『C線上のアリア』を読んだ。
『介護ミステリー』と言われるだけあって
いきなりゴミ屋敷の片付けから始まる。
親の介護、嫁姑関係、夫婦関係など、50代の私達世代にドンピシャなお話で
面白かった〜!!
懐かしかったのは、村上春樹の『ノルウェイの森』の赤と緑の装丁の本
これがベストセラーになった頃、このお話の主人公は高校生だったが、私は大学生だった。
この本を小脇に抱えるのがお洒落みたいな風潮があって、すごく売れていた(ちゃんと読んでいるかどうかは別として)
赤が上巻、緑が下巻。思い出した。そうだった、そうだった。
物語のキーになる『赤』と『緑』
主人公は高校時代に『下巻しか読まない男』と恋をして、その後『上巻しか読まない男』と結婚した。
昔の男をフェイスブックで検索して、妻や息子とキャンプやハイキングをする幸せそうな投稿を見て、見なきゃよかったと後悔する。
これはあるあるなのかな。
しかし、実際は…
色々な伏線が張ってあって、どこでどうつながって、どう回収されるのか
読み始めたら止まらず、
気が付いたら夜中の2時過ぎていた。
私を寝不足にさせる湊かなえ様
流石です。

余談
先日ベルサイユのばらの映画を観に行き、パンフレットを買った。
なんと、パンフレットに湊かなえ様のレビューが載っているではないか。
関係ないのになんで?と思ったけれど
湊かなえ様はベルばらファンだそうで
『私という人間はベルサイユのばらでできていると言っても過言ではありません』と書いてあった。
わお

「私も、私も〜
‼️」と心の中で叫んだわよ。


メルカリで買ったサイン本とベルサイユのばらのパンフレット
湊かなえ様、今後もご活躍を期待しています