも、
玉網持って、
横でスタンバイ。


後ろでは、
100%、
Mさんが、バレロバレロ〜っと、
念力を送っているはず(笑)


そして、
残り2mってところで、
抜けちゃいました。


あ〜あ
茫然自失。
師匠のMさんの期待を裏切らない、良くできた弟子(涙)。

波が高く、今日は船室から離れられない船長も、
呆れ返っているはず(涙)。

タコちゃん、
さようなら、
でも、

さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束…ですよ。




そして、なんと、キタキタキタ、


7:50

タコです。
違うタコでしょうけど、
遠い約束は守られて、
カ・イ・カ・ン


今度のタコも、
竿ぶち曲げサイズ。
ていうか、
単に、
必要以上に曲がる竿なので、
必要以上のスリル(笑)


そして、
魔の残り2mってところで、
またぞろ抜けました。
笑うしかありません。

リアルに膝から崩れ落ち、
笑う私。


そして、よく見ると、
Iさんの表情が秀逸。

うわ〜、まじ、こいつ、
またやらかした…
下手くそすぎ…
半端ねえ…

という顔して、
カメラマンMさんに目配せ(笑)
お見せ出来ないのが残念。



その後、
Mさん、無事、2杯釣りました。


白カッパさんは、2杯追加し、
4杯です。
白カッパさん、
上手いだけではなく、
人格者。


Iさんが
手が離せない時、
代わりにすぐに駆けつけ、
タモ入れしますし、


圧巻は、
反対側なのに、
左舷の根掛かり騒ぎに駆けつけ、
『…これ、たぶんタコ!』
と叫び、
なんと、
本当にタコでした。



『何でタコって分かったんですか?』と聞くと、


『手で糸を引っ張った時、少し、横に動いたんですよ。あ、これはタコだなって思って…』


レベチ。
完全に脱帽でございます。


今日は1日、縦流し。
基本的に後ろ有利。
後ろを通過したタコも、
あと一歩手前ってところで、
白カッパさんのエギに絡め取られる被害妄想が脳裏をよぎり、



今日も坊主かな…と、
とうに諦めかけた、



9:40


良く覚えていませんが、
なんか、気付いたら、
タコ乗せていました(笑)



ヤバいかも。
また、
しっかり針掛かりしていない気がします。



白カッパさんの声援が、
前より激しく、
そして、
温かいものを感じます。


『ポンピングしないで。ゆっくり、ゆっくり。頑張れ。』


ポンピングも、
テンション保つ腕があれば、
有効なんじゃねって、
思いつつも、
3回目もバラシたら言い訳出来ませんし、
ここは、白カッパさんに従います。

うねりもドンブラ、
邪魔します。


白カッパさん、
ちゃんとうねりも考慮し、

『我慢して、耐えて。』
と、


的確なアドバイス。
はい。
耐えます。
耐えるというか、
もはや祈りつつ、
涙目になりつつ、

なんとかかんとか、
Iさんの玉網に、ネットイン。

やたー。


『いや〜ご心配、お掛けしました〜』
白カッパさんに振ると、


『いや〜、ホント、気を使いましたよ〜』
希望どおりのレスポンス、
分かってらっしゃる(笑)


Iさん曰く、
『俺が近くで網持って立っていると、またバレそうな気がしたから、ギリギリまで少し離れていましたよ〜』


えっ…(笑)

気を使ってくれていたんですね、
でも、
そんな不思議なことしていたなんて…(笑)



10:30
定刻より1時間早く、早上がり。


船中0〜5。
船中、型の良いタコばかり。



さてと
いつものように、
内蔵処理しますか〜

おや、
Mさんがカメラ構えてる、

自然にガッツポーズ。
ついでに、
見せびらかして、
写真のおねだり。

我ながら、子供。

土壇場での1杯。
嬉しかったです。


白カッパさんに
お名前聞きました。
白カッパさん改め、Sさんにします。



Sさん、いつもは、
鹿島の長岡丸。
船長の後輩なんだとか。
バラすとどやされたり、
マイクでタモ取り指示されたりと、
中乗りのように扱われているとか(笑)


さらに、
光来丸の船長にちゃんと挨拶しないと後で叱られるとかで、
船室に赴いていましたね(笑)


長岡丸、
どんだけ体育会系なんですか…
光来丸と仲良しですし、
今後
鹿島に行くとすれば長岡丸が良いな〜
なんて思いつつ、
光来丸の中野船長のような温和な船長をイメージしていましたが…

全く、違いました(笑)


ま、
それはそれで、
ちょっと、楽しみです。

Sさん、
光来丸に、
また来てください。
お待ちしています。



迷い道くねくね

2023-10-26 11:29:41 | タコ
2023.10.22(日)

大洗 光来丸


私、
このところ、
スルメ、タコと、
シケで中止の憂き目に遭って、
久しぶりの沖ですが、


その間、
季節はめぐり、


最低気温、7.3℃。
バイクで常磐道。
なかなかに寒かったです。


朝はすっかり遅くなり、

5時出船。



私…右舷ミヨシ。
Mさん…左舷ミヨシ。
サーフさん…Mさんとなり。


サーフさんは、
光来丸の常連で、
ブログ仲間ですが、
本日、はじめましてで、
ヨロシクお願いいたします。


私はMさんの弟子なので、
師匠の手前、
言いづらいのですが、


サーフさん凄腕です。
8月6日、タコ釣りで竿頭。
となりはMさんでした。
つまり、
Mさんに勝ちました。


言っちゃった(笑)


きっとあれですよ、
サーフさんが仕掛けを落としたら、たまたま、タコに行き合っただけです、
うん、
絶対、そうに違いない(笑)



師匠、
かくいう私は大丈夫。
弟子ですから、
ちゃんとわきまえております。
タコ、イカ、フグ、
師匠と同船の日は、
同点の日こそあれ、
決して勝ったりなどしていません。
弟子の鑑です。



ていうか、
ま、本当は、


どうしても勝てません(涙)
Mさん、もしかして、
私がいると、
気合入れたりしてません?



私は
性懲りもなく、
秘策を用意してございまして、


名付けて、
『蟷螂拳の変態様パクり大作戦』


変態様は、
8月27日、
彦次郎丸で偶然にご一緒した、
こちらの方で、


技術、釣果、理論、 
どれも変態の凄い人。



ブログを拝見すると、
惜しげもなく情報公開しているとか、
まさに人格者。



変態様は、

『オモリは海底で立てたり寝かしたりする』、
『オモリは決して浮かせない』という、
いわゆる、
セオリーどおりのソフトな小突きはしません。


理由は、
そんなんでは、
エギが動かないからだそうで、



変態様は、

『オモリを3cm浮かし、コツコツ落とす』小突き方。


確実にエギを動かします。


もちろん、
小突きがすべてではないでしょうが、
この小突きで爆釣しているのなら、
パクらない手はありません。



問題があるとすれば、


那珂湊、大洗沖の、
海底ステイもままならぬほどの、
潮流。


オモリが浮き上がります。


3cmコツコツで、
いつのまにやら、
100cmコツコツになりはしまいか。



また、
次のような釣法も紹介されています。



変態様は、

根のきついポイントで、
底から20cm浮かし、
3cm小突き、
つまり、
底から20cm→23cmの間をコツコツし、
爆釣したそうです。



『底からエギを離したらタコは釣れないなんて、誰が言い出したのでしょう。』
『騙されたと思って、やってみてください。』

…と。


タコ釣り概念、
ぶっ飛びです。


実は変態様も、
最初は半信半疑だったとのこと。



もともと、
浦安吉野屋の千田船長及び常連氏から教わった釣法。


てことは、
どうやら、
変態にしかできない妙技ではないはず(笑)



であるならば、


仕掛けが浮き上がった時、
応用して、
やってみるか。

でも、
あの潮流で、
20cm以内で収まるか、
はなはだ、
疑問ではありますが、


基本、3cm小突き、
オモリが浮いたら、
根性で、20~23cmの間で小突くイメージで、

ともかく、
誰よりも小突きまくり、
 
あとは、
竿頭を狙うのみ。




5:30
スタートフィッシング〜


周りでは、
ポツポツ釣れていますが、
なんでだろ、
私には寄って来ません。

海は綺麗なのに。



確実にコツコツ小突いているのですが…


じっと、
釣れた人の竿先を盗み見すると、

ん?
なんじゃあれ、
あれじゃ、
まったくエギなんて動いていないぞ。

おかしいじゃんか。

うぅぅぅん、
ま、
気にしない、気にしない、
たまたま、
あの人が仕掛けを落とした場所で、タコに行き合っただけのこと。


やがて、
船中誰にも乗らなくなり、


当然、
私にも寄っては来ず、

海はトロンコしています。



我慢我慢。
コツコツコツ。
うしろも気になります。
どうやら、
Mさん、サーフさん、
共に坊主です。


後半、
いよいよヤバくなった頃、
ついに乗せました、
Mさんが。


いつもクールに、
シレッと釣るMさんですが、
ガッツポーズ、
笑顔炸裂。
坊主のがれ、
相当に嬉しそうです。

聞けば、
タコで坊主の経験は未だに無いとのこと。
しぶとい。
しぶとすぎ。


私なんて、
今年だけで、
3回タコ坊主(1,2,8月)、
今日で、
4回目、目前ですよ。



決してあきらめたわけではありません。
あきらめかけているだけです。
多少、
小突き方を変えてみたり、
工夫はしています。



でも、
確実に、
何かが足りないのでしょう。


Mさん、
何度も巻き上げ、
仕掛けを入れ直し、
ヤル気のあるタコと行き合う努力していたもんな…



それに対する私の思考回路、


どうせ、
船は流れているんだし、
新しいポイントに入るじゃん、
そのうちヤル気のあるタコに行き合うってもんさ〜

それに、

仕掛けを上げている間にタコがスルーしたらイヤじゃん、

何より、

手巻きリールだし、
巻き上げるのめんどくさいじゃん、
てなかんじ。


駄目駄目思考回路全開、



あきらめモード。

お空も、
こんなに綺麗だな〜



Mさん、
2杯目追加。



サーフさん、

ナイス(笑)



さっき、
外道でもいいので、
なんか釣ってください、
ブログのネタにしますからって、
お願いしたからですね(笑)



いやいやいや、
笑える立場か?
外道はおろか、
石コロすら釣ってないぞ…


11:30
沖上がり。


船中0~4。
坊主3名。

Mさん曰く、
『釣れな過ぎて疲れた。』
って、
釣ってるじゃん…



私のとなり、
70代ベテラン、
タコ1杯でしたが、
ほぼ小突いておらず、
後にして思えば、
小突き方の加減が分かっている人。


私のとなりのとなり、
60代ベテラン、
タコ2~3杯、
最後に2kgの大型、
まったく小突いておらず、
この方も、
小突いちゃだめなのを知っている人。


左舷大ドモ、
タコ4杯竿頭氏、
Mさん、サーフさんに聞いたら、
ほぼ小突いておらず、
たぶん、
あえて小突いていなかった人。


Mさん、
タコ2杯、
バラシ1杯、
自己申告によれば、
ほぼ小突いておらず、
小突いているふりをする達人。


サーフさん、
タコ坊主、
バラシ1杯、
自己申告によれば、
しっかり小突いたそうで、
となりの達人に惑わされたかもしれない達人。



私、
タコ坊主、
バラシすら無し、
ガッツリ小突き、
変態様メソッドを盲信し、
使いどころを間違えた、
哀れな凡人。



概ね、
以上のことを船長に伝え、

尋ねました。


活性の低い時、小突かないほうが良いのかと。



船長答えて曰く、


『◯◯さんのおっしゃるとおりです。活性の低いときは、タコがエサを追う元気がないから、エギはあまり動かさない方が良いですね。でも、◯◯さん、そうかと言って、エギをまったく動かさなくても釣れませんからね。ちょうど良い加減を見つけるのがポイントです。』

とな。
なるほど。


やっぱり、
小突き過ぎてはダメな日だったのは、
間違いないな。




タコ釣りなのに、
小突いちゃダメとは、これ如何に。


1日で、

こんなに丸くなりました。


那珂湊沖の海底を、
粉砕し、
平らにしたのは私です。
まさに胴突き工事。



達人メソッド、
素人パクれば、
こんなもの。




現在・過去・未来
マダコに逢ったなら
わたしはいつまでも待ってると
誰か伝えて
まるで喜劇じゃないの
ひとりでいい気になって
活性低いあの人に
小突きまくっていたなんて

ひとつ小突き方 ひとつ間違えて
迷い道くねくね





にくまれそうなNEWフェイス

2023-09-21 19:36:29 | フグ
2023.9.18(祝)

大原 孝栄丸


大原のフグって、
どんなかんじ?
ちょいと遊んで来よ〜

4:00集合。

客は10人。
左右5人ずつ。
私は左の真ん中です。



大洗のフグで培った、
技術と経験、
うでだめし。

たのも〜

道場破りじゃい。
大原の船長に、目にもの見せてくれるわ(笑)


うそうそ(笑)


本当に、
大原には軽〜く遊びに来ただけで、
野望はおろか、
予習らしい予習もしてなくて、
気迫ゼロ(笑)



ところで、
おそらく、一見客は私だけ…かな?


普段から、
一見客がわらわら集まる船宿ではないとお見受けしました。
かと言って
常連がのさばっているふうはなく、
紳士的な客ばかり。


船長は、
なんていうか、
常連からの信頼も厚く、
頼もしいかんじ。



孝栄丸は、
昨日も一昨日も釣果欄を更新していません。
他船の釣果欄を見れば、
この2日間、
釣果がガタ落ちしたことくらい分かるので、ま、いいか。

ただ、
出船するのか心配になって、
電話確認しちゃいましたけど(笑)


他船の情報によると、
どうやら、
アカエイが釣れまくって、
フグ釣りにならないとのこと。


アクアライン
電光掲示板、風速12m。
バイクの私は南風に煽られまくって、
ふ〜らふら(汗)

釣りはできるのか、
心配になりましたが、
どうやら大丈夫。


Windyアプリでは、風速7m。
アクアラインが異常なだけでした。


4:11 出船。
30分経った頃、
夜明けの海。
暗いので、
スピードは控えめですが、
海はさほど悪くないようです。


目指すは、
ちょい北、
太東沖。


5:02

『はい、やってみましょう。25m。砂地です。』
ってことで、
スタートフィッシング〜


太東沖、遠浅ですね。
勝浦沖でこのくらい沖に出たら、
水深160mでしたもの。


私は、
空合わせのような、
そうでないような、
ゆっくりした動作で、
フグを散らさぬよう心がけます。

こちらから、
フグを引っ掛ける気持ちはなく、
あくまでも相手まかせ。

フグが勝手に引っかかってくれることを期待して、
上下運動をします。

傍から見たら、
『何してんの?』
ってかんじのフグ釣りです。


死んだイワシが海底付近を漂うようイメージするので、
『死んだイワシ釣法』と呼んでいますが、イワシは使いません。

紛らわしくて、ごめんなさい。



開始1分でした。


なぜか、
いつもはあまりしない、
短く10cm、
フワンフワンとした優しい誘いをして、


スッと軽く聞き上げた直後、
ガッと来たので、
もう無意識に、
グイーンと竿を上げると、
おお〜
フグが乗りました。
フグです。
たまらん。
船中第一号。
船長に目にもの見せてくれましたわ。


ま、
ビギナーズラックと思われるだけでしょうが…(笑)


けっこう、重いぞ。
良い引きしてます。

水面でご対面。

えっ?
ヤバっ。
『アレ』じゃん。
そのまんま抜き上げましたが、


後で見たら、
針が少しのされていました。
危ない、危ない。
針折れたりして、
バラしたら夢に出るところでした。

ちなみに私は、
鉄製の鮎掛け針を改造し、
カットウ針としています。

トラちゃんです。


アカエイを、
外しに出て来た船長が、ひと言、
『トラ?』


船長の声にこだまして、
右舷から、

『トラ?』
『トラ?』
『トラ?』

海なのに、
やまびこ3つ。

やっほー。


左となりの常連氏から、
満面の笑みで、
『おめでとうございます』を、
頂戴しました。


『ありがとうございます。トラ、初めて釣りました〜と、


抜かりなく、
さり気なく、
素人っぽさも演出します(笑)

たった1匹で、
この存在感。

貧果を覚悟の釣行で、
朝っぱらから大当たり、
人生、得てしてそんなもの。



そうそう、

船宿販売エサは、
アルゼンチンアカエビ6匹500円、
アサリ1パック300円。

エビが食われてもいいように、
保険で、アサリを付けておいて、

エビが食われて小さくなったら
アサリ追加で、
抱き合わせ。


ボイルアサリのクタクタっぷりに、
最初は釣れる気がしませんでしたが、
アサリ、いい仕事。
アサリ、疑ってすまん。


潮回りして、
すぐに、
2匹目を釣りました。
中サイズ。
左舷では、よそ者が、ひとり勝ちの、この状況、



私はもはや、

にくまれそうなNEWフェイス。


ようやく、
周りでポツン、ポツンと釣れはじめ、


にくまれそうなNEWフェイスには、
下に下にグイグイ引っぱる、
強烈な引き。
アカエイ確定。
とほほ。


船長は手鉤一発、
早わざで、外してくれます。
早わざなので、
写真はありません。


船の中には入れず、
空中で外します。
おかげで、
仕掛けは無事。
助かります。



あとで右舷の常連さんに聞いた話では、
昨日のアカエイは、もっと凄まじく、
今日の比ではなかったとのこと。


外房は、
イカはサバ、
フグはエイ。 
本命、外道まみれ。



トラフグ釣れた成功体験が足かせとなり、
トラフグ釣れた時の、短い幅のフワンフワンを多用し、
カットウにPEが絡まる始末。

こんなんじゃ、
釣れるわけねぇ…


初心にかえり、
自ら提唱する、
『死んだイワシ釣法』をします。
死んだイワシを漂わせるイメージ…


すると、
すぐに、


7:07

3匹目。
ヤバいデカさ。
トラフグが大きく見えません。
ちょっとやめて欲しい(笑)


7:50
4匹目、ジャンボ。


8:00
着のり。
サバフグでした。

外道には君もいたっけ、
忘れていたよ。


幸運な事に、
アカエイ、サバフグ、
1匹ずつで済みました。


周りでは、
アカエイ、3~5匹。


左となりの常連氏、
サバフグ、8匹。

ある時なんて、

サバフグが5~6匹、
水面まで常連氏の仕掛けを追いかけてきて、
仕掛けの周り、
凄いスピードで乱舞しています。
海のギャングです。

常連氏、水面で、
2匹をチェリーで掛けました。
凄い。

オモリがアオヤギ色でした。
サバフグの好みかも。

常連氏、
続けてシイラも掛けました。
針掛かりが浅かったのか、
バレましたけど、

アオヤギ色、恐るべし。




8:20

5匹目。
右手薬指、ガブリ。
あ、
フグ釣りしてたんだっけ。
チューチュー血を吸い、
ペッペして、
7回位で、
止血完了。


8:25

6匹目。
右舷の真裏、
麦わら帽子の常連氏の細いPEとオマツリしながら、釣れました。
本日、
最初で最後のチビフグでした。


そろそろ最初の仕掛け、
針先あまくなってくる頃、
ボツにします。
チョキチョキチョキ。
はい。どうぞ〜
外れましたよ〜


9:00
7匹目。
これまたジャンボ。


飽きない程度に、
ポツンポツン。

太東沖。



左舷の様子は、

ミヨシの常連氏、
左舷ではトップかも。
私、負けている気がします。
しっかりゼロテン、
アタリを見てます。
チョン、チョンと、空合わせは小さく丁寧。
教科書のような釣りが出来ています。


ただ、
負け惜しみを言うと、
フグが小さいのばかり。
そして、
アカエイばかり。

チビフグとアカエイ、
あの、ピョンとした動きが好きなのかしら。



 
右となり。
年配の方。
常連ですが、
手が合っていないようです。
無駄に糸ふけ出してオマツリしてくるし、
ちょっと厄介。



胴の間に、
NEWフェイス。


左となり。
かなりの常連。
お住まいは、茂原市。
腰が低く親切で、
私が釣っても、
自分が釣っても、
話しかけてくださる気さくな方。


トモのお兄さん。
左の常連氏のお連れ。
かわいそうに、
不慣れのようで、
ほとんど釣れず、
意気消沈。
休んではいないけど、船酔いしてたかも。



9:30
移動開始

バッシャン
バッシャン
後ろに避難。



僚船も一斉に集まり、

9:55 
アナウンス。
『根掛かりします。はい、どうぞ。』 


水深12m。
残り1時間、
第2ラウンド。


はは〜ん。
知っていますよ、
大原の根周り、
このパターン。


ガリンガリンの根に、
ボーボーに生えた海藻の中、
底に着けず、宙の釣りをするんですよね。


にくまれそうなNEWフェイス、
宙のフグ釣りなんて、
したことありません。


本当に釣れるんかいな。


着底の瞬間、
必ず一瞬、根掛かりしそうになります。
こりゃ、大変。
手強いポイントです。


ここでの狙いは、
アカメフグ(正式和名ヒガンフグ)。


動きののろいフグですから、

『死んだイワシ釣法、のろのろバージョン、宙釣り編』



開始15分。
10:10

ドンっ。
うおっしゃ。
乗せました。
どうした、私。
いつになく、やることなすこと、当たるじゃないか〜


後半戦、
船中、第一号。
8匹目。
ガマガエル。



再びの、

にくまれそうなNEWフェイス。


左の常連さんに、
『タナはどれくらいですか』と、
聞かれましたが、
NEWフェイスに聞くんですか(笑)


『宙です。根掛かり怖いので、底から20~30cm上げてます。』って、
お答えしましたが、
もう少し高く上げていたかも。


ミヨシの常連さん、
左の常連さん、
上手い人にはポツン、ポツン釣れだしましたが、
慣れていない方は、
フグ釣る前に地球釣って、
仕掛けロストのくり返し。



左の常連さん、
2匹目のアカメフグは、
野良猫。
デカっ。


NEWフェイスは、
2回ほど、
アタリがあって、
掛けそこね、
悶絶。
後半戦、思いの外、楽しい〜



10:38
私にも2匹目が掛かり、
こりゃ、楽しい〜
9匹目。
再びのガマガエル。


11:00
沖上がり。

トラフグ、下に隠れています。
アカメも良いサイズ。



着岸。

スタッフ総出で、
早い。


道具をバイクに積み込んだ頃には、
全員分さばき終わって、
すぐに帰れました。


トップは11匹。


下船後、
ロストしまくりの常連氏に船長曰く、
『PE、細いとすぐ切れてダメだよ。
3号が良いよ。』


針に掛かった海藻、
むしり取れますもんね。
私はPE2号で、
海藻2回むしり取って、ロスト無しでした。


修行が足りないネ

2023-09-15 10:18:41 | スルメイカ
2023.9.10(日)

勝浦 釣丸(ツリマル)


あこがれのビール瓶、
勝浦のスルメイカ。
ドキドキの船えらび、
どの船にしようかな〜


比較検討していたら、
びっくり丸発見。


釣丸。

異様に空いています。
先週、日曜、客1人、
平日、連日、客1人。
それでも出船するんだ…
どんな船よ…
どうして客来ない…



口コミによると、

『正直な船長。他船のように盛らない。釣らせるために厳しいアドバイスがある。』

『釣らせたい気持ちが強いので、モタモタしてると叱られる。』

『愛想はない。アドバイスが厳しく聞こえる。』

『いつも空いている。』

『通うほどに上達が実感でき、船長に褒められた時の喜びは格別。』

『釣り好きが高じて、脱サラして船長になった。』

…等々。


ちょっと怖いけど、好きかも…
恋の予感(笑)

集合4:00。
客3人。
右舷に並びます。


評判どおり、
愛想がないというか、
無口な船長(笑)


一方で、
常連さん2人から、
最高の笑顔で、
『よろしくお願いします』と、
先に挨拶されちゃいました。


先手を取られて、
慌てる私。
恐悦至極。
深々頭をさげて、
こちらも、
『よろしくお願いいたします。』


無愛想な船長を慕う、
にこやかな常連の図。
バランスとれています(笑)


乗船名簿。
私の上に約15名、
ALL60代&70代。
52才なんて、坊や、若造っす。



4:11

出船。
釣りの準備が整った頃、
トモの常連さんが、
私の所にやって来て、


『よろしくお願いします。直結苦手です。下手くそなので、ご迷惑かけないよう頑張ります。74才です。』


よくよく聞けば、
ずっとブランコ専門で、

つい先日も、
釣丸でブランコスルメ。
でもサバがひどかったので、
今日は直結の練習。

市原市にお住まい。
内房、南房もやるけど、
外房メイン。
勝浦もいろいろ乗って、
釣丸に行きついたとの由。


『最初はとっつきにくいけど、良い船長ですよ。』
とのこと。

山がちなので、
陸がよく見え、
近くに感じますが、
実はけっこう沖ですね。


良い凪。
僚船が周辺に散らばり、
8隻位。


船長、無線で情報交換しつつ、
しばらく探索、
狙いを定めて、



5:15
スタートフィッシング〜

アナウンス。
『140m。底から10m、行ったり来たり、やってみて。』


ちなみに、

直結×3
ブランコ×1
持参しました。


直結でやりますが、
ブランコ有利だったり、
船長の指示があればブランコにします。



YouTube、
予習しました。


鬼シャクリ。
からの、
ゆっくり下げつつの、
竿先凝視。
フワンとしたら、引っ掛けてやる〜


残念ながら、
全く反応ありません。


最初は見切り早く、
5分ほどで、
『はい、上げて。』


ん…

あぁ…

やっちまった…

仕掛けが、上下逆でした。
筋トレしてただけ(笑)
 

コソコソ付け替えましたが、
船長にバレたかな…

FFTスルメイカ竿SH
シマノ4000(BEAST MASTER)
道具も号泣しているぜ…


最初の流しが、
ノリノリバリバリじゃなくて助かりました。
危ない、危ない。



その後、
ミヨシの常連さんが単発ながら、
ポツーン、
ポツーン、
ポツーンと3杯。



フッと軽くなりました。
オモリは絶対取れましたが、
多少の抵抗があるので、
高切れではなく、
ツノが何本か残ってる?


ツノ8本、
全て無事でした。
底から浮かしているので、
根ズレじゃないし…
よくよく見たら、
オモリの上のチチワ結びが、
途中で噛みちぎられている…
サメ…
スミヤキ…
なんだろ…


サメだとしても、さすがにオモリ食べさせたら可哀想ってもんです。
オモリ、
黒く塗ってくるかな。
それでも食うってんなら、知りません(笑)



サバアタック激しく、
ブルブル掛かります。
18cm飲み込むのかい…

高速巻上げで、
竿をブンブン煽って、
サバ振り落とし、
再度仕掛けを落とせばまた、
サバアタック。
サバ海峡。



やばいな〜
このまま坊主とかあり得るよな〜
最近の釣果欄、普通に坊主いるもんな〜
ま〜、
まだ朝だし、
なんとかせねば。

活性が落ちる前に釣って、楽になりたい。



6:30

ズンと来て、
重っ。
乗ったー

グイングイン、
スルメイカ確定〜


電動リール、
ウィーン
ウィーン
ウィーン
ウィーン
深い。
まだ、100mとか…
バレやしまいか、ハラハラ。


重みと、
時々のグイングインが、
幸せ…
バレるなよ~
バレるなよ〜


いよいよ取り込み。


直結です。
糸を下げたら、
サヨウナラ〜


怖くて投入器になんてツノは入れません。
座席の上のマットにポンポン置くだけ。
指サックで糸がズルリと滑らないよう、指に神経集中。


お〜
見えた〜
1番下のツノか〜
デカいんじゃないの〜


海面から出たら、
ドッピューン〜
海水噴射。
顔面ねらってきやがった…
かわしましたが、
少し濡れたし、
海水は頭上を超えて行きました。
図体でかい分、よく出るし、よく飛ぶわ…


無事取り込めました。
斜め上からとはいえ、
18cmツノちっちぇ。
ビール瓶認定っしょ。


トモがまだ釣れていないので、
喜びを声には出しません。
男は黙って再投入。


イカと追いかけっこし、
群れに当てる流しはしません。

勝浦は、
群れが入るのを待つ、
独特の流しをします。
慌てることはありません。


ミヨシの常連さんなんて、
流している最中、
船上干しして再投入ってなこともしてました。
のんびりしたものです。


潮が大人しく、
3人しかいなくて、
全員直結。
船中、
オマツリゼロでした。



ミヨシ3杯、
私1杯の後、
誰も釣れない時間帯。
かれこれ2時間…

トモの常連さん、
投入時、
投入器の割れたところで糸を引っかけ、オモリロストし、
やる気を失い、
片付けはじめましたが、


『まだ時間がある。やっていれば釣れるから』と、
船長に諭され、戦線復帰。
船長、ナイスです。


途中、
和八丸・不動丸を見たら、
どちらも10人位乗っています。
釣丸で正解。


船団ばらけて、
釣丸、
少しずつ、西へ北へ。


9時頃

水深160。


船長、活性の良い群れに当ててくれました。

サバ攻撃メインですが、
そんな中、
ミヨシの常連さんが、再び乗せはじめました。


こりゃ、
教えを乞うしかあるまい。



『どうやったら釣れますか?』

身も蓋もない質問ですが、



『下げたらダメ。外れちゃうから。こうやってシャクるでしょ、このまま下げないで、シャクった分、電動で巻き取る』って、


実演交え、
ご教示くださいました。
ニコニコです。
優しい〜


ありがたいのですが、
どうあっても、
なにがなんでも、
下げちゃだめ?


シャクって、
乗ってなきゃ、
下げて良いのでは?


YouTube予習では、
下げつつ、
イカの触りを見る釣り方が、
セオリーでしたし…


それに、

ミヨシの常連さん、
ほぼ、
1番下のツノで釣っているじゃん。
上に上に仕掛けを上げたら、
そこにスルメイカ、いなくね?



でも…

釣れてる人が言うのです。
釣れない人は従います。
言われたとおり、やらせて頂きます。


ズン。
すごい。
本当に乗りました。
すぐに乗りました。


軽いので、 
巻上げ途中、まだ付いているか半信半疑になりますが、
時折、グイングインするので、
付いています。


胴長20cmちょいの、
スルメイカとはまだ呼べない、
スリムなニセイカ。
上のツノでした。
上に上に誘ったおかげです。
アドバイス、恐れ入りました。


これまで私に対し、
ほぼ沈黙の船長でしたが、
この頃から急に、
かまってくれて、

船室から顔出し、
私を見てる(汗)…
近い(汗)…


でも、
どうこうしろとか、
アドバイスはありません。


グイッと乗せて、
巻き始めたものの、
なんか軽いな〜
船長にも見えるよう、
あざとく、
分かりやすく首をかしげていると、

『イカ、付いてないよ。』
ボソリと言われました(笑)



『下げちゃダメだよ。』
とも言われました。

え?
いつ?
どのタイミング?
とも思いましたが、
怖くて聞けません(笑)


このポンコツに、
なんとか釣らせようという、
オーラ。
まなざし。
プレッシャー。
愛のようなもの…は感じます。


でも、
なぜ急に教える気になった?

ポンコツだと気付いたから?
時合なので、教えるなら今だから?
常連に教えを乞う姿を見て、
コイツ、学ぶ気はあるじゃんって思ったから?
聞くなら、オレに聞けよって思ったから?
どうなんですか?

…とは、
怖くて聞けません(笑)



竿先にさかんに現れる、
サバシグナル、
サバアタックを見て、

『それ、サバだよ。』


そんくらい、分かりますよ〜
とは、
恐ろしくて言えません(笑)


ま、
オモシロくしようとして、
誇張して、
怖がっている風に書いていますが、
実際、
優しいです。
実は、
言葉づかい丁寧です。
そこはやはり、元サラリーマン。
たまにいる、
乱暴な言葉づかいの船長では決してありません。


なんていうか、
例えるなら、
息子とうまくコミュニケーション取れない、
不器用な父親。


若しくは、


工事現場で、
やる気のある新人を見かけ、
目を掛けてやりたいけど、
優しく接するなんて柄にもねぇことできるかよと、
背中を見て学んで欲しい、
高倉健の
『自分、不器用ですから…』がモットーのベテラン親方。

伝わる人、
いるかしら?


巻き落とし、
着乗り、
グイングイン。


『乗ったじゃん。それ、イカ。』
船長からお褒めの言葉。
いや、
褒めてはないか(笑)



このチャンスタイムで、
私、3杯追加→4杯。

ミヨシ氏、8杯追加→11杯。

トモ氏→4杯
やめなくて良かったですね。
左のが最初のビール瓶。
さらにデカいの、釣れました。
これの多点掛け、
ヤバいだろうな〜


再び、
ぱったり釣れないタイム。

風が全くなくて、やばい。
顔から汗が、ボタボタ。
沖に僚船が見えます。


10:15
アナウンス。

『あと、30分ちょっとで上がります。ラストスパート、頑張ってください。』


10:40

アナウンス。
『最後の流しにします。』


ズンッ。
重っ。
すぐに乗せました。
嬉しい。
嬉しすぎる。
ラスト流しで乗せるなんて。


無事に巻けて、
竿を置き、
たぐり始めます。
たぐる糸が重いです。
今日はニセイカ以外、
すべて1番下の8番目のツノ。
待ち遠しい。


嬉しすぎて、
無意識に、
ちょいと覗いてみましたら、
水面下に立派なビール瓶。


有頂天になった私、
肝心な事を失念。


覗き込むため、
身体を船べりに寄せた時、
寄せた分、
糸は海へと下がるのね…

そして、
ビール瓶はゆっくり海底へ…


『アーーーーー…』
天を仰ぐ私。
悔しすぎる…


『ゆるめちゃダメだよーーーーー!』
船長、嘆きのお言葉。



船中、11,4,4でした。

尚、
沖で見かけた、
和八丸0~9
不動丸2~10。



着岸する時、
74才トモ氏の、
絶妙なイジリ。


ひと言、
『逃がしたイカは大きかったですか?』


思わず大笑い。
『はい。大きかったで〜す。』

逃がした甲斐、あったかも(笑)



下船。

バイクに道具を積んでいる私の近く、
通りすがりの船長、
ボソリとひと言、


『ちょっとまだ、修行が足りないネ。』


笑。
船長からもイジリ。


あの、
最後の最後に逃がしたイカ、
皆さんの心にもよほど深く刻まれた模様。


『ちょっとどころではないですけど…』
と返してみると、



『目の前で、ゆるめちゃダメだよー(笑)』


どうやら、
愛想のない船長、
笑わせることに成功。


スルメイカ、
また来ます〜