写真は、言うまでもありませんが、マーク・ザッカーバーグ、スティーブ・ジョブス、ビル・ゲイツです。
3人の共通項は?
そう、まずはグローバル・カンパニーのファウンダー兼CEO。言わずもがな、フェースブック、アップル、マイクロソフトです。そして、もうひとつの共通項は、3人とも大学を中退して起業し、そして成功したことです。
最近、大学中退起業組がシリコンバレーのトレンドになりつつあります。そういう起業家がふえたというだけでなく、投資家などの間で「大学進学は時間の無駄、発想が柔らかい若いうちにアイディアをビジネスにすることを実践し、その経験から学んだ方がよい」という意見が、だんだん声高に主張されるようになってきて、実際にも高校生以下の若者を対象とした起業セミナーや、ビジネスモデル・コンテストなどが盛んに行われ、いわば起業家の青田刈りとでもいうべき状況を呈しています。
サンフランシスコのお洒落なタウン誌 "San Francisco" も最新号で6人の大学中退起業組の若者を紹介しています。
そのうちの1人はKevin Petrovic 19歳です。仲間2人 (Shri Ganeshram 19歳、Rujul Zaparde 18歳) とともに"Flight Car"を創業する予定で、当面、大学には行きません。"Flight Car"は「飛行機で出かける際、空港まで乗って行った車を、留守中だけ人に貸し出す」というサービスの事業化をめざし、すでに6ミリオンドルの創業資金を集めました。下の写真の左端がKevinです。
もう1人はプリンストン大学を中退して起業するXlnyi Chen 20歳。10万ドルのグラントが決まっています。開発するのはコンシューマー向けのロボティックス製品。すでに学部1年生のときに、ロボティックス技術での製品開発に成功した経験があります。
さて、今日の絵本は、そんな若き起業家に贈る "The Carrot Seed"です。
男の子がニンジンのタネをまきました。周囲の皆が「芽が出るわけないよ」と言ってもあきらめず、「育つわけないよ」と言われても動じず、水をやり、見守り、そして大きなニンジンを収穫します。そのまま読むこともできますが、ニンジンのタネはビジネスのタネ、周囲の雑音に惑わされず、成長と成功を信じて育てるのは起業家の君だよ!という深読みも可能というわけです。
The Carrot Seed 60th Anniversary Edition | |
HarperCollins |
邦訳(「にんじんのたね」)も出ています。
にんじんのたね | |
こぐま社 |
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