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子ども2人不登校でした


不登校からニートとなった息子の母のブログ☆

餃子作り

2022-01-31 21:14:00 | 日記
ニイト君、食欲改善してきたようす。

今日は昼にお父さんとラーメン食べて来たらしい。

最近は1日1食ラーメンだけが続いていたけど、今夜は夕飯も食べてくれた。

今日のメインは鹿肉カツ🥩

お父さんがまた知り合いから鹿肉を大量にいただいたので、鹿肉消費中。

鹿肉ハンバーグ、鹿肉カレー、鹿肉シチューなど色々作ってみたが、鹿肉カツが一番人気。

そして、新たなメニュー、鹿肉ギョーザにも挑戦してみた。

鹿肉をハンドブレンダーでミンチにして、みじん切りの白菜とチーズも混ぜて

皮に包むのをニイト君に頼んでみたら、「いいよ」と、すんなりやってくれた😆

「ありがとう。助かるわ〜❤️」と言うと

ニイト君「そうだろ。もっと言って」と言う。

ちょっと調子良い感じ☘️


一喜一憂の日々








自立支援医療更新とインドカレー

2022-01-28 17:36:00 | 日記
今日はニイト君に車を運転してもらい、自立支援医療の更新をしてきた。

ニイト君、「オレが行かなきゃだめなの?」と行きたくなさそうだったけど

「本人確認が要るから本人が行かなきゃだめなんだよ」ということにした。
(去年は私一人で行ったけど)

保健所の駐車場が狭くて、他の車にぶつけないかとヒヤヒヤ💧

代わってあげたくなったけれど、場数を踏まないと上手くならないからね〜😥

帰りに何か食べて行こうか?と誘うと、

ニイト君は珍しくインドカレーの店に行きたいと言った。

「この店、夏にクラスター出したんだよね〜😅」

ニイト君「さすがに気をつけてるだろ」

入ってみると店員さんはインド人。

んー、大丈夫かな…



ニイト君、約1週間ぶりにラーメン以外の食べ物を食べた😅

大きなあつあつのナンが美味しかった🫓

万が一コロナに感染しても、この店に来たことは職場には内緒にしておこう。

過去にクラスター出した店に食べに行って感染したとなったら何を言われるやら分からない。

でもニイト君、少し食欲出てきたようで、よかった


チビ♀お父さんのダウンジャケットの袖に入るのがお気に入り



ラーメンが命綱

2022-01-27 19:59:00 | 日記
皆にいたわって欲しいから拒食症になりたいと言っていたニイト君

本当に食欲がなくなってしまったらしい。

私が作った食事を食べない🥲

お菓子も食べない。

体重はどんどん減って

日に当たらないから青白く

ガリガリのヒョロヒョロになってきた。


昨日は、仕事から帰ってからニイト君の大好きな味噌ラーメンの店に連れて行った。

蔓延防止重点措置でオーダーストップ午後7時半にギリギリ間に合った。

チャーシュー3枚トッピングでペロリと食べてくれた。

しかし、ここのところせいぜい一日一食、ラーメンしか食べてない🍜

今日は昼にカップ麺食べたから夕飯食べないと言う🥲





いつも冬になると元気がなくなるニイト君

今までは元気がなくてもご飯は食べてくれたのに…

いつまで振り回されるんだか

ラーメンだけでも食べれば良しとするべきか、

どんどん目標値が低くなっている。

一年前はなんとか社会生活して欲しいと思っていたけれど

最近は諦めモード

今は生きていることが目標

😭




ふてぶてしい猫1号

親子でこのカゴがお気に入り



柳田邦男『犠牲-サクリファイス』を読んだ

2022-01-20 21:50:00 | 読書
柳田邦男氏には生きていたら私と同じ歳になる息子さんがいた。

その息子さんは心を病んで精神科通院していたのだが、25歳で自死してしまった。

ある日ベッドでコードを首に巻きつけて動かなくなっている次男、洋二郎さんを見つけた柳田氏は電話機に飛びつき119番を回した。

救急隊による心肺蘇生術を受け、洋二郎さんは11日間生死の境を彷徨い、最終的には脳死状態となり、柳田氏は腎臓の臓器提供を決意する。

その手記『犠牲 サクリファイスー我が息子・脳死の11日』を読んだ。

洋二郎さんは中学生の時に同級生がふざけて投げていたチョークが目に当たり、眼房内出血による激痛で11日間入院したことがある。

それを機に視線恐怖、対人恐怖、脅迫思考を主訴とする神経症に陥った。

しかし、柳田夫妻は彼が心を病んでいたことを中高時代には気付くことができなかったという。

大学生の時に突然2階の窓ガラスを破り、そこから飛び降りようとしたことから精神科治療を開始。

本人から「中学高校時代は生きられた時間がなかった」と言われ、なんではやく気づいてやれなかったのかと、断腸の思いは今も消えないと書いてある。

以下はあとがきから抜粋

『それから6年間、いつも混んでいる精神科の外来で息子とともに2時間も3時間も待ってへとへとになった日が数えきれないほどあって、それもいつの日か息子が自立して社会生活ができるようになるという期待感に支えられていたのだが、到達したのは息子の死という空しさ』

全く他人事とは思えません。

洋二郎さんは大学を中退して通信制大学に編入した後もサークル活動に参加し、対人恐怖を克服しようとしていた。

精神科医からアルバイトを勧められるけれど、アルバイトは無理だと言う洋二郎さんに柳田氏はボランティアならいいんじゃないかと障害者施設に頼んでボランティアに通うようにした。

無理して4ヶ月通ったけれど、とうとう行けなくなった。洋二郎さんにとっては辛い経験でしかなかったようだ。

私もニイト君にボランティアを勧めたことがある。

親の言うことを素直に聞く子だったら、無理して余計に精神を病んでしまっていたかも知れない。

驚くのは、精神科主治医から柳田氏が言われた言葉。

「子供が死にたいと言ったら『そんなに死にたいなら死ね!』というくらい、父親の厳しさを示さなければ駄目ですよ」

そして氏はこの言葉をもっともなことだと素直に受け止めたと言う。

三十年前は精神科医でもこんなことを言う医者がいたのか。今ではあり得ないと思う。


最後に、あとがきから、心を病んだ御子息の死を歌った詩人の草壁焔太氏の歌集から引用


その荷を
下ろしなさいと
いっても
それは無理
息子の死骸だ




子どもに死なれたら取り返しがつかない。

この本を読んで、たとえ社会生活できなくても、生きているだけでいいと心から思った。




ひきこもり人権宣言

2022-01-16 08:52:00 | 日記
『ひきこもり人権宣言』というものが発表されたらしい。

作成したのは「暴力的「ひきこもり支援」施設問題を考える会・ひきこもり人権宣言作成班」

『引き出し屋』と呼ばれる、ひきこもっている人を強引な手段で外へ連れ出す民間業者がいるらしい。

同会は、主にテレビ番組で『引き出し屋』の手法が「ひきこもり解決策」であるかのように流布されたことを問題視。

ひきこもる人たちの人権侵害につながる誤った支援を助長する上、救われると思った親たちも次々に高額料金を取られるなどの被害に遭っていることに危機感を覚えたという。


確かにね、 本人が嫌がっているのに無理やり外へ連れ出すのは良くないよね。

でも、『引き出し屋』に頼みたくなる親の気持ちも分からないでもない😣

無理やりでも外に引き出して、外に出てくれたら…と思ってしまうよね。


昔、戸塚ヨットスクール事件ってありましたよね。

4人も死者を出したのに、まだ活動しているようですね…




以下、ひきこもり人権宣言 

第 1 条 ひきこもる権利(自由権)
 人は、ひきこもる権利を有し、これを行使できる。ひきこもる行為は、命と尊厳を守るために必要な自衛行為であり、十分に尊重されなければならない。

第 2 条 平等権
 ひきこもり状態にある人は、人として平等に扱われる。人種、性別、信条、障害、年齢、経験によって、ひきこもる人は、差別されない。ひきこもり状態にある人とひきこもりを経 験した人は、ともに等しくリカバリーに必要な利益を享受する。

第 3 条 幸福追求権
 ひきこもり状態にある人は、幸福を追求する権利を有する。ひきこもり当事者は、自分らしく生きるために、自己決定権を行使でき、他者から目標を強制されない。

第 4 条 ひきこもる人の生存権
 命と尊厳を守るために、ひきこもり生活の質が保障されなければならない。ひきこもり当 事者・家族は、生活の質を確保するために、必要な手段を求めることができる。

第 5 条 支援・治療を選ぶ権利
 ひきこもり当事者は、支援・治療を選ぶことができる。支援者は、適切な支援・治療のために、必要な情報を事前に提供し、当事者自身が選択できるようにしなければならない。ひきこもり当事者は、当然に支援・治療の対象者になるのではない。

第 6 条 暴力を拒否する権利
 ひきこもり当事者は、不当な支援・治療・説得を拒むことができる。当事者の本心に反する働きかけは暴力的であり、ひきこもり当事者は、これを拒否できる。引き出し屋の説得による連れ去りは、決して許されない人権侵害である。

第7条 頼る権利
 ひきこもり状態にある人は、人や社会に頼る権利を有する。自己責任論によって孤立し、ひきこもり状態を自分の力で抜け出せなくなった人は、人や社会に頼ることを否定されない。

※条文は、基本的人権の中で、特にひきこもりにおいて侵害されがちな権利を明記した。ひきこもる人の権利は、上記に限定されるものではない。


以下、解説から気になる箇所を引用

親の無自覚な支配性に関しては、「親が変われば、子供は変わる」というよく使われるフレーズにも表れている。これは、親も変わるから子供も変われという干渉めいた変化の圧力を子のひきこもり当事者に伝えてしまう。本当の変化を望むなら、親は支配・コントロールを自覚して手放し、子による主体性を尊重すべきである。不当な干渉によって本人のペースが乱されれば、当事者は安心してひきこもることができず、ひきこもり状態から抜け出すための力を蓄えることができない。そればかりか、親の影響から脱して主体的に自立の道を歩むことが困難になることもある。

 8050 問題を考えるときに見逃してはならないのは「親が変わるのを待てば、子供は老いる」ということである。親が子供の変化を待つのが難しいように、ひきこもり当事者も親が変わるのを待つのは苦痛である。多くのひきこもり当事者は、親は変わらないと語り、親子関係が変わらないためにひきこもり状態から抜け出せなくなっている者もいる。変わらない親を抱え、ひきこもり当事者がひきこもり続けなければいけない状況を回避するためには、ひきこもり当事者に「自分のことは自分で決める」という当事者主権を認め、当事者自身で動けるように何ができるかを社会全体で考えていかなければならない。


 耳が痛いですわ🥲


興味のある方はこちらをご覧ください。

↓『ひきこもり人権宣言』の作成過程や発表記者会見の模様などをレポートした池上正樹氏のweb記事
↓『ひきこもり人権宣言』と『解説』

引用はこちらから