8年くらい前に「いま大人に読ませたい本」という本を読んだのよ。
これは谷沢永一・渡部昇一の共著で、――彼らを決して読んでいるわけではないが、
まあ有名だからというスケベ心。
そこに出ていた本、多分10冊くらい興味を持って課題図書リストに入れたなかの1冊が本作。
だが、これはわたしが求めていた内容ではなかった。
わたしは、キリスト者が理性的に信仰を解説してくれる本を求めていて。
キリスト教の神を信仰する「理由」を書いてくれていたら嬉しいなと思ったのよ。
しかしそもそもこれは「公教要理」(=カテキズム=教理問答etc.訳語がいっぱいある)を
解説したものらしい。なので、教義の解説≒説教のようなんだよね。
なので、内容はすっぱり信仰。わたしが読みたいのはここではない。
緒言の部分には、「そうそう、これについて話して欲しいのよ~」と思ってた見出しも
多々あったのだが、
(例えば「信仰と理性との関係」とか「正しい信仰と迷信」とか)
本文をわりと丁寧に読み進めて行っても、どうもそこについて納得出来る内容が
読めそうもなかった……まあ読んだの80ページですけど。
要するに信ずるというのは、ある事柄を理性が承認することであって
証明することではない。
ここの、「理性の承認」の部分を詳しく!と思ったが、それには言及されない。
すぐあとにはこんな文章が続く。
君を信ずるという時には、貴方が虚言を言わぬとか、あるいは間違ったことをしない
ということを認めるということであって、果たして相手が絶対に確かなものであるか
否かについて、明らかな証拠を掴んだというわけではない。
この例えではなあ。友達と比べられても……という気がする。
この本には例えが多用されているが、元々の文章が書かれたのは昭和初期、
第二次世界大戦の前だから、例えが古くて現在の(わたしの)価値観ではピンとこない
ことが多い。つまり納得感がない。
納得感が低いことについて文庫で1000ページ近い本を読むのはちょっと厳しい。
それでも100ページは読もうかなと思ったが、80ページも100ページも
変わらないですよね。これで中止とする。
内容について読み込んではいないので、要約などは出来ない。
興味のある方は自力でご一読を。
キリスト教が(歴史的に)強いのはなぜなのか、という疑問を前々から持っている。
まあそれなら、そういうことについて書いてある本をたくさん読めという話だが、
テーマとして重いので、あまりダイレクトに読みたくはない。
ごくまれに、かすってるかかすってないのかわからないラインの本を
ちょこちょこ読んでいきます……
これは谷沢永一・渡部昇一の共著で、――彼らを決して読んでいるわけではないが、
まあ有名だからというスケベ心。
そこに出ていた本、多分10冊くらい興味を持って課題図書リストに入れたなかの1冊が本作。
だが、これはわたしが求めていた内容ではなかった。
わたしは、キリスト者が理性的に信仰を解説してくれる本を求めていて。
キリスト教の神を信仰する「理由」を書いてくれていたら嬉しいなと思ったのよ。
しかしそもそもこれは「公教要理」(=カテキズム=教理問答etc.訳語がいっぱいある)を
解説したものらしい。なので、教義の解説≒説教のようなんだよね。
なので、内容はすっぱり信仰。わたしが読みたいのはここではない。
緒言の部分には、「そうそう、これについて話して欲しいのよ~」と思ってた見出しも
多々あったのだが、
(例えば「信仰と理性との関係」とか「正しい信仰と迷信」とか)
本文をわりと丁寧に読み進めて行っても、どうもそこについて納得出来る内容が
読めそうもなかった……まあ読んだの80ページですけど。
要するに信ずるというのは、ある事柄を理性が承認することであって
証明することではない。
ここの、「理性の承認」の部分を詳しく!と思ったが、それには言及されない。
すぐあとにはこんな文章が続く。
君を信ずるという時には、貴方が虚言を言わぬとか、あるいは間違ったことをしない
ということを認めるということであって、果たして相手が絶対に確かなものであるか
否かについて、明らかな証拠を掴んだというわけではない。
この例えではなあ。友達と比べられても……という気がする。
この本には例えが多用されているが、元々の文章が書かれたのは昭和初期、
第二次世界大戦の前だから、例えが古くて現在の(わたしの)価値観ではピンとこない
ことが多い。つまり納得感がない。
納得感が低いことについて文庫で1000ページ近い本を読むのはちょっと厳しい。
それでも100ページは読もうかなと思ったが、80ページも100ページも
変わらないですよね。これで中止とする。
内容について読み込んではいないので、要約などは出来ない。
興味のある方は自力でご一読を。
キリスト教が(歴史的に)強いのはなぜなのか、という疑問を前々から持っている。
まあそれなら、そういうことについて書いてある本をたくさん読めという話だが、
テーマとして重いので、あまりダイレクトに読みたくはない。
ごくまれに、かすってるかかすってないのかわからないラインの本を
ちょこちょこ読んでいきます……
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