ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

右舷のタコは、やりづれぇ…

2022-12-30 08:50:56 | タコ
2022.12.25(日)

大洗 光来丸



渡りダコ、
人気につき、
12月の光来丸は予約が取れないでいましたが、

キャンセルが出て、
乗れることになりました。


ただし、
私の苦手な右舷です(笑)



さて、

光来丸に、
『蛸神様』が数人存在します。
恐れ崇め奉られる変態です。


蛸神様は、
ワンシーズン、3回竿頭になると認定されます。


そんな蛸神様に最初に認定された、
初代蛸神様である、

変態Mさんですが、
なんの因果かマッポの手下、
スケバン刑事麻宮サキで、

私のブログ読者で、


今日は、
そんなMさんに釣行後、
『お食事でもご一緒にいかがですか』と、
デートに誘われていて、


これはもう、


『ウロコナイ、許さんぜよ』と、
ヨーヨーと竹刀でボコボコ確定です(笑)



Mさんは左舷1番、
私は右舷6番(トモ2番)ですので、
対角線上に真逆、
残念ながら、離ればなれ。




Mさん情報では、
私の右となり、
『右舷大ドモの、Tさんは上手いです。竿頭候補です。』
とのこと。


よし。
今日はTさんから学ぼ〜(笑)



Tさんは、

『中野さ〜ん、今日はどのポイント行くの?』
って中野船長に聞くほどの常連っぷり。


こりゃ、
本当にたくさん釣りそうだ…




第1投目。


『ここのところ、暗いうちは釣れていません。我慢です。今日は大型狙いです。小さいのは狙いません。根がかりに気を付けてください。気を付けても根がかりはしますが…』

と、アナウンス。


大型狙い、いいですね〜
渡りダコ釣るよ〜
坊主上等ですよ〜
あ、いや、坊主はイヤけど…


オモリ指示は、
右舷80号、左舷60号ですが、


うおりゃ。
120号をドボン。


過去の釣果欄にこんな記述がありました。


2021.9.8
『右舷のお客様は、仕掛けに付け物が多い時は120号持参しても良いです。』


右舷が苦手で、
何とかしたいあまり、
しょっぱなからの120号です。
反則っぽいけど、
良いでしょ。

念のため、
80号も持っては来ています。



『オモリ、何号使っていますか?』
Tさんに、沖上がり間際に聞かれ、
120号と答えると、


『重くしても、同じでしょ。やっぱり流されるでしょ。多少、底立ちは取りやすくなりますけど。』

と、教えて頂きました。


デカいオモリを使っていて、
しかも、
流されて苦心していることまで、お見通しでした。
Tさん、流石です。


120号でも駄目…
今日、心に誓いました。
もう、絶対に右舷には乗るもんか(笑)



船長の予言どおり、
暗いうち、すぐには釣れません。

ようやく、

アナウンスが入り、
『型を見たので、左舷だけ水を出します。』


伝言ゲームで、
左舷ミヨシが釣ったと分かりました。
お〜…流石、Mさんです。



ちなみにですが、

釣果写真のMさんは、
いつも弾ける笑顔で、眩しいです。
見栄えの良さは、
若さもあるからだと、ひがんでいます。
最低ですね。


ひねくれ、
しょぼくれ、
貧果で写真も撮ってもらえないオヤジの、
ジェラシーです。



はて、

どれくらい、
右舷は釣れていなかったっけ…

たしか、
1時間は誰も釣れなくて、
ようやく前の方で1杯釣れて、

その後すぐ、
私の左隣の方も、
小型ですが、1杯釣りました。
(名前が分からないので、Xさんとします。)


Xさんは、
釣り上げるまで、
タコが付いているか、分からなかったそうです。


そしてまた、沈黙の右舷。
渋いです。



トイレに来た船長に、
Mさん、何杯か聞きますと、
朝釣った2杯のまんまとのこと。
左舷も苦心しているようです。


開始2時間後…
なぜか突然、
ゴールデンタイム、私だけ。
どうしたどうした?
ヤバいんですけど…


1杯目。
モニュッ。
おっ、来ました。
タコちゃんのシグナルです。
たまらん。
たまらんな。

そのまんま、
ぐんぐんぐんぐん小突き続け、
うお〜りゃ。

2~3回巻いて、
よいしょ〜っと、追いアワセ。
完璧。
こりゃ、たまらん、楽し〜


期待したほどの型では無かったですが、
まあまあの型。
1kgあるのかな?
800gくらいかな?
600gくらいかな?
実はさっぱり分かっていません。


2杯目。
立て続けに、
モニュッと来ましたよ〜
うっしっし。
はんはんはんはん小突きを続け、
うお〜りゃ。
もういっちょ〜っと追いアワセ、
同じくらいの型が釣れました。



なんと、再び、モニュッと来ました。
どうしちゃったんだ…連荘じゃん。
タコが急に寄って来るじゃんか…


ねちねちねちねち小突き続け、
そろそろ良いかな〜
うお〜りゃ。

ぬぬぬぬぬ…
重っっ…
ぐぎぎぎぎ…ま、巻けない。

いや、巻ける…
根がかりじゃない、タコだよ。
ヤッバイね、こりゃ、デカい…


2kg級のタコとは別モノです。
4kg来たんじゃね…
こりゃ来たね…
ゆっくりとしか巻けません。

バレるなよ〜
バレるなよ〜
う〜ん、巻けない…バレちゃうよ〜
ぐぎぎ、ぐぎぎ、
のろ〜りのろのろ巻きます。

Tさんが、
『石井さ〜ん、出番だよ〜』
舳先の石井さんを大声で呼んでくれました。
あ、あざーす。


『あと、20m位?』と聞かれ、
『いや、10m切りました…』
いよいよ、もう少し…

わくわく過ぎて、思考回路が麻痺。
もう少しでご対面…
7m、6m、5m…

ス〜ン…軽くなっちまいました…
え…まじ…
ウソだろ…

嗚呼…
こりゃ夢に出るよ(涙)


ですが、

このあとも私の快進撃は続き、
モニュッと来て、
乗せて、
バラして、
すぐに落とし、
たぶん同じタコを速攻で乗せて、
これで3杯目ゲットです。

出来過ぎです。



竿頭候補のTさんとしては、
心中穏やかではありません。

急に、
となりのヘナチョコがバンバン乗せてる状況です…


Tさんからの質問です。
『玉が付いてるそのエギは、どこのメーカーのですか?』

嬉しい質問です。
激安メルカリ品です。
玉は自分で付けました。


前回のおさらいをしますと、

アイの部分があまりにも、
モロかったのです。


捨てるのは忍びなく、

残りのエギのアイも引っこ抜き、

穴あけて、

丈夫なクレンサルカン、付けてやりました。
ミツクリザメモデルっす。


玉効果で、
バケツの海水の中でも、
蛸嵐γの水中姿勢と同じく、
斜め45度の姿勢を取れていました。
しめしめ。



バチが当たったのでしょうか?

エギを見せびらかし、
得意になった私に、
急にタコが来なくなりました。




そして、
眠れるTさんを起こしてしまいました。

漫画みたいな展開です。

今度は急に、Tさんタイム。
ひと流しで、ババッと2杯釣り上げたのです。
私が急にハマったように、
Tさんも急にハマったのです。

タコって、不思議…



たしかその頃、
いや、もう少し前だったか、
Mさんが偵察に来ました(笑)

トイレのついでに高みの見物でしょうか…

しかし、浮かない顔です。
何杯か聞くと、無言で人差し指1本。

ん?

船長がMさんは2杯って…

船長は勘違いしているそうで、
しかも、釣れた1杯はチビタコちゃん。
人差し指と親指で、
タコの頭のサイズを教えてくれました。


Mさんの方ばかり釣れているように思っていましたが、
隣の芝は青かったのか…



後半、
別のドラマが待っていました。

Xさん、
その時点で小タコ1杯、
手が合っていなかったのですが、

これまた、急にハマったのです。



デカいの乗せたようです…
が、
後ろとマツってしまいました。

大タコが潮で流されたようです。
右舷はこれも怖い…
船底に張り付いたら、THE END。



私もハラハラです。

船長に『マツってる』と、大声で伝え、アシストします。


ずいぶんモグリ込んでしまったので、
はた目に、もう駄目かと思いましたが、何とか無事に取り込めました。
危なかった。


デカっっ。
タコの頭のサイズがエグい。
4.8kgありました。
出ました。
これが最大級のタコか…


洗濯ネットいっぱいにウネウネ、
太い足を動かし、
バケツからあふれそうなサイズです。
写真、撮らせてもらえば良かったな。


私がバラした巨タコもですが、
この巨タコも夢に出るな…
嗚呼…



Xさん、
すぐにまた、
でっかいの釣りました。
たぶん、3kg超え。
羨ましすぎます。


『バケツいっぱいですね。私のバケツなんて、スカスカですよ。今のもデカいですけど、さっきの見せられちゃうと、小さいですね(笑)』

なんて声を掛けました。

自分はデカいの、釣っていないくせに…
なんて失礼なやつでしょう…


Xさん、
『同じ3杯ですよ。』
なんて言ってくださいましたが、


わずか2m、
すぐ隣、
Xさんの快進撃は止まらず、
その後も、
デカいのばかり連荘…


やってること、
そんなに違わないはずなのですが…


船長もびっくりしていました。
バケツもびっくり。
7杯。
堂々の竿頭(蛸頭)。

おめでとうございます。
後半、何が起きたのかしら。


ちなみに、
Xさんのエギは3つ。
白の赤ヘッド&白&黄色とか…
エサ巻きは無し。

コンビニ白ビニールビラビラをエギのすぐ上に付けていました


でもね、
私は仕掛けではなく、
小突きなんだと思う。
仕掛けは朝から一緒で、
後半、突然釣れたわけですから。


Xさんに続いて好調だった、
右舷3番の方、
後半数を伸ばして5杯でしたが、

沖上がり間際、
気づきました。

2人の竿の小突き動作がシンクロしてるんです。
どちらかが、真似たのかも知れません。
強すぎず、弱すぎず、一定のリズム。
休まずに、間は入れず、
竿先の反動、しなりも活かし、
ピヨンピヨンピヨンピヨンです。
ピョンピョンピョンピョンではありません。
竿の調子もそっくりだったな。


当然、真似ました。
残り時間ほんの少しで、
釣れませんでしたが…



風が吹いて、若干早めの、沖上がり。

目には焼き付けました、あのリズム。
すぐに釣りに行きてぇ〜
残像が残っているうち…


私は3杯。
Tさんは2杯。
2人とも、いっときのフィーバーで終わりました…


Mさんは3杯。
どうした、Mさん…
私の知っているMさんの実力はそんなものではない…


船中0~7杯でした。



泣き言①

右舷のタコは、まじ、苦手。
投げても戻され、着底すれば真下。
底に置くなら、
ズリズリ…
すぐに船底をこする手応え。
巻き直すか、
底に置かない釣りしかできない。

どうしても好きになれない…


泣き言②

私の真下にはスクリューがあります。
後ろとマツって、
ほどいてもらっている間に、
この蛸嵐γ、
海の藻屑と消えました。
実は、
今日の3杯、全部コレだったんだけどな…
逃した巨タコもコレです(涙)



船長のコメント。

2020.11.23
『エギを変える、竿の振り方を変える等、色々やってみてください。釣れないのに同じ釣りをしてしまうのは、もったいないです。』

身に沁みました。

24本足タコ。


そうだ。

右舷1~4番の方々は名古屋から来たそうで、

下船後、
『バイクで来たんですか?』
と驚きつつ、
にこやかに、お声掛けくださいました。

いやいや、
名古屋って、


あなた達の方がはるかに変態です。
しかも大雪が降って、
10時間掛けて来たとのこと。


『そうまでして、タコ釣りたかったんですか?釣ってる時間より、車運転してるじゃないですか〜』


私の失礼なツッコミにも、
終始にこやかで、かんじの良い方達でした。

名古屋から来てでも
そりゃ、デカいの釣りたいですよね。


釣果欄で、
『大阪から新幹線で来た』
ってのも、見たことありますし…


渡りタコ人気、恐るべし…



藤富丸の女将と船長

2022-12-16 20:35:07 | タコ
2022.12.11(日)

大洗 藤富丸


最近、
頭の中、タコだらけになって、

光来丸の釣果欄(2018~2022)を、
すべてを読みました。
ここまで来ると、
研究熱心を通り越して、
ヒマ人ですね(笑)


メモをとりつつ、
3~4日で読破しました。
ふぅ〜



こんな記述がありました。


『PE2~3号がベスト。』
(2021.8.31)


『PE2~3号です。太いラインのお客様は、オモリを調整させて頂く場合がございます。』
(2021.9.11)

ヤバいヤバい。
私、5号でやってました。
速攻で、3号に替えましたよ〜




さらに、こんな記述がありました。


『竿頭6杯で20kg超え。今日は魚を巻いていたお客様によくのった。』
(2020.12.25)


『エサは魚が有効かと思います。ご持参ください。』
(2021.2.23)


『エサは光り物(サバ・アジ等)が有効と感じます。もしくは、輝きのあるエギを1本付けてみてください。』
(2021.12.23)



タコが小さい秋までは、
とり皮、豚肉、牛脂を勧めていますが、

渡りダコも来る12~2月になると、
魚を勧めているようです。


うひひ…
ヒントつかんだぜ。
読破した甲斐があったぜ。
(船長に聞いた方が早いです…)


てなことで、

近所でアジ発見。
半額のグデグデ品。
ま、問題ないっしょ。



当日。

早めに到着し、
船長来るまで30分、
サッカーワールドカップ、
モロッコがポルトガルに勝った速報とか見つつ、

寒いよ〜
カタールは暑いだろうな〜
いいな〜

と、

バイクの周りをブルブル、ウロウロ。

藤富丸。
予約時に座席指定できました。
いいね。
左舷1番。


軽トラで、
船長と女将登場。
船長、くわえ煙草です。
かっけ〜。


船長は操舵室の中。
女将も船に乗り込み、
客に指示して回ります。
仕掛けのチェックもしているようです。


ターゲット発見(笑)

『ダメダメ、天秤なんか付けても釣れないよ。外しな。サルカンは持ってるの?』

その剣幕にタジロギつつ、
客は素直に従っているようです。


女将にお声掛けしました。
『天秤ダメなの?』


すると、

『エギが動かないから。昨日もそこに座った3人組が全然言うこと聞かなくて、全然釣れなかったんだよ。こんな長い天秤、自作してきたんだよ。』

ジェスチャーによると、
30センチ位の天秤。

ふ〜ん。



釣らせたいという気持ちが、やや、あふれ過ぎていますが、
おもてなし。
ホスピタリティ。
慣れたら、癖になりそう。



次なるターゲット発見。
女将、船首からでっかい声で、聞いています。

『そこの貸竿のお兄さん、豚肉持ってないの?』

持っていないとみるや、
発泡箱から豚肉取って、
付けてあげて、
何やらレクチャーしているようです。

昭和の母ちゃんだな…
別け隔てなく、
よその子にも厳しく、
さりとて、面倒見が良いイメージ。


次に、
船べりに玉網をたくさん刺して歩き、


『となりの人のタコ、取ってやんなきゃだめだよ〜』


『釣れたら、大きな声でとなりの人に頼むんだよ〜』


『タコ入れる網は出しておいてよ〜』


『タコが釣れてから出したのでは遅いからね〜逃げちゃうからね〜』


もう、分かったちゅうねん(笑)
ってくらい、
くり返し聞こえる女将の声。


もはや、
船長のアナウンス、不要っす(笑)


もしかして、中乗りするのかな?

『中乗りで、乗るの?』
と、聞くと、


照れたように、
ちょっと、目をそらして答えました。
『もう40年、乗ってるよ。』


ふふ…かわいい(失礼)
今度はなんだか、
母ちゃんというより、子供っぽい(笑)


『よろしくお願いします。』
と返すと、

『今日はいっぱい勉強して帰ってね。』
とのこと。

『はーい。』


おやおや、
北でビカビカ光っています…

が、

この雷雲は離れていくので、
影響無いでしょう。

朝は凪。
10時頃から北風予報。
早上がりかも知れません。

南へ走りました。
期待を込めて、
スタートフィッシング〜

むむ…

昨日は良く釣れたようですが、
今日は渋いぞ…

流しかえをくり返しても、
なかなか船中、
タコの顔が見れません。


ようやく、

どこかで釣れて、
アナウンス。
『5:54、1杯目釣れました。』
なぜか、時刻付(笑)


船中ポツリ、ポツリ…
ポツリ、ポツリと釣れ…


私の仕掛けにも触ってる…

来たぞ、来たぞ〜
ドキドキするよ〜

ここで、
光来丸の釣果欄で習ったことを、
頭の中で復唱。



『重くなっても合わせず、クラッチ切ってラインを送る。糸が軽く張った状態でシェイク。聞き合わせして、重みがあれば豪快に合わせを入れる。最初の重みから最後の合わせまでは、20~30秒。』
(2020.10.29)


タコがエギを放しはしまいか、
ハラハラしつつの、
20~30秒は長い…


どれくらい待てたかな…
20秒我慢できたかどうかは…不明。

そして、
緊張の聞き合わせ…

よし。

まだ、重いんじゃないの〜
たるんだ糸、巻き取り〜の、
下から、

せいやっっっ

ぐっにゃ〜ん
ぬぬぬおオォ

ヤリイカ竿が曲がります。
これは、良い型でしょう〜


『前で乗ったよぉ』
ボソッと、業務連絡っぽいアナウンス。


分かっているわよと、
女将は、既に横でスタンバイ。

藤富丸、
サポート体制、抜かりなし。


魚釣りのセオリーどおり、
竿を立てて巻き始めると、

女将の指示。
『竿は真っすぐにして。』
『え?』っと、ためらう私に、

『真っすぐ。』
と、竿を下げさせました。

竿と糸を一直線にせよってこと?


なんで?
タコが身切れしちゃうじゃん。


船が持ち上がり、
テンションが大きくなった時、
竿の弾力が活かせないよ。

弾力だけじゃない。

竿を立てていれば、
船が持ち上がった時、
竿を下げることにより、
テンションを逃せて、
身切れを防げるのに…


考える余裕はなく、
女将のアドバイスには、素直に従う私。


ブログを書いていて、今、
2つ、思い至りました。


女将のアドバイス、一理あるかも…


身切れするようなタコは、捨てろってこと?

むしろ、
針から外れるタコを、減らせ。
テンションかけ続けろやってこと?

辻褄は合う。
針にカエシ、無いから。


女将の言うように
竿を下に構えていれば、
船が下がって、テンション抜ける時、
竿を上に逃すことで、
テンションをキープできる。

う〜ん。

考え過ぎか?
女将はそんな事までしろとか、
言ってなかったしな…



②中乗り歴40年の勘?

シロートが竿を立てて、
リーリングし、
ポンピング的なアクションが加わりがちになり、
テンション抜けてバラすのを、

40年見続けてきたから?


あ〜あ、
もう一押し、
女将に聞いておけば良かったな…


今度、光来丸で蛸神様に聞いてみよ〜


60mは出ていたし、
ゆっくり手巻きリールで巻く私に、
女将の問い合わせ。

『糸、最後は何色?』
『ムラサキ?』
『じゃあ、最後10mになったら教えて。』

すみませんね〜
もうちょっと待ってね〜
おお〜、良い型ですよ〜

無事、ネットイン。一安心。

玉網に絡んだエギを取ろうとする私に、
『先にタコをしまいな〜』
『逃げちゃうからね〜』


さらには、

『しっかり、閉めた?』
と、洗濯ネットを気にしてくれて、

『(バケツに)端っこ引っかけて、洗濯バサミで止めると良いんだよ。』
なるほど…


実際、
タコの野郎、良く逃げます。
私は逃げられたことはありませんが、

この秋3回、
となりのタコ脱走を阻止しました。 

視界の端っこで、何かが動いた気がしたり、
タコと目が合ったりします。


注意力があるというより、
注意力散漫なのか、

隣のタコ、いいな〜と、
隣のバケツをチラ見していたからなのか…(笑)



タコエギ。
いままで、3~4つ付けていましたが、

今日は2つ。


光来丸釣果欄で、
ゴテゴテにするなって、
くり返し説かれていますから。



『仕掛けはシンプルが1番です。ヒラヒラやエギが多すぎると、潮で流されやすくなり、アタリを取りづらくなります。』
(2020.12.24)


『シンプル イズ ベスト。飾り物やエギの数を多くしても釣れません。仕掛けがタコより大きくなっていませんか?流されてオマツリ多くなっていませんか?』
(2021.10.19)

エギ2つにします…


ところで、
さっきのタコの仕業。
アジ、ボロボロ。


女将曰く、
『魚、ズッコケたら、ちゃんと縛りな〜』

茨城弁、良いな。



船長の声がまた、優しくてほっこり

細かい指示を出す女将に対し、
船長の指示は2つのみですが(笑)、

『いいですよ〜』

『あげてください〜』

に、ホッとさせられます。
声に人柄が滲み出ています。




おっ。
そんな藤富丸を推薦した光来丸発見。
昨日今日と、貸切で乗れなかったんです(涙)…


操船の邪魔ですが、
大好きすぎて、
ご挨拶。


『船長、おはようございます。』

『はい。○○さん。おはようございます。』

『すぐ後ろにいます。』

『はっはっは。頑張ってください。』



何やってんだか…
ごめんなさい…
次回は、そちらでお世話になります。


今日は左舷。
払い出し。
抱え込む右舷と違い、楽。

仕掛けを置き去りにできるし、
ときどき引っ張り、
ときどき置き去りってのもできます。
どのくらいの塩梅が良いのかな?


光来丸釣果欄を見ると、
こう
ありました。


『エギの流れを考えながら、タコの乗りやすい速度で底を叩いたお客様が釣る。』
(2019.11.15)


『船の流れるスピードを考慮したラインの出し入れを行うことが、釣果アップの秘訣。』
(2020.10.6)


難しい。
奥深い。

乗りやすい速度か。
速すぎはダメ。
でも、移動はさせろ。

いっそ、
タコになった気分。

『考えるな、感じろ』
海底を感じてみるか…


今日は、
2回、巻きバレしました。


ラインを緩め、
シェイクして、
バチコーンと乗せたのに…
しょぼんです。


女将が誰かにアドバイス。

『2~3回巻いたら、グゥ〜と、もう1回アワセるんだよ〜』

追いアワセ?
2度アワセ?

『いったん乗せた後に、もう1回アワセるの?』
女将に聞きました。


『そう。私はそうするよ。2~3回巻くでしょ。そしたら、グゥ~って、やるの。』

ジェスチャー付きでした。

豪快な鬼アワセのジェスチャーでした。

それか〜
2度も巻きバレしたのはそれか〜



ブログ書いていて気づきました。
フグ釣りとの比較。


フグでは2度アワセしている私。

絶対に刺さったフグを、
更に刺すのに、

エギに抱きついただけで、
刺さっていないかも知れないタコを、
更に刺さない手はないでしょう…


女将、ありがとう。
次回、やってみま〜す。



ところで、これ、
スパッと食いちぎられている…
エサの無い横もかじられている…
フグ?
タコ?
フグっぽい気がする。


南のポイントに見切りをつけ、
徐々に北へ北へ。



浮きスッテばかりでしたので、

最近、
安エギを大量に買い、改造しました。
ダイソーエギと、メルカリエギ。 
メルカリエギは中国製の特注品でした。
一部持参。


あれ?
ダイソーエギが忽然と姿を消しました。

軽い根がかりはありましたが、
サルカンのスナップは広がっておらず…


ん?
なぜ?



再び、
軽い根がかりのあと、

今度は、メルカリエギが、瀕死の状態で生還。


謎が解けました。

アイが抜けてる(怒)
弱い…弱すぎるぜ…
タコが乗っていなくて良かったです…



逆に考えれば、

普通のエギは、丈夫です。


東京湾で、
根がかり地獄の日でも、
今日みたいな事はありませんでしたから。


力づくで回収しても、
エギの針がひん曲がり、
エギが生還するか、

サルカンのスナップがひん曲がり、
エギが殉死するか、


のどちらかでした…

今回みたいに、
アイは抜けなかったもんな…



そろそろ北風がヤバい…
9:40沖上がり。

(赤い辺り、今日のポイント)


結局、朝の1杯だけでしたが、
型が良く、満足です。

タコの力が強く、
内蔵処理も一苦労。

船中0~4。


ほぼ、0~1でした。
4杯の人、上手い。

あざーす。
お土産、頂きました。


船長が申し訳なさそう。
でも、
ニコニコ。


『いや〜昨日は釣れたんだけど、今日はどこへ行ってもダメ。』


『バイクで来たの?どこから来たの?遠くから来てもらって、高速代も高いのに…いやいや、申し訳なかったな。』


『タコやって、こんなに釣れなかったの、初めてだよ。』


船長…最後のそれは嘘でしょ。
優しい嘘ですね。
ホレちゃいますよ。