釣れづれNickey

時々行く釣りや身近な出来事などのレポートです。つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなし事を・・・。

関之尾公園の滝と世界一の甌穴(おうけつ)

2011年08月14日 | 観光
都城市にある関之尾公園の滝です。この滝について伝わる悲しい物語があります。

今から600年前、時の都城城主北郷資忠公(ほんごうすけただ)が家臣を引き連れてここで月見の宴を行いました。 こうこうたる月に映える滝の美しさ、甌穴の不思議な水の流れに一行は酔っていました。

この宴に庄内一の美女 十八歳の通称 お雪(おしず)がよばれ、殿様にお酌をしますが、緊張のあまり酒をこぼしてしまいました。それを苦にした お雪は宴の終わった後 滝つぼに身を投げました。

お雪の恋人 経幸(つねゆき)は日夜悲嘆にくれて滝の上から声を限りにお雪の名前を呼び続け泣き悲しみ、槍の穂先で岩に思いをこめた一首の歌を刻み残し、行方が分からなくなりました。

 書きおくも かたみとなれや 筆のあと また会うときの しるしならん

この経幸の想いが通じて、毎年名月の夜になると朱塗りの盃が滝つぼに浮かんでくるのでした。二人を偲んで恋人道志で男滝、女滝に酒を流すと必ず結ばれるという。  




これが世界一の甌穴(おうけつ)です。国の天然記念物に指定されています。

関之尾滝の上流。約600mにわたって千数百の甌穴がある。霧島山地の裾野より湧き出る清流がつくり上げた貴重な地質景観である。大小さまざまな深い窪みが、溶結凝灰石の河床に削り込まれ、中には直径1~3m、深さ2mに及ぶものがあり、天然記念物に指定されている。世界一の規模を誇る。








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