これは絶対観なければと思っていて
封切り日に仕事が休みだったので、朝イチで観に行った。
〈ざっくり感想〉
●予想よりも良かった。
●事実に基づき社会的メッセージを伝えながらもエンタメ性もあり、泣かせるシーンもあり、中だるみせず、最初から最後まで引き込まれて観れた。
●キャストがよかった。とくに窪塚洋介がかっこ良すぎ。(個人的な好みで)
〈細かい感想 ネタバレ注意。これから観る人は読まない方がいいかも〉
船内でコロナ陽性外国人患者の診療にあたる医師や看護師はもちろんフルPPE(完全防備)なのに、通訳として呼ばれたクルー(森七菜ちゃん)は制服姿に不織布マスクを付けているのみ(N95ですらない)で、患者がいる部屋に無防備で入り濃厚接触者の妻に近寄って英語で問診していた。
『あり得ん〜!感染してまう!』(私の心の叫び)と思ったが、後でパンフレット読んだらこれは事実だったらしい。モデルになった英語のできるクルーさんが制服に不織布マスクだけで通訳して、(ドクターたちは物々しい格好なのにわたしは大丈夫なの?〉と思ったと書いていて、初期の頃はこんな対応だったんだとびっくり。
対応に当たったクルーさん、感染しなくて本当によかったですね(^◇^;)
六合という感染症専門の医師がDMATを非難するYouTube動画を投稿して、マスコミがそれを取り上げたことにより、DMAT隊員達の心を折り、撤退する隊員達も出てくる。
『あ〜!そんなことあった、あった!あのお騒がせ医師の名前なんだったっけ』(私の心の声)
エンドロールに〈岩田健太郎 YouTube〉と出て来て、『あ〜、そうそう!思い出した』
エンドロールに名前が出てくるってことは本人に承諾取ってるんだよね。あまり名誉なことじゃないけど…
小栗旬が待ち構えていたマスコミ(桜井ユキ)にインタビューされて、「あんたら、面白がってるだろ!あんた達マスコミは切り取って報道する。それを訂正している暇はこっちにはないんだ!」とインタビューを拒否するところ、気持ちよかった。(事実かどうかは知らない。多分作ったと思う)
その後、実際にダイヤモンド・プリンセス号に乗った別の医師が六合医師にSNSで反論し、世間の流れが変わる。これは高山義浩医師がFacebookに投稿した内容をベースにしているようなのだが、テレビで六合医師のDMAT批判を取り上げたディレクター役の桜井ユキがそれを読んで反省するシーンがあったのがよかった。(本当にマスコミの人達が反省する気持ちを持っていたかどうかは知らないが)
会議で、患者の受け入れを頼んだ病院の院長から、「コロナ患者を受け入れるなら辞めるという看護師が大量に出て来て困っている」とキレ気味に言われ、「そんな気持ちで働いているなら看護師辞めればいいんだ!そんなやつ医療に携わるな!」と逆ギレして、後から反省する小栗旬が愛おしかった。
新設したばかりの藤田医科大学病院岡崎医療センターがたまたま開業前で、無症状の濃厚接触者の隔離を受け入れるのだが、バスで5時間かけて搬送する途中で7人発症し、藤田医科大学の医師役の滝藤賢一が「無症状の人だけ受け入れると言ったのに!スタッフも充分いないのにコロナの治療なんかできるか!」とキレるのもリアリティがあってよかった。
厚労省役人役の松坂桃李くんのガチガチのお堅い役人の中に次第に人間性が見えてくる演技、よかった。
小栗旬が松坂桃李に対してお前呼ばわりなのは、演出だから仕方ないのかな〜。小栗旬のモデルになったDMATの先生が厚労省のお役人に「おまえ」とか実際は絶対に言わないと思うけど。
小栗旬の態度が偉そうなのがちょっと気になったけど。まぁ、映画を娯楽として面白くするための演出なんだよね。
なんか、興奮してたくさん感想書いた。笑
注)細かいセリフの言い回しは違っていると思います。記憶を元に書いたので
最後までお読みくださった方がいたら、ありがとうございます。
ニイト君は体調良くなって来たみたいです。
おかげさまで😊