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ウロコナイ釣行

PENNロングビーチ60

2024.1.3(祝)


大洗 光来丸


タコ専用オールドリール、
また、買いました。
これで、4台目(笑)


ようやく、
伴侶となるリールにめぐり逢った気がするので、
まとめて、おさらいすると、


初代

PENN セネター4/0
ゴツ過ぎました。


二代目

PENN ジグマスター500
ハイスピードゆえに、
ちょっと、パワー不足。


三代目

オリムピック レベルライン胴突400M
触ってはいけないレバーが、
触りがちな場所にあって、危険。


そして、四代目

PENNロングビーチ60
ギア比 1:2.5
糸巻量 16号200m(私はPE3号)
自重 546g


セネター4/0と似ていますが、
比べたら、
自重、糸巻量、40%OFF、
ほぼハーフサイズ。
もろもろ、ちょうど良さげです。


尚、

すべて、
分解・洗浄・グリスアップ済のものを購入したのにもかかわらず、
お値段、どれも、5,000円ほどと、
破格のお値段。
 

プレミア価値など、全く無く、
私と同様、
ただ古くて、単純で、低スペックで、ポンコツなだけ(笑)
出船。


本日のエギ達

蛸嵐3本にだけ、
豚バラ巻きました。


やや南の海域にて、
スローダウン、
アナウンス、
『水深37m。はい、やってみましょう。』
で、スタートフィッシング。


本日の座席

親しく接して頂いた方をさらりと紹介。


『ロッドビルダーさん』
竿が、赤と緑の迷彩ボディ、オレンジ穂先、奇抜な自作竿。
気さくに周りに話しかける、
ちょっと得体の知れない(失礼)、
すご腕さん。


『大阪の小栗旬さん』
乗船名簿をチラ見して、
住所、大阪と知り、
さては、はるばる大阪からやって来た、道場破り…
『タコエギ釣りで、関東のもんに負けるわけないやろ』
とか、
『目にもの見せたるわ』って、
思っているはずですし、

加えて、
小栗旬似のイケメンです。
ビビらずにはいられません。



第1投目
開始して、ほんの10分


6:25


ロッドビルダーさんが船中初ヒット。
むむむむむ、となりに先を越されました…でも、
いるよいるよ、タコいるよ、
近くにお友達のタコが、まだ、きっといるよ、
チャンスだよ〜って心躍らせた、その、

8秒後、


むにゅん。
むにゅん。
海底から離れないタコの抵抗。

せ〜の、よいしょ〜
乗せました。
となり同士で、ダブルヒット。


『○○さんも乗ったの?』と、船長から声が掛かり、船長自ら玉網持ってスタンバイ。

『小さいっすよ。』
と言うと、
 

『いやいや、○○さん、小さくても貴重ですよ。絶対取ってよ。』


『そうですね、これバラして坊主だったら、Mさんから、新年早々、何言われるか分かりませんからね(笑)』と、


釣友をネタにして、
船長から笑いを取りつつ、

無事、小ダコ、釣れました。

これで珍しく、
朝から気が楽になり、
心穏やかな釣りができるってもんです…


が、
そう、うまくはいきません。


船中、ポツリ、ポツリと釣れていますが、
タコちゃん、私の誘いには乗って来ず、釣れなくて、
心穏やかではありません。


一方、ロッドビルダーさん、上手いなぁ…
次々乗せて、ひとり勝ち。
竿頭街道一直線。


大阪の小栗旬さん、
少し出遅れていましたが、
3kgの大ダコをGET。
やるなぁ…



そして、
ついに、
私はやっちまいました。
なんと、竿ぽちゃ。


いや、うそ、正確には、


竿が手から完全にはなれ、
万事休すと思われた直後、
尻手ロープをつかんで、
竿ぽちゃ未遂で済み、
危ない危ない、
助かりました(汗)


尻手ロープが伸びきる前、
竿尻のすぐ近くをつかめたので、
沈みかけたのは、竿先のみ。
リールを濡らすことなく、
素知らぬ顔で、
何事も無かったように釣りを続けようとする私に、


『流石ですね。やっぱり大事ですね、ロープ。』と、
鋭く
ロッドビルダーさんに突っ込まれ、


いやいやいやいや、
流石だなんて…
ポンコツなだけですよ、
お願いだから、褒めないで…あ、褒めてないか(笑)


とりあえず、満面の作り笑顔。
次に、竿尻を指差し、
にんまりガッツポーズで返す私。
恥ずかしくて、声になりません。
喋れよ…(笑)



朝イチ釣れてから、
鳴かず飛ばずで、
3時間経過の、

9:20

大阪の小栗旬さんが
竿をぶち曲げました。
大ダコです。
でも、短竿なので心配。
糸が船底に潜り込んでいます。


つい先日、右舷で1日で2回も、船底張り付き&サヨナラ事件ってのを、目撃したばかりの私、
気が気ではなく、
思い切って、
柄にもなく、
『もっと体を乗り出した方が良いですよ。』
なんてアドバイスし、
小栗旬さんが私の声に反応したと思われた、
まさにその瞬間、


テンション抜けて、バレました。
え…
ウソ…
余計なこと言わなきゃ良かった?


むにゅん。
むにゅん。
むにゅん。
むにゅん。
まじか…
このタイミング…同じタコ?


そ〜りゃ。
うぉっ、ぐぬぬ、重い。
やっぱ、同じタコ?
ぐぎぎ、ぐぎぎと巻き始めると、


『○○さん、それ、絶対取ってよ〜』
と、船長が船室から顔を覗かせ、
私に檄を飛ばします。


光来丸船長として、
苦労して見つけた大ダコ、
誰かがバラしても、
誰かが取れば光来丸の釣果、同じこと。
よその船には取らせないぜってことでしょうか?


大阪の小栗旬さん、ごめんよ〜
という思いと、
船長からの、やや本気の要望にたじろぐ気持ちが相まって、


『プレッシャー掛けないで〜』
と、おちゃらけた返事で、
笑いにもっていこうとする私。


今日はうねりが大きいです。
うねりで船が持ち上がると、
テンションMAX。
リールを巻く手が止まります。


意図的に巻かないというより、
物理的に重くて巻けないだけですが、

これだけテンション掛かっていれば、きっと大丈夫。
巻かなくても、
抜けはしないはず。
逆に、例えば電動リールで強引に巻いていたら、
身切れするんじゃないかしら。


うねりで船が下がれば、
テンション軽くなって、
くるくるリール、巻けるので、


手巻きリールは、
結果的に高性能な手動ドラグ。
やっぱ、手巻き、良いんじゃね?


とはいえ、重いし、
50mは、長いし、


大ダコは、
自らエギを外すっていうから、
あんまり、ゆっくり巻いていたら、エギを外されそうですし、


タコはだいたい広がって、
潮を受けて、流されて、
右舷の場合、どんどん船底に潜り込み、
左舷の人とオマツリしたり、
船底に張り付かれたりと、
危険がいっぱい。

タラタラ、巻いてはいられません。



PENNロングビーチ60が、
左の手のひらで、軋み、歪むのを感じつつ、 
魂込めて巻きます。


がま船ヤリイカ竿2.05mをなるべく水平に保ち、
腕には乳酸をためつつ、
なるべく前方に乗り出し、
もはや、格闘技。


20m、10m、5m、
タコが近づいて来れば来るほど、
PEラインが船底に潜り込み、
イヤな予感しまくり…


でしたが、

無事、ネットイン。



お役御免。
やれやれ、良かった。


思いの外、大ダコでは無いな(笑)
ん?
左舷のPEラインとオマツリして、
綱引きしてたじゃん。

そりゃ、必要以上に重いわ…
タコをデカく写そうと、
この後、バケツに入れました。
バケツの中で、タコに広がってもらう魂胆でしたが、
側面に張り付いたまま、
水中では広がらず、
写真は断念。


タコにも個性があるようで、
こいつは、
吸盤の力が恐ろしく強い筋肉質な野郎です。
剥がすのに難儀し、
無駄な労力使いました(笑)


ちなみにこの写真は、
沖上がり後、

自ら、
『ヤラセ写真お願いします。』と、
中乗りさんに要求したもの。

やはり、このタコ、
吸盤強いっす。
こいつのお陰で、
すっかり、気楽。


9:45

ロッドビルダーさんが、
『年末に私が11杯釣った話、聞いてもらえますか?』

なんて、
思わせぶりなもの言いをしてきたので、


何々?
その訳ありそうな話し、
詳しく聞きたいですが、
良く聞こえませんよと、
よろけて、
少しロッドビルダーさんに近寄りかけたら、


いつの間にやら、
タコ、乗せていて、
こねくり回していないうちに、条件反射的に、
よいしょ〜っと、アワセてしまいました(汗)



『会話の方に集中していて、事故で、たまたま乗せました。掛かりが浅くて、バレるかも…』と、
自分の窮状を訴えると、


『殺気を消すと、タコ、乗りますね〜。話の続きは釣ってからにしましょう。』
と、話しはお預け(笑)


今度のタコはリール、余裕で巻けて、

3杯目
中タコ。
私は以上、3杯にて終了。


沖上がり間際、
右舷胴の間で4.4kgも上がりました。



先ほど中断した、
ロッドビルダーさんの、
年末、タコ11杯の話ですが、


『そんなに釣れるのかと期待されても困るから、7杯ってホームページに載せるね』
と、船長に言われ、
実際、
7杯と書かれたそうです。
そんなこと、あるんですね…


どこの港かは教えてくれましたが、船名までは秘密とのこと。


どうしても気になって、
下船後、
中野船長に聞いたら、


『おそらく、○○丸かな。たくさん釣れても、あえて釣れていないことにしていたっていう話、聞いたことありますよ。他の船に釣れる場所を隠しておきたいから。』とのこと。


タコで有名な船ですが、
不思議と近くで見かけない気がするなと、
実は、私も感じていましたが…
なるほどね(笑)


年末年始、
年をまたいでの連荘竿頭、
すご腕のロッドビルダーさんの仕掛けはというと、
豚バラ肉でエギをクルクル。
アスパラベーコン巻きみたいにしまくり、
時間がもったいないのでは…
と思うくらい、巻いていました(笑)


小突き方は、
この時期らしく、
あまり動かさない戦法。

ぴょん…ぴょん…
若しくは、
ツン…ツン…
と、エギに刺激を与える程度の小さな小突き。


沖上がり後、
大阪の小栗旬さんに、


『小栗旬に似てるって言われませんか?』
と聞くと、


『はい。よく言われます。でも、似ているのは、顔の下半分ですよ。』
と笑顔で、
手で半分に仕切って見せてくれました(笑)


『大阪からどうやって来たんですか』
と聞くと、


『仕事で大阪に住んでいますが、実家は群馬です。今、帰省しているので、群馬から来ました。』


『あ、なるほど。では、大阪の小栗旬では無くて、群馬の小栗旬でいいですか?』

って、何だよ、その質問…
アホすぎる質問、失礼しました。


ちなみに、
明石のタコ釣りはしていないそうで、
勝手に一方的に、
朝から身構えていた私、アホでした(笑)



さて、

結果発表。

ホクホク顔の船長曰く、
今日は、
10回流して、外れ無し。
爆釣流しは無くとも、
1流し、1〜4杯、釣れ続けたとのこと。


2日前(元旦)の時化で、
昨日はうねりがひどく、
苦戦し、
最後に入ったポイントで上手い人の活躍でなんとか形になったほど悲惨だったそうですが、


船長、
実は、今日の方が心配だったそうで、
船中4杯とかを覚悟していたそうです(汗)

なぜなら、
時化直後よりも、
貧果は時化から少し遅れて来るからとのこと。
そ、そうなんですか…
知りませんでした。
恐ろしい。


今日は、
昨日最後に釣れたポイントに直行し、
朝イチからそこで釣れたし、


少しずつずらして流し、
結局、
同じ場所で1日粘りきることができたし、
根掛かりする人を見なかったほど、
やりやすいポイントでした。



釣果をみると、
ミヨシ有利の印象ですが、
実はトモ有利だったとのこと。


たとえ有利な席でも、
小突き方が合わなければ、
まったく釣れないタコ。
難しいです。


私は、これで、
今シーズンのタコ、おしまいにします。
蛸神様への昇進は、
来シーズン、再挑戦(笑)



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コメント一覧

urokonai
Mさんの腕でも、秒でPEが船底こすってしまうとは、
相当にやりづらい日でしたね…
昨日はおつかれさまでした!

来シーズンのタコ釣り、
少しは成長して、
師匠の背中が見えるように、頑張る所存です!

次は、
ヤリイカか、フグでお会いしましょう!
M
『そうですね、これバラして坊主だったら、Mさんから、新年早々、何言われるか分かりませんからね(笑)』そんなこと言いませんよ、心の底からい・つ・も俺の分のタコ取っておいてくれてありがとうと感謝します笑

右舷の船底蛸張り付き事件は起こりませんでしたが右舷には長竿。昨日は特に感じました。175の竿では懐狭くて流れがキツく秒でPEが船底とチュッチュしてました。

そろそろがま船ヤリイカ竿2.05m里子に出しませんか?

何はともあれ蛸シーズンお疲れ様でした!
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