お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

世界を驚かせた小保方博士の発見: 日本in American Media 013

2014-01-31 | from Silicon Valley


 世界中が日本の科学者の発見に驚きました。わざわざ言うまでもありませんね。雑誌 "Nature" に掲載された小保方晴子博士のSTAP研究です。

 アメリカの大手各紙の第一報を紹介します。

 ウォールストリートジャーナル紙は”’Stressed’Stem Cell Breakthrough”のタイトルでオンラインの科学面に紹介。小保方博士の論文と方法論を紹介したのち、共同研究者のVacanti博士へのインタビューを紹介。小保方博士の手法をマウスではなく、ヒトの細胞に適用できるか検証する研究に着手、論文も投稿準備が整っていると語ったと報じています。


 ロサンジェルス・タイムスは"New method makes stem cells in 30 minutes” と題した、詳細な紹介記事を掲載。科学記事に定評のある同紙らしく、オンライン版にはSTAP細胞から育ったマウスの心臓のビデオも紹介されています。小保方博士自身がすでにヒトの細胞での研究に着手していると語ったと報じています。

 興味深いのはニューヨーク・タイムズ紙です。”Study Says New Ways Could be a Quicker Source of Stem Cells”と題して報道しましたが、Vacanti博士と理化学研究所の共同研究として報じられており、小保方博士の名前にほtんど言及していません。(第一報では理化学研究所の名称も紹介されず、「日本の研究者との共同研究」と説明していました)利根川博士のノーベル賞受賞に際して、米国のメディアの多くが「アメリカの研究者が受賞」と報じたのを思い出しました。

 さて、実用化にむけての研究開発の国際競争画すでに始まっていることが、こんなところからもいうかがえます。日本チームのさらなる健闘が期待されます。
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