相越久枝 Official WebSite

けだまりも

~日々の生活の中で妄想が毛玉のように膨らみ
毬藻のような形体になる有様~

『ずっと、坂本“教授”。』

2010年12月09日 20時00分00秒 | けだまりも

12月2日、アクロス福岡シンフォニーホールで
大貫妙子さんと坂本龍一さんのライブを観て参りました。

きゃ~っ!なんて贅沢!!!
ピアノとボーカルのみ。

静寂の中、息を潜めて音を手繰る。
~そんな空気も吹っ飛ばす勢いで、
MCでの教授はいきなりNASAネタ!

私も"セキルバーグ"なみに気になっていたので
タイムリーすぎて・・・・含み笑い。
(結局宇宙人の記者会見ではなかったけど:笑)

気心知れつつ、お互いリスペクトしつつ、
お二人のオトナの距離感に憧れます。

終演後は教授の過去のCDも物販でガッツリ購入。
人に貸したり、引越しで行方不明になったもの~いろいろ。



「千のナイフ」は細野さん(フィンガーシンバル!)や
山下達郎さん(カスタネット!!)に加え、
日本におけるE・サティの第一人者でいらっしゃる
高橋悠治さんのクレジットが懐かしい。
ムーグやポリシンセにシーケンサーはアナログ!!ワォ~
しかもライナーには・・・・
「身を汚す事の快美。男娼願望。」にはじまり~
「一緒に死んで下さい」で結ばれる。(ひゃ~!)
33年前とはいえ感性とテクノロジーの戦う行く末を肯定し嘆く。
そう!!!!
私はこんなカッコイイ大人になりたかった!(今も・・・)


「エンド・オブ・エイシア」は古楽アンサンブルが魅力。
音楽史で習ったグレゴリオ聖歌や吟遊詩人(特にトルバドゥ‐ル)に夢中で、
打楽器の試験もアンサンブルアレンジをやったなぁ~と。


「コーダ」は映画“戦場のメリークリスマス”のピアノヴァージョン。
~当時はカセットブック(!)AVEC PIANOを買って譜面を見つつ
卒業試験の自由曲を戦メリにしたし・・・・

好きな曲は一生懸命練習するんですよね♪
お陰様でなんとか卒業できました!



音楽で甦る記憶とエモーション!
お花を買って帰宅。
ダリアにしては淡い色合いの名前は“ムーンダンス”。

今でも私にとって憧れの坂本“教授”です。
NHKの“スコラ”もとってもいい番組で大ファン。
こうういう事が出来る制作チームと現場に拍手!


♪「二つのロンド」/坂本龍一+ダンスリー