伊勢神宮内宮近くのおかげ横丁の中にある、赤福の朔日餅。今月はかしわ餅。
毎月、一日にだけ販売されるというのを知って、行きたいと思っていた。
30日の午後5時20分頃、整理券をもらいにいったら、111番という紙をもらい、明日の朝(?)3時半からこの紙と引き換えに整理券がもらえるそうで、店は4時45分からだと言っていた。遅くに行くともう買えないと聞いた。
朔日餅は毎月違うそうで、なにかなぁ? と思っていたら、もらった紙にかしわ餅だとあって、ちょっとテンション下がった。
(五月は毎年、かしわ餅なのかな?)
テレビで見た時は、晦日から一日は夜中もお店がいろいろとやってる風で、
関西のサラリーマンは仕事が終わってから来たと言っていた。朔日餅を一人で20箱買っている人もいた。
一日の朝は、3時半に間にあうように行ったけど、雨も少し降ったりやんだりしてるし眠いので駐車場にいて、「もう4時半だよ、行くよ」と言われたけど、起きれなくて「買ってきて」と頼んだ。
なんか怒ってたけど(でも、いつもわたしに「一人で行って来い」って言ってるんだもん、たまにはわたしが「一人で行って来て」と頼んでもいいと思うんだ。)買ってきてくれた。
(一応、近くの店でいっしょにお粥を食べようと思ってはいたよ。)
5時頃赤福に着いて、挨拶が始まって、それから2番に買えたよ。なんか整理券なくても
買えるみたい。整理券をお持ちじゃないですかと聞かれて、これを出したらこれは整理券じゃないって言われたよ。ちょっと恥かいた、と言うので、昨日言ったじゃん、3時半から整理券くれるって、もうほんとに人の話、聞いとらんね……うん、聞いとらん。
挨拶はどんな挨拶だった? と聞くと「ナントカ、ナントカ、って言っとった」と答えるし。
赤福に行く途中に、すごい行列ができとったよ、と言うので、そこがお粥のお店じゃない?
一日だけ朔日粥とかやってるみたいだよ。
賞味期限は当日で、包装紙には本日中にお召し上がり下さいとあって、もう今日は出かけたくないと言うので
「明日でもだいじょうぶだと思うけど、でも今日持って行かないと失礼でしょ、電話して取りに来てもらったら」と言うと「取りに来いって言う方が失礼だ」。
「明日でもいいなら持って行くけどって言えばいいでしょ。じゃあ、今日持って行きなよ。明日になったら値打ちが下がる」
雨がやんだからと出かけて行った。
さっき食べたら、かしわ餅のあんこは、赤福のあんこの味がした。(当たり前だね。)
包装紙は、「伊勢千代紙 版元 赤福」でその下に2文字(と思う)あるけど、読めない。
丸めてごみ箱に入ってたのを取り出して、いっしょに撮ってみた。
菖蒲かな、杜若かなと思ったら、包装紙の裏の文に、菖蒲だとあった。
「伊勢千代紙の絵について版画界の大御匠徳力富吉郎先生にお願いしておりますが、先生ご創作の花菖蒲は、図柄、色彩、気品あふれるものでございます。包装紙には勿体無い思いで使わせて戴きました」とか、いろいろ書かれていた。