「ほんの木」柴田敬三のUpdateブログマガジン 

出版社「ほんの木」が発行していた月刊オピニオン誌「Update」が四半世紀ぶりにブログで復活!

「イスラム国」という名の過激派集団について

2015-02-04 19:40:00 | コラム
ついにジャーナリスト、後藤健二さんが殺されました。この集団に。

それにしても、11月、少なくとも12月初旬には捕まっていたことと、当初身代金10億円だか20億の要求が家族にあり、恐らく、政府もそれを把握していたはずですが、なぜその後に要求が120億に代ったのか?

察するに、衆議院選挙の前であり、安倍政権と自民党は事態を発表しなかったか? あるいは、イスラム国との交渉に積極的ではなかったのか? ルートや手がかりが無かったのか? が気になります。

政府=国が身代金を秘かに払い、人質を解放しておけば事はもっと小さく済んだかも? と私は思ったりします。(後で捕まった2人が政府に返済する形でもよかった)

中東への訪問を控え、安倍首相は、①選挙に圧勝する②有志連合に仲間入りしたい、中東各国で反テロリズム、反イスラム国を宣言したかった? あたりのことを人質より優先したとしたら、大事件。スキャンダル。人の生命より政権や選挙優先となります。

マスメディアの調査追求を期待したい点です。

それにしても、無慈悲なテロリストをどうやって制圧できるのか、私には答えが見つかりません。

今後、世界各地で発生しかねないこうした人質事件。日本も標的となりました。

一体どこまで泥沼を突き進むのでしょう。
同時に、毎日起こる殺人事件や交通事故など、また1年間に3万人近い人々の不幸な自殺国、日本。
人間の生命と死をどう捉えるのか、心が痛みます。

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