釣れづれNickey

時々行く釣りや身近な出来事などのレポートです。つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなし事を・・・。

水仙の話

2006年02月17日 | Weblog
わが社の中庭に今、水仙が咲いていて
危うく車(写真奥の車)でつぶすところでした。
(少し踏んでるかも知れない)

私の駐車場に咲いて

“お前の方が悪いんだよ!!”

とは言いません。(後から来たお前が悪いんだよと言われそうです。)

この駐車場は、2、3年前まで藤棚があったところで
水仙の球根が残っていたんですね。

ということで、今日は水仙の花物語です。

~ギリシャ神話より~

ナルキッソスというとても美しい青年がいました。
彼は自分の美しさに自信を持っていて高慢な人間でした。

彼のことを好きだったニンフのエコーは、いつも彼のことを
見ていました。でもエコーは、神ジュノーに余計なお喋りを
禁じられていたので彼に想いを伝えることは出来ず、相手の
話した言葉の語尾の部分をくり返すだけでした。

そのため、ナルキッソスはエコーのことを「変な娘」としか
思っていませんでした。でもエコーは彼のことが好きで好き
でたまりませんでした。

エコーは、彼に気にかけてもらえない悲しみで、やせて、や
せて、やせ細って、ついには身体も無くなり自分の気持ちを
伝えることが出来ずにオウム返しに言葉を返すだけのエコー
つまり山彦(こだま)になってしまいました。

復讐の女神ネメシスはエコーのことを憐れに思い、ナルキッソス
に報われることのない恋の呪いをかけました。ナルキッソスは水
面に映った自分の姿に恋し、自分の恋する相手が自分自身であり
報われないことに気付いて絶望し、いつも自分の姿を映して見と
れていた池に身を投じて死んでしまいました。

そして彼の身体は水辺に咲く一輪の水仙に変わりました。


 
英語ではnarcissus(ナーシサス)、
フランス語ではnarcisse(ナルシス)

語源はnarce(ナルケ)で、

「昏睡・無感覚・麻痺」を意味します。
水仙の球根にそのような性質があるから
出来た名前だと言われています。
 
水仙の花言葉は、自己愛・うぬぼれ等

そういえばナルシシスト(ナルシスト)て言いますよね。
“自己陶酔する人”“うぬぼれや”という意味です。

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