ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

蟷螂拳の変態様

2023-08-30 13:15:03 | タコ
2023.8.27(日)

上総湊 彦次郎丸


本日は、
地名がカッコいい、
『カズサミナト』へ、レッツラゴー。
うろうろ歩いて、
彦次郎丸発見。
出船1時間前だというのに、
誰もいません。
ていうか、港に誰もいなくて、
我ひとり(笑)


薄暗がりの中、
小舟で漁に出かける漁師、
私の前を通りすぎただけの車、
そしてまた我ひとり…


ようやくつり人、ひとり来て、
『彦次郎丸でタコですか?』
と、お声掛けくださいました。

『はい、そうです。初めてなので、よろしくお願いします。こちらは、のどかですね(笑)』

なんて会話ではじまり、
つらつらと釣り談義。


『タコ釣りはするのですか?』と聞かれ、


去年からですけど、
大洗でタコ釣っています。
今日もタコの予定だったんですけど、
あまりにも釣れなくて、
船長が釣りものをアジに変えちゃったので…
キャンセルしたんです。


それで、
彦次郎丸はシャクリのアオリイカやるんですよね?
私もやるので、
今回は偵察がてら、タコで来てみたんですってなことを説明申し上げたところ、


『大洗は3.11の後、行ってないな。今、大洗では何が釣れるのですか?』
という話になり、


近年、
カレイが釣れなくなって、
タチウオが釣れだして、
タコは手釣りから竿のエギタコに完全に移行して、
なんて話、しましたが、


その常連の方、
埼玉県にお住まいで、
先週も彦次郎丸でタコ、
本来は横須賀がホームグラウンドとのこと。


大洗でのタコシーズンを繰り返し聞かれたり、
大洗のタコはデカいんですかって聞かれたり、
興味津々。
脈ありですね(笑)


あとでじっくり、光来丸の宣伝しよ〜(笑)


ようよう
うすら明るくなってきて、


『釣りのあと、車が停まっている辺りで下ろしてもらうので、ここには戻らないですよ。』

って教えてもらい、


あ、駐車場だ。
暗くて、
さっぱり分かりませんでした〜
ってなことで、バイクの移動。


エンジンかけて走り出す頃、
駐車場方面から、
日に焼けまくり、
色黒で、いかにも釣りそうな、
ゴツい2人連れが歩いてきて、


私をちらちらチラ見、


すれ違いざま、
軽く会釈しますと、


ちゃんと、
会釈を返して頂きましたが、
ジロリとした視線(笑)


ま、

私、
カッパ着てないし、
ノーヘルだったし、
何者なんだかさっぱり不明の見かけない顔のおっさんです。


怪訝な顔にも、
そりゃなりますよね(笑)



船長家族がやってきて、
たぶん私と同世代で若くはない若船長、
今日はマダイ仕立を担当し、

タコ船は、おそらく80代の大船長。


親子船長、好印象です。
若船長、おだやかで、にこやか。
大船長、おだやかで、かわいい(失礼)。


『◯◯さん?』
って名前で呼んでくれました。
ポイント高いです(笑)。


常連さんも、
もちろん名前で呼ばれるので、
覚えました。
ブログでは『Kさん』にします。



客は4人。
左舷前にKさん、
左舷後ろに私、
右舷前に色黒さん(年配の方)、
右舷後ろに色黒さん(若い方)が入りました。


後ろの方に座ろうとしたら、
船長に、

『そんなに後ろに行かないで、前でやんな。真ん中に玉(玉網)指して、すくいっこして。タコ、貴重だから(笑)』
と、うながされ、


4人でミヨシ。


そうですね。
危ないから、船長にタモ取りさせるわけにはいきません。
すくいっこ、がってん承知!

ポクポクポクポクゆっくり10分、
真沖でスタートフィッシング〜


水深15m。
オモリ25号ですが、問題なし。
ゴツゴツした底で、
軽い根がかりするものの、
心配したほどひどくなく、
ロストは一回もありませんでした。

風光明媚な景色も相まり、
おだやかな釣りができます〜



問題はタコが釣れるかどうかですが、
いっこうにタコのシグナルなく、
きびしい1日になりそう。



船中1杯目はKさんが乗せました。
さっそく、
すくいっこスタンバイ。
チビタコでしたが、
坊主のがれ、
いいな〜


ネットに入れたら、
生け簀にドボン。
なるほど、生け簀か〜


ひもでつないで、
道具入れに結んでいます。
なるほど、慣れたもんだな…



1時間やって、
真沖をあきらめ、南下します。
竹岡沖です。
神奈川、東京、浦安の船はいません。
岸から近いので、
縄張りなのかな?



色黒さん年配の方、
見た目も漁師ですが、
昔の漁師かよってくらい、
くわえ煙草のまんま、

良型のタコを釣り上げ、良い笑顔。
嬉しそう。
いいな〜


色黒さん若い方、
こちらもくわえ煙草のまんま、
良型のタコを釣り上げました。
自作した釣り堀のビクみたいなやつにタコを放り込みます。

手慣れています。



ん?
ん?
なんだなんだ?
この頃になって、
ようやく気付きましたが、
若い方の色黒さん、
アナゴみたいに2本竿でやっています。


やっばい。
なんだこれは。
え、
どうなってんの?
人間業とは思えないリールさばきです。
片手でやっていますが、

私なら両手でもできません。
あんな動き…



急に記憶がよみがえりました。
あー、この人、
YouTubeで観たことあるぞ〜
顔もタックルも記憶にあるぞ〜
間違いありません。


色黒コンビ、
1杯ずつ追釣しました。
上手いな〜
私なんかとは腕が違いすぎます。


私も二刀流で、
右手に竿、
左手にスマホ(笑)

あれれ…
あの時観たYouTubeを探しましたが、見つかりません。
見つけたうえで、
確証を得て、
是非ともご挨拶したい。


二刀流のお兄さん、
ひんぱんに回収し、
ぶん投げています。
あんなふうに広くやんなきゃ、
タコに会えないのかな?

私のクラシカルリール、
着底しただけでバックラッシュするので、
とてもじゃないけど、
投げる勇気ないです。

今回は、
アジ売ってなくて、
バナメイエビにしました。



船にブザーとか、マイクとか無いので、
巻上げの合図は、
右の窓、左の窓と順番に顔を出した船長の肉声です。


『竿上げ』の一言。
独特。
なんかかわいい(失礼)。


そして、
大門刑事グラサンが素敵(失礼)。
中盤以降、
『竿上げ』の一言に、


『潮がまったく動かねぇ…』
『ぜんぜん船が流れねぇ…参ったな…』
といった独り言が付け加わるようになりましたが、


1人坊主の私をなぐさめている気がしてなりません…


デジャヴ。
2ヶ月前、
大栄丸の船長の気をもませた記憶がよみがえります。
またやっちまったか、私。


釣れねぇ。
釣れる気がしねぇ。
でも、
なにかの間違いで1杯釣れないかしら…


常連Kさんと、
漁師より黒いくわえ煙草さんと、
YouTubeの二刀流男、


ヤバめの3人に囲まれて、
タコの活性、落ちてきて、
ちっぽけで下手くそな自分をひしひしと感じます。

なんだこれは?
ぶよぶよしてる。

海藻。
豊かな海です。


根がかり外し、
針先チェックしようと、
巻き上げ回収途中に、
ゴンゴン竿が叩き始めたので、

マツッてるかな?
いや、マツッてないか…

ってことは魚?

いい所に掛かっているじゃないですか(笑)
ありがとう。
サヨウナラ。
バイバイ。


頃合いを見てKさんに、
光来丸の宣伝をします。

やはり、
予約の際、指定の席をキープできる点に好感を持たれたようです。

お待ちしておりま〜す。


そして、
やっぱり、
ブログのネタにもしたいし、
二刀流さんが、
YouTubeで観た人かどうか確かめたくて、


二刀流のジェスチャー交えて、
『YouTubeで観ました。』
と、お声掛けしたところ、


笑顔を頂き、
『ありがとうございます。2本竿でやって4年経ちますが、誰も真似してくれないんですよ(笑)』

とのこと。


いやいやいや、
できませんから(笑)
って返事すると、


嬉しいことに、
おツレのコワモテさんも満面の笑み。


Kさんも、
『真似できないですよ。アナゴかイイダコみたい(笑)』
と、ツッコミで参加してくれて、

束の間、
4人が一気に親密になった気がしました(笑)
勇気をふりしぼり、
声かけて良かった〜


その後、
再び勇気を出して、
『なんて検索すればYouTube観れますか?』
と聞くと、


『タコ 変態様』
とのこと。


ん?
へ、へんたい…様?


『変態なんですか?』
怒られるギリギリ手前のスキンシップ。
変態呼ばわりしましたが、
ほめ言葉です。
うなづいてくれましたが、

本当は怒ったりしていませんよね?


中盤、
誰も釣れなくなって久しい頃、
変態様が3杯目。
やっぱり変態(笑)


台風10号の影響で北東の風6~7m、
時折うさぎが跳ねるほどに吹いていましたが、
船は横流ししないんですね。


北東の風に対峙して、
船を同じ場所に固定する操船とお見受けしました。


ポイントとなる根周りが狭くて流せないのかな?


すみません。
シロウト見解の域を出ませんので、
次回、
勇気を出せたら、
若船長に聞いてみたいと思います。



12:30

船長の肉声で、

『30分早いけど、あきらめましょう。行く場所がなくなっちゃったよ。』
とのこと。


沖上がり。
船中3,2,1,0でした。


大船長に、
やれ、かわいいだのなんだのほざきましたが、
着岸の腕が凄かった…


直角に左折しての着岸でしたが、
岸壁が近すぎて、
左舷の私、
ぶつかりはしまいかと、
のけぞりました…


バックギアも使わず、
磁石で吸い寄せられるように、
静かに一発でピタリ。
恐れ入りました。


YouTube観ました。
蟷螂拳。
中国拳法のアレですね。

カマキリそっくり。
勝手に撮りました。
ごめんなさい。

ブログも拝見しました。
じっくり読ませて頂いて、

修行して出直します。





バーベキュー串

2023-08-16 09:58:54 | タコ
2023.8.13(日)

大洗 光来丸


台風7号接近し、
うねりうねうね、
釣れないタコが、
さらに釣れない予感…でも、

風は大丈夫。
行ってきます〜



最近、

釣果欄見て思うのは、
なんだか、
どうもやっぱり、
エサ巻いた方が釣れるんじゃね…
ってことで、


かくなる上は、
潮に流されにくい、
スッキリしたタコ串、作ってみるか…


市販のタコ串と、
リメイク版タコ串にまつわる、
私の黒歴史を少しおさらいします。
去年のはなしです。


市販のタコ串は、
使い方が乱暴だったせいか、
はげしくひん曲がり、
2本目も
すぐにひん曲がり、
あっという間に終了しました…

なんだかな…
針、弱すぎね?


そして作ったリメイク版は、
針を丈夫にし、
浮かせて、
針先守るっていう寸法でしたが、


あの日は、
慣れない右舷で、
仕掛けが流されまくり、
意気消沈し、
もう変なものは作るまいと、
はげしく心に誓ったのでした。


あれから9ヶ月。
めげない私、
ふと閃いて、
DAISOのバーベキュー串、
切って、
穴開けて、

しばって、

くっつけて、

なんとなく黄色くして、
プロトタイプの完成です。



他にもちょっと、
マイナーチェンジ。
小さいエギも結局、

ヒップアップにして、

白か黄色。


緑を塗ったエギは、
緑の上から、

ケイムラの紫外線発光塗料を塗って、

ブラックライト照射。
タコに効くかは、全く不明。



DAIWAのMADAQ(マダク)は、

針をデカくしました。
穴をそのまま使い、
接着剤流し込んだだけなので、
強度に不安あり…


というわけで、

本日の持込み。



私は右舷ミヨシ。
右舷に入って、
掴みかけた右舷のコツをしっかり掴みたい…


尚、
定員14人ですが、
客は7人。
広々です…
釣れていないからな〜


さて、
いよいよぶっ刺しますが、

うまく刺さるかしら?


あっ。
先っちょが、背中から出た…
ぶきっちょ。


別のアジ、刺しなおすか?
ま…いいか、
このままで…



5:00
スタートフィッシング〜



アナウンス。
『貴重なタコですから、網ですくいます。気づかない時は、声をかけてください。』


タコ、めちゃ大事に扱う体制が整っているかんじ(笑)




5:05

開始早々、ぐにゃーん。
おっ!
これ、タコだよね〜
うひゃひゃ〜。

合図するまでもなく、
中乗りKさん、網を片手に横でスタンバイ。



万が一、
石だと非常〜に恥ずかしいので、
タコと確信しているくせに、
『石ならやだな〜』
とか、
いやらしい事を言う私…


『大丈夫。タコですよ。竿がグッグッてなってますから。石だと引っ張られないでスーッと糸が前にでますから。』とな。


『へ〜知りませんでした〜。』
タコだと、足広げて潮受けするのかな?
流石はKさん、知識もプロフェッショナル。


よっしゃ。
タコです。
無事、ネットイン。

ちなみにこれは、
頼まれもしないのに、勝手にヤラセ写真。


這いずり回るタコ捕まえて、
ブスリと刺して、
あたかもこうやって釣れましたって顔しています(笑)


アジが外れかけているのは、
タコにかじられたからとかではなく、
最初から斜めになっていたのが、
より斜めになっただけ。
なので、
タコがアジに寄ったかは、いささか疑問…



私の釣果が気になって仕方のない師匠のMさんから、


早朝4:47


『おはようございます』のLINEが来ていたので、
早速、
写真を送りつけてやりました。
うっしっし。



アジモゲたので、
ピンクの紫外線発光塗料エギにチェンジ。

するとすぐ、



5:20

違和感…


エイヤッ。
タコっぽい。
でも軽い…

バラした?

やっぱりなんか付いているか?

オマツリ?


今回は全く自信なく、
首をかしげつつ巻きます。
Kさん、やっぱりスタンバイ(笑)


あっちゃ〜
チビタコでした。
玉網、引っ込めてもらって構わないんですけど…

そこはKさん、
船長の方針どおり、
小さいタコでも、
ネットイン。
あざーす。
なんだか、すみません、恐縮です。


ほ〜、
ピンクのエギにがっつりでした。



まさかのスタートダッシュ2杯。
ちょっと、
当たりの日?
まだひと流し目ですよ。


中乗りKさんも参戦。
目を閉じておいでよ〜
目を閉じて
雑念を払い
指先に神経を集中しているようです…
眠いだけ?



Kさん、
8/2、4~6杯の日に、
10杯で10kg釣っています。
凄腕です。



『10杯10kg、見ましたよ。』
ってイジると、
まんざらでもない笑顔になりつつも、


そこは大人。


『釣れて調子に乗っちゃいましたが、後日、全く釣れなくて…ムズカシイ(笑)』とのこと。

謙虚ですね…


普段、
あまり釣りをしない中乗りKさんですが、
今日はひたすら小突いています。


ひょっとしたら船長に、
『今日の客では頼りないから、がっつり釣ってよ!』
って厳命が下ったのかも…

後半、
お立ち台に移動したKさん。
どうやら本気です。


朝イチ、
私にでも釣れた流しで休んでいたのが影響し、
未だ坊主のKさん…
プライドが許しません(たぶん)。



そういえば、
船の流し方が途中でガラリと変わりました。


最初はいつもどおり、
左舷に風を当てて、
右へ右へと流していたのですが、


中盤、
スパンカーをたたみ、
風を正面から当てる流しになりました。

船から見える景色がガラリと変わったのですが、
不思議なことに、
相変わらず右舷の仕掛けは船の下に抱え込んで入っていきます。


仕掛が左右に流されないので、
エンジンで前進もしなければ、
風で後進させてもいないはず。
つまり、
強くなってきた沖からの風に耐え、
ステイしている感じ。


それでも、
けっこうきつめに仕掛が船の下に流れます。
潮が速いのかな?
水深プラス10m糸を出しても、
すぐに仕掛けが浮き上がり、
キープも楽ではありません。


アナウンスで、
『右舷の人は100号でも構いません。重くする分にはそれ以上でもOKです。』
って言ってたほど…


風は正面から、
潮は右舷から、
直角90度。


うねりはデカく、
竿いっぱいに上げたり下げたり、
そういう意味でも、
底キープがままなりません。


流されるし、
上下するし、
底キープ受難日です。

アジ投入したり、
MADAQ(マダク)投入したり、
ローテーションかましても、


5:20以降、
タコの気配なく、

意味もなく、
澄み潮できれいな海の写真を撮ったり、

移動のたんび、
アジで餌づけしたりして(笑)、


味をしめたカモメらが、
次のアジを狙ってプ〜カプカ。
あの細くていやらしい目で私を伺っているはずです。


ちーん。

11:00
沖上がり


2杯で終了。
船中4杯。
0,0,0,0,1,1,2でした。


どうにもなりません。
Kさんも0でしたので、
致し方ないかな…


朝イチのまぐれ蛸のおかげで、
蛸頭シール頂きましたが、

タコ2杯ポッキリ…
ズルしてもらった感は、否めません。



全部、白か黄色にしちまうか…

2023-07-27 15:57:58 | タコ
2023.7.23(日)

大洗 光来丸


タコエギの色なんて、
さほど気にしていませんでしたが、


前回、
大栄丸でほとほと釣れなくて、

終盤、
あまりに釣れない私を見るに見かねた船長が、
『目立つ色のエギにしな〜』とアドバイスしに来ましたが、

船長これを見て絶句し、
1つ1つつまんで、
しげしげ見つめ、

結局、どのエギに替えたらいいのか、
私にアドバイスできずに、
操舵室へと去って行ったのです…


よほどダメな色なのかしら(笑)


もともとのタコエギはなく、
アオリイカ用のエギか、
浮きスッテを改造したものなので、
タコが好む色では無いのかな…


もう、
こうなったら、
仕方あるまい…

気分転換に、
ベッタベタに塗って、
カラーチェンジしちまうか…


なんて考えていた矢先、
師匠のMさんからのLINEで、
『前々から思っていたのですが、エギの色は気にしないんですか?』
とな…

なんというタイミング(笑)


やっぱり
タコエギの色は気にしなきゃだめなのね…


というわけで、

白か黄色にしちまって、
アクセントで緑を入れたり、
紫外線発光塗料を塗ったりし、
ブラックライト当てたら、
こんなかんじ…


ってなわけで、

選抜メンバーです。



本日の光来丸は、
定員片舷7人ずつのところ、
右舷6人、
左舷5人です。
連日の貧果で、定員集まりません。


沖で見かけた、
大栄丸、岡重丸、大内丸、つれたか丸の客の入りは光来丸の半分でしたし…



右舷ミヨシが私で、
左舷ミヨシは初代蛸神様のMさん。
Mさんにコテンパンにやられるのは必至です…


(※蛸神様…光来丸でおそれ崇め奉られる存在。ワンシーズンで3回タコ竿頭になると認定される、変態の称号。)



Mさんとは、ちょうど9ヶ月前、
2022.10.23(日)、
知り合ったのですが、


船中4~29で、
私8、Mさん29。
次頭14でした。


あの日となりのMさんが、
私の3.6倍のペースで釣ったので、
心の涙も枯れ果てました。


せっかくなので今日は、
技を盗みたくもありますが、
あんまり近くで観察すると、
自分の釣りが乱れ、
むしろ釣れない沼にハマりがちなので、 


真横より真後ろって、いいかも…
会話しやすい割に、
こっそり観察もしやすい(笑)



5:00
スタートフィッシング〜

ほれ、行っといで〜



朝、
右舷&左舷で2杯ずつ釣れました。
私はまだ釣れません。
早く釣って楽になりたい…
尚、Mさんもまだ釣っていません。


2流し目、
船長ウハウハ流しとなりました。
釣果欄によると、
ひと流しで、船中17杯!



Mさん、
なぜか今日は電動リールじゃないので、
釣れていても気付きづらいです…

が、

ふと振り向けば、
竿をひん曲げ、リール巻いてる…


ってなことが何度か続き、


あ〜あ、
今日もコテンパンにやられるのか〜


『全部、白か黄色にしちまう作戦』
破れたり…と、うなだれかけた、


6:10

1杯釣れました。
良い型です。

うっしっし。
1杯釣れて、気は楽になりましたが、



私の1杯に対し、
となり4杯。
後ろのMさんも4杯。
左舷トモも好調とのこと。


毎度のことながら、
イマイチです。


そこで保険で用意した、
ダイワの既製品、MADAQ(マダク)に付け替えました。


色はしつこく、
白と黄色(笑)



6:50

ありゃりゃ、
チビタコですが、
2杯目。


7:15

船長にタモ取りしてもらい、
3杯目。
良い型です。


『今日はぐっすり寝られますよ〜』と言うと、


『私もです〜』
と、笑顔の船長。

ですよね~



7:20

5分しか経っていないのにまた乗せました。
MADAQ、やべぇな。
しかし、バレちゃいました。


でもどうやら実は、
MADAQがやばいのではなく、
ただ単に、
釣れる時間帯だったからのようです。



下船後、
『7:30から船中4~5杯しか釣れなかった…』
って、船長言ってたし、

釣果欄には、
『またしても7時以降になると、急失速しました。いったいどういうこと?私もわかりません。』
って、書いてありましたから…


1杯バラして我に返り、
改造タコエギに戻しました。
MADAQの針が小さいからバレたのではないかという疑念が生じたのです。


この頃になると、
すっかり釣れなくなって、
船長、
沖へと走りました。
沖は澄み潮、沖縄みたい。


8:45

4杯目。
タモ取りしてくれた船長も、
あまりの澄み潮にあきれ顔。


釣れなくて、
なんかちょっとダレてきました。


沖でも思うように釣れなくて、
船長、
灘に走りました。



ふと振り向けば、
Mさんがタコをネットにしまっています。
いつの間に…


『しれっと釣らないで、竿をぶち曲げたら教えてください。動画まわしますから(笑)』

なんて、ちょっかいかけると、


『釣っていません。脱走したタコを捕獲しただけです。』とのこと。
失礼しました。




10:00
5杯目乗せました。

中乗りKさん、
早々と横でタモ取りスタンバイしています(汗)。



『まだまだ…あと、20mあります。』

『どうぞ、ゆっくり巻いてください。』


なんて会話しつつの、
至福のリーリング、
安堵の取り込みまでを、


後ろからMさんに、
がっつり動画に撮られていました。
撮るつもりが撮られていたなんて…(笑)


バレろ〜バレろ〜
石になれ〜石になれ〜
と、呪いをかけていたはずです(笑)。



動画から切り抜きショット2枚。


Mさん、ありがとう。
自分が釣っている動画なんて、
我ながら興味深く拝見させて頂きました(笑)。


動画のままブログに載せられると良いのですが、
技術的にできないのが残念…



11:20
沖上がり。

船中0~5。
竿頭2人、Mさんと私。

蛸頭ステッカー頂きました。


Mさん、
船中誰も釣れない時間帯に、
弟子の私が2杯釣ったことが不思議でたまらないご様子…
私も不思議です…


が、


たまたま仕掛けを落とした所にタコが居ただけですよ、ね、Mさん。
♪⁠~⁠(⁠´⁠ε⁠`⁠ ⁠)



今まで苦手だった右舷を少し克服できたかな。


タコ釣りでは、
左舷に風を当てて横に流すので、
右へ右へ流れ、


底に仕掛けをキープする必要があるタコ釣りの右舷では、


人の歩くほどのスピードで、
糸が船底の下へと入り込み、
糸を出せば左舷とオマツリするし、
出さねば、
仕掛けが浮き上がるし、
やりづらいことこの上ないです。


逆に、
右舷ならではのメリットもあり、
実はそれがなかなか魅力的なのですが、


それは、
フレッシュなタコに出会えるという点です。
極端なことを言うと、
左舷は右舷のおこぼれを拾う形となるのです。


今回、
行きついた釣法は、
水深プラス5~10m出したら、
もう糸は出さないっていう単純なもので、
名付けるとしたら、


『コココココ…釣法』
底をコココココ…って引きずる釣法。



若しくは、

『着底するまで我慢釣法』
放っておけばそのうち着底するので、浮き上がっても我慢する釣法。



『〜釣法』って言いたいだけです。



クルクル?

2023-07-20 11:29:32 | フグ
2023.7.9(日)

大洗 光来丸



船長に本日の作戦を聞くと、

『近くでやります。どこへも行きません。昨日、南でさんざん探したけど見つからなかったので…』とのこと。

なんか、
キビしい1日になりそう…


『砂利場ですか?』
と聞くと、

『そう。今日は砂利場です。』とな。


ふ〜ん。
砂利場ってことは、
小フグが多くて、
エビが有利なはず…



ところで今回、
仕掛けに細工をしました。


まず、
大きめのビーズを入れました。
2本のハリスが一直線になりがちでしたので、
これでハリスどうしがくっつかないといいのですが…



そして、
砂利場対策として、
スナップを引っ掛けるだけでくっつく、

エビマシマシアシストチラシを考案し、

チラシにエビ付けたら、

ちと、
ボリューミー…



右舷6人、
左舷7人、
私は右舷の前から4番目です。


右舷の面々をざっくり紹介すると、


前3人はグループ客で、
ライジャケレンタル女性を真ん中に挟み、
両脇男性で、
私のとなりの男性はタバコプカプカで、
会話しないぜオーラギンギン…



後ろ2人は常連さんで、
お互い顔なじみの様子、
わいわいやっています。


何だか私だけ蚊帳の外…
ちょっぴり寂しい。



真沖へ15分。
予告通りの砂利場にて、
スタートフィッシング〜


釣りが始まり、
1~2投したばかりの頃の、

4:56



師匠のMさんから、
『おはようございます。いってらっしゃい。』と、
LINEが届きました。


私のことが気になってしょうがなくて、早起きしちゃいましたか…
そんなに私のことが好きですか?
おかげで私も寂しくないです(笑)


開始30分で、
片舷1匹ずつ、船中2匹ってとこです。
やはり渋いです。
かなり渋いです。


5:19
Mさんに画像を送ると、

『仕事が早いですね。もう捌いてもらったんですね!』とな…

はいはい、
そ〜です。




5:35
再びMさんからのLINEで、


『死んだイワシになりきるために海底から舞い上がってクルクルっと回って落ちるような感じで誘っています。クルッとなった時に針掛りする感じです。』とな。


2週連続竿頭だったMさんの、
竿頭メソッド?
大盤振る舞いじゃないですか!


ていうか、
『死んだイワシ釣法』にアレンジを加えていたんですか!



たしかに…

見たことないですが、
『死んだイワシ』なら、
クルクル沈んでいく気がします!


いやはや…

私にはクルクル沈むという発想、
全くありませんでした。
発想力で完敗…



でも…

クルクルを演出するにはどうすれば良いのでしょうか?
竿をクルクルしても、
20m先のカットウはクルクルしないと思うのですが…


しょうがない…


『死んだイワシのクルクル』をイメージし、


ためしに、

同じ速度では落とさず、
段をつけて落としてみたり、
落とす途中で10cmはね上げてみたりしていたら、


7:20

釣れました。
やれやれ…
開始2時間半でようやくです。



遠くへは行きませんが、
砂利場から砂利場へと移動します。
移動するとき時々、
エンジン全開にするので、

どこかで良い群れを見つけた船に呼ばれたのかなと期待しますが、
そんなことはなく、10分で停まります。

実績のあるポイントを一つ一つ試しているのでしょうか?
船長もイライラしているのかな…



釣れる気がしねぇ…
せっかく頂いたMさんの遠隔アドバイスをなおざりにし、



10:20

右舷から左舷に流す流しで、
流れがキツく、
糸を出さなくては着底しないほどでしたが、
左舷とオマツリはイヤで、
宙ぶらりんにしていた仕掛けで向こう合わせで、

釣れました。


後で考えたら、
宙ぶらりんの時、
死んだイワシクルクル状態になっていたのかも…



11:10


『死んだイワシ釣法』ではなく、
15cm幅のソフト空合わせを繰り返していたら、
3匹目が釣れて、

その後、釣れず、終了〜


船中0~8でした。
右舷0~4でしたが、
左舷ミヨシに上手な方がいたようです…


アシストチラシで、
クラカケトラギスが1匹釣れましたが、
アシストチラシ効果は実証できず、
次回持ち越しかな…





帰港。

光来丸、
本日、今シーズンのフグ最終日でした。

タコに切り替えるそうです。


船長と常連さんが釣り物談義しています。


船長がポロリ、

『釣れるなら何でもいいんですけど…』

切実ですね…



そして、

『次はキハダマグロかな(笑)…昨日、長岡丸(鹿島)で15kgのキハダマグロが釣れたそうです。タイテンヤ仕掛けでPE0.8、糸が細いから、45分、船で追い回したそうです。問い合わせの電話が鳴りっぱなしで風呂にも入れないって言ってました…


いや〜知りませんでした…
温暖化、ヤバいですね…

ついにキハダマグロ…



ホヤフグ

2023-07-08 18:50:23 | フグ
2023.6.25(日)

大洗 光来丸


とあるブログに、
フグがホヤで釣れるって書いてあったので、


ホヤを求めて、
築地の場外市場をうろつきました…が、


なんでだろ。
築地だっていうのにホヤは無く、


念のため、
鮮魚店の大将に確認しましたら、
顔をしかめ、

『ホヤはクセがあるからね〜』
って、いうじゃない。


築地の鮮魚店でそれ言いますか〜



めげずに、
次に、
アメ横センタービルへと行きました。

画像検索したら、
このビルの地下に、
ホヤを売っている鮮魚店があったからです。



なんだ…

築地じゃなくて、アメ横か〜
るんるん
ってなもんでやって来ましたが、


なんと、
ここにもホヤはありませんでした。
情報が古かったのかな…


念のため、
中国人らしき店員に確認しましたら、

目をそらし、
首を横に振りました。

無いのね…



もう、
ホヤ、あきらめるか…

もういっちょ、
御徒町近いし、
『吉池』にも寄ってみるか…
なんだ…
あるじゃん…
よりどり3種類も…

吉池すごい。





4:00 

船長にご挨拶。

『おはようございます。今日は釣れそうですか?』


『昨日、釣果落ちちゃったので、ちょっと難しいかも知れません。
と、自信なさげです。


とその時、
中乗りのIさん、


いつもの茨城弁で、
『今日はダーティーペアがそろってっから…』
と、ニヤニヤし、
何か言いたげな目をしています。



きっとどうやら、


『師匠のMさんと中乗りのIさん、2人がそろった日は釣れない』というジンクスに対抗し、

自ら『ダーティーペア』ワードを用いて、

人に言われるより先に自虐で言ってしまえという魂胆のようですが、


Iさん、
ダーティーペアの、
どちらがMさんで、どちらがIさん?


半解凍のホヤを、

船上にて解体。
歩留まり良く、
すごい分量につき、


Mさんに無理やり1匹進呈し、
4匹でこうなりました。


閲覧注意です。

ドゥワラ〜

デレ〜ン


ホヤって、
なんていうか磯臭く、
アオヤギっぽい匂いだし、
期待してますよ〜




砂利場
水深26mで、
スタートフィッシング〜


周りではポツポツ釣れますが、


私には全くノーシグナル。
ホヤ、
見向きもされません。




【ここでちょっと補足】

大洗出船のフグは、
砂利場か砂場。
字面は似ていますが、

砂利場≠砂場

砂利場では、
こぶし大〜漬物石大まで、
石ころが良く釣れます。
砂利場というより、石ころ場。

根がかりロストはしませんが、
針先があまくなりがちです。

タコ場とも呼ばれます。



去年、
砂利場と砂場の違いが良く分かりました。

あれは、
2022.7.18(祝)

前半、砂利場で、
チビフグだらけ…
エビしか食べなくて、

後半、砂場で、
ジャンボフグだらけ…
アオヤギしか食べないっていう、
極端な日でした。



ちなみに、
今日はずっと砂利場でしたので、


あの日の例に照らせば、
チビフグ…
エビしか食わない日…


実際、
そうなりました。
やさぐれる私…

ふんっ。
エビしか食べないガキ共に、
ホヤの味が分かるもんか!


とはいえ、
ホヤ、もったいないので、
エビホヤサンドとかしてたら、


掛かるようになり、
朝のうち、
チビばかり、
4匹釣れました。


チビは掛けても、
プルプルした魚信で、
チビと分かり、
ガックリきます。


そして…



今回のブログタイトルは、
むしろ、
こちらにすべきだったかも知れませんが、


『死んだイワシ釣法破れたり…』
です。


私がしつこく提唱している、

空合わせせずに、
死んだイワシをイメージし、
上下に漂わせるだけの、
向こう合わせ釣法、
『死んだイワシ釣法』が今日は全く通用せず、



さらにやさぐれる私…

ふんっ。
『死んだイワシ釣法』のソフトな誘いは、
砂場のデカフグに有効なんじゃい!

君たちおチビちゃんは、
ピョンピョンした誘いが好きなんでしょ!


やさぐれつつも、

あれこれ
ヒットパターンを探りますが、
全く
ハマれません。



Mさんが
真後ろにいます。
(2人は左右ミヨシ)


振り向けばMさんが、
大概、
音もなく、
しれっと釣っています。
『サイレントM』です。


聞けば私の3倍ペース。


追いつくどころか、
差は開くばかり。
おさばきタイムで、
私9匹。
Mさん29匹。


となりのおじさん、
29匹と聞こえて、
まじあせり、
そんなに釣ってる人いるのかと、
3回後ろを振り返り、
Mさんを凝視(笑)

Mさんのとなりじゃなくて良かったですね(笑)




ちなみに…


Mさんはフグ竿を使っていません。
正確にはフグ竿を持っていません。

アタリは見ないそうです。
本人曰く、
『見ないというか、アタリ出る竿使ってませんし…』
ってな男っぷりです。


いっぽう私は、
フグ竿使っていても、
アタリが分からず、
結局、見ないっていうダメっぷりです。


アタリを見ない点においてはMさんと同じなので、
心強いです。

が、
とはいえ、
3倍の差はYAVAYだろ…


Mさんのフグ釣りは、
エギタコみたい。
どう見ても小突いているようにしか見えません…


後で聞いたら…
タコ場だし、
実際タコ釣れたし、
タコねらっていたそうです。

ちょうど、

私がふり向いて観察した時、
タコねらいで小突いていたのかも知れません。
しかし、
それでも、
フグが釣れていましたけれど…(笑)


Mさんの小突き釣法にも惑わされ、
ますますドツボでした…

沖あがりまでに、
2匹追加し、
11匹で納竿。

船中1〜30でした。



ブログの更新もせず、
次の週末ダラダラ過ごしていましたが、


その週末もMさん竿頭でした。
2週連続のフグ竿頭。
さすがです。


ところが…
Mさんから、
衝撃のLINEが届きました。

『言い忘れていたのですが今回、前回とふんわり死んだイワシ釣法を取り入れてから調子がいい気がします。』

『タイム釣りの強引なアワセより、掛かりがいい気がします。』

『フワッと舞い上がらせた時にプスプス針が刺さるのがわかりますね。』

『前回は死んだイワシになり切れていない感がありましたが、今回はそこそこ死にきれていたと思います。』


駄目な気がした、
砂利場での『死んだイワシ釣法』について質問しましたら、


『今回の感じだと砂場、砂利場どちらでも有効と思います。うまく死にきれていればのはなしですが。』


なぬ…

砂利場でも死んだイワシ釣法、いけるとな…


自分で提唱したのに、
教えていただきました(笑)