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プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

◇ 町田康「権現の踊り子」

2022年08月23日 | ◇読んだ本の感想。
読む前からわかっていたことながら、わたしはこういう小説は好かん。

いや、最初に「スピンク日記」を読んだのよ。初町田として。
町田康なー。多分好きじゃない作家だろうけど、犬のエッセイっていうから
どうにかこうにか間違ったら面白く読めるかもしれない。
それが面白く読めたら、万が一小説も面白く読めるかもしれない。

……が、ダメでした。エッセイから全然面白くなくて。
最大限に妥協して言っても、「こういうエッセイは町田康を好きな人が
読んだら面白いのかもね……」というのが関の山。

こういうエッセイを書く人が書く小説が面白いだろうとは思えなかったのだが、
それを確かめるために読みましたよ。
案の定撃沈でした。

シュールというべきなの?ロック?……まあどっちでもいいけど、全然好みじゃない。
これは筒井康隆の一番とっちらかった小説に似ていて、でも筒井康隆の場合は
ちゃんとした小説が構築出来る人だというのをわかってるから我慢できるのに、
町田康は最初に読んでこれですから。
単に書き散らしているようにしか見えない。

最大限に妥協して言っても、まあこういうのが好きな人が読めばいいよね……としか。
本に好き嫌いなんかあって当然なんだから、お前はお前、俺は俺、でいいですよ。
お元気で。ごきげんよう。


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