お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

ジュニアノーベル賞2014 

2014-01-25 | from Silicon Valley


 ジュニアノーベル賞2014の最終選考に残ったファイナリストが発表されました。全米からの約1800人の応募者の中から選ばれたセミ・ファイナリスト300人から、さらに選ばれた、14州、33校からの40人です。

 40人は、3月6日から12日までワシントンDCに集まり、各自の科学プロジェクトを、審査にあたる世界有数のサイエンティストたちに、また他のファイナリストたちに展示し、説明します。これが最終審査で上位3人の受賞者が決まります。優勝者には10万ドルの賞金が、2位以下にも総額53万ドルの賞金が与えられます。

 ジュニアノーベル賞は平易に言えば高校生の科学コンテスト。スポンサーはシリコンバレーに拠点を置く半導体メーカーのインテル社です。ジュニアノーベル賞というのは、実はニックネームで、正式には”Intel Science Talent Search (STS)”といい、 "Sponsor for Tomottor:明日(の創出)を支援する" を社是に掲げる同社が、世界中で展開している科学教育振興支援事業(非営利活動です)の一環。インテル社は、理科を教えている世界中の先生方に先端科学を学ぶ機会と研修費用を提供したり、世界中の学校に科学教育教材・実験設備や機器を寄付しています。

 さて、2014年のジュニアノーベル賞のファイナリスト40人のうち、11人がカリフォルニア州の、そのうち8人はシリコンバレーの高校生でした。研究内容はおとなも、どころか、専門家も顔負けのレベル。たとえば Natalie Ng(上の写真の)の研究テーマは「乳癌予後の患者の転移/再発予測モデルの開発 」。Vishu Shankar(下の写真)の研究テーマは「心臓疾患に関与する分子の3-D構造の解析」。



 2人とも大学からの合格発表を待っている高校生。ともに、知る人ぞ知るシリコンバレー有数の進学校クパティーノ市にある Monta Vista High School の生徒です。ファイナリストもですが、ファイナリストを2人も輩出する高校もすごい!




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