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ウェネトさまの館

★2025年8月、はてなブログへ引越しました!
https://unut.hatenablog.com

2024年 ウェネト的ツボな展覧会ベスト10

2024年12月31日 20時44分30秒 | ツボな展覧会ベスト10

年末のオヤクソク、ウェネト的ツボな展覧会ベスト10でございます。

今年はお供のEが、ちと大変な手術を受けて入院したりして、観た展覧会は昨年より減って238じゃった。
(再訪や、ちょっと覗いただけの展覧会は含まず)

ブログはできるだけ書きたいのじゃが、今年も書きそびれた展覧会がけっこうあるのぅ。

例年通り順位は付けず、行った順に【美術館・博物館編】【ギャラリー・その他編】それぞれ10ずつ、ブログのリンクも貼って並べまする。
(美術館でも、公募展示室やギャラリーでの公募展などは[ギャラリー・その他編]に入れてます)

【美術館・博物館 編】
混雑した展覧会には年々行かなくなり、特に今年は美術館へ行く回数が減り、ベスト10の美術館も偏ってしもうた。

気になりつつ観逃した展覧会も多うござります。
田中一村、英一蝶、フォロン、デ・キリコなどなど、やはり観ておけばよかったのぅ。

★111年目の中原淳一展(そごう美術館)1月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/2c0f3ade3c291573031c3eb6ff92342c

★村居正之の世界(郷さくら美術館)1月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/9b522ecadb8720f767dd7a03a79a2d0f

★ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家(東京オペラシティアートギャラリー)1月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/8dc2957215a68efabadaf4edfc66d88e

★宇野亞喜良展(東京オペラシティアートギャラリー)6月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/357152f84b6071a7c84525b47d491c0e

★YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界(東京都庭園美術館)6月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/cac908ce9a0f75c98b266811f382dd4c

★髙田賢三 夢をかける(東京オペラシティアートギャラリー)9月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/83bdb0608c0fffa190feffa7cc895088

★金井一郎 翳り絵展「銀河鉄道の夜」を巡る旅(吉祥寺美術館)10月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/52fdebf179116032ca3800ee06ce01a5

★空の発見(渋谷区立松濤美術館)10月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/6853235306ba19c441d7fc77768b4dad

★ベル・エポック 美しき時代(パナソニック汐留美術館)12月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/53cf8c9763a66803d29a91f40d62a839

★「西川勝人 静寂の響き」&「コレクション展」(DIC川村記念美術館)12月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/ee962cbc46a15a9f87b9a4803151d90c

ベスト10に入れるか迷うた5も観た順に。

▲第8回 東京都特別支援学校アートプロジェクト展(東京藝術大学大学美術館)1月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/010dbd60a16148ce9732c4d25fd88697

▲出久根育展 チェコからの風(武蔵野市立吉祥寺美術館)2月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/b494127730385b1c525de4518f4a21e8

▲第10回 菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉(菊池寛実記念 智美術館)3月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/a958b207144bd3723a19d8757ff89957

▲昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界(泉屋博古館)9月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/4f33bcbddd0b2fdaadb0e5cfd8470374

▲建物公開2024 あかり、ともるとき(東京都庭園美術館)10月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/9c40c070597c42e5677ba97043facf19

【ギャラリー・その他編】
国内の作家の個展はツボなものが多く、とても10は選べぬゆえ、今年も国内作家の個展は抜きで10選んでおりまする(海外の作家は入れておるぞよ)

ちなみに、ツボだった個展は作家名50音順で以下の通り。
赤木睦代、赤澤慶二郎、足立絵美、荒木恵美子、池田あきこ、石井冨美子、石川幸奈、伊豫田晃一、うつわやみたす、大山菜々子、岡千尋、okamoto barba nami、Otti Ouri、おのかつこ、加藤奈月、金井一郎、川瀬巴水、木原千春、木村佳代子、くるはらきみ、桑原弘明、小暮千尋、こまつか苗、坂田源平、しらとあきこ、神宮字光、高橋祐次、多賀新、たかむらゆき、武田裕子、田口薫、ただあやの、建石修志、田中涼子、タニガワマリコ、谷山由樹子、田原桂一、玉川麻衣、土屋恭子、逃猫舎、早川和明、林明日美、樋上公実子、日野まき、HIRO、深瀬優子、星野早紀、mana*(吉川愛美)、牧野千穂、松島智里、松本潮里、むらまつちひろ、山口真人、山﨑優姫、山田彩加、山田章博、山本タカト、優、横橋成子、*luce*姉崎恭子

★ジョージ ホイニンゲン=ヒューン写真展(シャネルネクサスホール)2月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/4115396183d9c486edc420d78d684527

★鉛筆派22回展 THE ZOO(コート・ギャラリー国立)3月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/110da15599fdbdf5e4fa24b03d938e6b

★クリス・ベレンス 素晴らしき地下世界(メグミオギタギャラリー)4月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/93792fbb8e1f5bf610cfd6a673a2c2de

★W.Sila 27th Exhibition Melodyギャラリー自由が丘)5月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/6227bafa733627be885ae3f8c8c694b4

★夢の覗き箱(スパンアートギャラリー)6月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/fa4e7501b8f95f3472b73b7ecbcadd1a

★美術品入札会 廻 MEGURU(加島美術)8月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/f907df9a67e5faed85ab5a047e433a1d

★KANZEN 完全 大宴会的美術展(伊勢丹新宿店)9月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/987c9545e837f30f303a6b5daf30f818

★マティス 色彩を奏でる(ポーラミュージアムアネックス)10月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/c70559d5a164315676a5dc336dcd082c

★第50回記念 現代童画展(東京都美術館)11月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/c6aef097bbbc67e632abaf0bbf33448b

★パリと香水展(高砂コレクションギャラリー)11月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/63f3e3445ad0b1d04cf0385b93140c71

ベスト10に入れるか最後まで迷うた5も観た順に。

▲五美大展(国立新美術館)2月
東京五美術大学の連合卒業・修了制作展。ブログ書きそびれたがパワーありありで楽しかったのじゃ。

▲In Focus: Yuzuru Hanyu Lensed by Jiro Konami(グッチ銀座ギャラリー)5月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/e8161cfdd56778d861b27b334940ea2e
(小浪次郎の写真展じゃが、結弦くんやGUCCIとのコラボ展のようなものゆえ入れたぞよ)

▲The Stars 夏の夜空の流星群(アールグロリュー)8月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/09eb2632bb3d25de016843a7639f7807

▲坂本藍子 丁子紅子 辻本健輝 三人展(ギャラリー・フィールド)8月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/4eecafaa0cf0f50f17be2d380867b671

▲鉛筆画展(日本橋三越本店)11月
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/fa06285e61abfc4deb70669c4693b3bc

今年もギリギリになって慌てて選んだゆえ、見落としがあるに相違ないが、以上でござります。

当ブログにご訪問くださった皆様、今年もどうもありがとうござりました!
2025年が皆様にとって素晴らしい年となりますように!

★おまけ話:其の壱
・年越しドーナツ!
ケーキ売切れで、年越しスイーツはクリスピー・クリーム・ドーナツのミルククリームスネークとチョコレートスノーマンじゃ。
2025年の干支デザインの白ヘビ、ちと不細工じゃが可愛いのぅ。

・年越しようかん!
無印良品で品切れが続いていたチョコようかん、入荷しておった。
“備蓄おやつ”とやらで2029年まで長期保存できるらしいが、1箱(5本)一気に食べてしもうたわ。ハハハ

★おまけ話:其の弐
今年1番ラッキーだった事は、羽生結弦 ICE STORY 第3弾『Echoes of Life』埼玉公演 最終日を、最前列(しかもロングサイドのほぼド真ん中!)で観られた事でございます。

更にこの日の公演は、TELASAでマルチアングル映像(7種類も!)配信中で、毎晩遅くまで観まくって、テラサ廃人と化しておるのじゃ。

特に「リンク下手・リンクサイドカメラ」では、アンコール後の周回『私は最強』に、ゴマ粒ほどのわたくしがちょろっと映っており、曲が終わって後ろ向きに下がっていく途中で座り込んだ結弦くんの向こうに、40秒くらい映り込んでる場面もあって、一生のお宝でございます。
(ダウンコート2枚重ね着して着膨れたお供のEも、米粒ほどで映っておるwww)

一生分の運を使い果たしたが、最前列の素晴らしさが中毒になってしもうた。

てな訳で、2月の千葉公演も第1希望を最前列でエントリーしたが、1日目は第4希望のスタンドSSでかろうじて当選、大楽は最速もHP先行も落選。(一般1次の当落結果はまだ出ておらぬ)
最前列どころか当選する事すら奇跡じゃが、なにとぞなにとぞ~~~!


さらば!DIC川村記念美術館!「西川勝人 静寂の響き」&「コレクション展」

2024年12月29日 20時10分20秒 | 展覧会・美術関連

会期の短い展覧会を優先してブログ書いておったゆえ、とんでもなく後回しになってしもうたが、今月6日、DIC川村記念美術館へ行ったのでございます。
https://kawamura-museum.dic.co.jp/

お供のEは、昔はよく行っておったがここ数年は行きそびれ、2019年にわたくしのお供でジョゼフ・コーネル展を観たのが最後じゃった。

2025年3月末から休館になると知り、今回お別れにまいりましたのじゃ。

佐倉は遠うござりますが、東京駅から高速バスが出ており、移動は楽なのじゃ。
出発時間は9:55で、30分以上前にバス停に着いたらば、既に長~い行列で驚愕。
何とか1台目のバスに乗れたぞよ。1番前のお席じゃ。

約1時間で到着。乗ってきた《広つば帽を被った男》バス。

美術館の建物はあちらじゃが、

着いて速攻、レストラン ベルヴェデーレの建物に向かい、店頭で当日受付完了。
(1月からは事前に予約サイトからの完全予約制になるそうな)

約1時間後の予約が取れ、それまで広い敷地をお散歩し、ランチを食べた後に展覧会を観たのでございます。

が、先に企画展と常設展の話をザックリ書きまする。
(作品名や感想などメモした紙を紛失してしまい、ザックリとしか書けぬのじゃ・涙)

★企画展「西川勝人 静寂の響き」
https://kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition/

ドイツを拠点に活動する西川勝人の、日本初の回顧展だそうな。
西川作品を観るのは、たぶん初めてでございます。

1980年代から現在までの、彫刻、ガラス、絵画、ドローイング、写真、、インスタレーション、建築的構造物など約70点が、複数の展示空間に展示。

特に、窓からの自然光を受けて光と影をおとすタマネギの如きガラス作品や、塗料と石膏と木を使ったオブジェなどお気に入りじゃった。

会場構成も面白いのぅ、と思うたら、作家自身による作品選定と構成なんじゃと。

超短い展覧会動画(美術館のHPから借用)

★コレクション展
https://kawamura-museum.dic.co.jp/art/collection-current/

素晴らしいコレクション色々ございますが、1番の目玉はやはり、ロスコ・ルーム〈シーグラム壁画〉でありましょう。

マーク・ロスコのシーグラム壁画を展示する為だけに設計された変形七角形の部屋で、7点の作品が1つの壁に1点ずつ展示されておるのじゃ。
中央に置かれたソファに座り、ぐるりと作品に囲まれた空間も雰囲気も堪能。

お気に入り作品にも再会できたぞよ。5点だけ観た順に。

・アンリ・ル・シダネル《薔薇と藤のある家》1907年
・コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ Ⅱ》1922/76年
・マックス・エルンスト《石化せる森》1927年
・ルネ・マグリット《感傷的な対話》1947年
・ジョゼフ・コーネル《鳩小屋:アメリカーナ》1950年代初め

企画展も、久々のコレクション展も、観応えござりました。
会期はどちらも1月26日まで。

1階展示室奥の茶席で、お抹茶と上生菓子も頂きたかったが、観終わってから行ったらば、既に当日分は予約で満席じゃった。

店頭のQRコードから当日予約を入れる方式とは知らず、着いてすぐに予約しなかった事を悔やんだのでございます。

5年前に利用した時は予約は必要なく、コーネル展の特別セットを頂いたのじゃが(これじゃ↓)

今回はどんなお菓子じゃったかのぅ。

展覧会の前に散策した敷地は、約3万坪もあって鳥もたくさんおるのじゃ。
この日は12月とは思えぬ暖かさで、お散歩も楽しゅうござります。

鳥たちもおるが、なかなか近くに来てくれぬのじゃった。お~い!

紅葉狩り~♪

バラも咲いておった。

オブジェも点在しておるのじゃ。観た順に、

・フランク・ステラ《リュネヴィル》1994年

・清水九兵衞《朱甲面》1990年

・ヘンリー・ムーア《ブロンズの形態》1985年

さて、ランチの予約時間になりベルヴェデーレへ行くと、おひとり様なのに(お供のEはおるがw)窓際の4名用テーブルに案内してくださり、ゆったりできてありがたいのじゃった。

カジュアルコースを、デザート追加でお願いいたしまする~。

前菜盛り合わせ。

選べるパスタか肉魚料理は、タリアテッレ 自家製ミートソース ボルチーニの香り。

デザートは、ほおずきのカッターサ。ドリンクはピーチティー選択。
カッターサ丸々1台持ってまいれ~。

どれも美味しゅうござりましたが、わたくしには全体的に量が少のうござります。
もう1セット持ってまいれ~(こらこら)

5年前は電車で帰って大変じゃったゆえ、今回は帰りも《広つば帽を被った男》バス利用。

出発は15:29で、やはり30分前で既に行列。偶然にもまた1番前の席になったぞよ。
さらば!佐倉のDIC川村記念美術館!(涙)

帰りは渋滞もあり、東京駅に着いたのは17時をゆうに過ぎてしもうたが、たいそう楽しい一日でありました。

DIC川村記念美術館は、保有作品数を4分の1程度に縮小させ、都内への移転が検討されておるそうな。

存続は嬉しゅうござりまするが、やはりこの美術館の良さは、佐倉のこの環境にあってこそだと痛感したのでございます。

移転後、佐倉の跡地は、そしてロスコ・ルームはどうなるんじゃろか・・・


アートのチカラ(伊勢丹新宿店)

2024年12月27日 20時05分00秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、伊勢丹新宿店アートギャラリー「新春を寿ぐ若手アーティストのWA 2025 アートのチカラ」を観たのでございます。
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews080.html
(写真撮影可)

毎年楽しみな八犬堂主催のアートのチカラ。
干支の絵馬作品は購入したら即お持ち帰り可で、たくさん観られる初日に行きたかったのじゃが、都合つかず2日目になってしもうた。

今年の参加作家は以下の通り。
青山健一、新井あかね、アンドウトシキ、安藤光、飯沼由貴、石橋美香、いそざきなな、今津奈鶴子、上渕翔、内田亘、王詩晴、大沢愛 Mana Osawa、大島利佳、大森勇人、開藤菜々子、鴨奥美帆、河原佳幸、北奥美帆、北嶋勇佑、木下武、久保亜紀子、黒崎塔、桑野美紗、小林範之、坂田樹、坂本左衛門、佐東ヒロキ、塩田千種、柴トラ夏子、清水レイ、珠羽、杉野郁、DAIKI、平良志季、高久梓、たかすぎるな。、高津ゆい、高橋祐次、田嶋春、玉川麻衣、寺倉京古、寺下麻由、寺野葉、中島淳志、中嶋弘樹、中村勇太、ネイネイ、野原一人、蓮井彩乃、林和輝、フジイカクホ、藤田まりこ、細井世思子、増田由菜、間瀬由加里、MARINA、水口麟太郎、むらまつちひろ、mohi、八田大輔、吉田紋、和田真理子

会場はこんな感じ。

まずは絵馬コーナー。各作家2点ずつの出展じゃが、初日にお持ち帰りされた作品も多うございます。

13点をば。

新井あかね《ねこかぶり(内)》絵馬 紙本彩色/雲肌麻紙、岩絵具、木材


 
★飯沼由貴《fortune cat》絵馬 木にアクリル


 
★いそざきなな《淡雪に栗鼠-梅-》絵馬 岩絵具 アクリル絵の具


 
★北嶋勇佑《ふじ》絵馬 木版モノタイプ/油絵具、黒紙、洋金箔


 
★木下武《巳》絵馬 絵馬(木製)・膠・岩絵具


 
★高久梓《赤目》絵馬 白麻紙、岩絵の具、水干、あわび貝


 
★田嶋春《白蛇》絵馬 漆


 
★中村勇太《根引松に龍》絵馬 絵馬に墨、顔料、岩絵具


 
★フジイカクホ《メデューサのご挨拶》絵馬 粘土細工/木質粘土・石塑粘土


 
★増田由菜《まねく》絵馬 アクリル


 
★むらまつちひろ《魅》絵馬 アクリル


 
★八田大輔《nuit》絵馬 アクリル、スプレー


 
★和田真理子《月見酒》絵馬 墨、岩絵具、純金泥、純金箔、板


 
平面作品と立体作品は、約200点ございます。
たくさん載せたいところなれど、こちらも13点だけ。

★上渕翔《夜を捕まえて》42×23㎝ アクリル、銀箔


 
★大島利佳《白蛇のおめかし》4S アクリル絵具、岩絵具、水干、箔、和紙


 
★河原佳幸 《エジプト気分》パピルス、岩絵具、純金箔、截金 SM


 
★北奥美帆《アルパカ no.3》70×46×30㎝ 木材(サクラ、ヤマモモ)、インテリアファブリック、牛革、ウレタンフォーム、綿、鋲、鉄媒染液 他


 
★小林範之《月の使い》4F 雲肌麻紙、典具帖紙に岩絵具、箔、顔料


 
★杉野郁 《トルテの守り人》6P アクリルガッシュ、ペン、色鉛筆、箔など


 
★高津ゆい《おさんぽ》4F アクリルガッシュ、色鉛筆


 
★玉川麻衣《黒龍図》6F ペン画(墨、彩墨、透明水彩、ガッシュ、色鉛筆、金墨汁)


 
★寺倉京古《考えごと》47×19×17㎝ 手びねり/陶土


 
★寺野葉《羽子板》雲肌麻紙、岩絵具、アクリル絵具


 
★藤田まりこ《いい木を見つけたブタ》3F 油彩、キャンバス


 
★細井世思子《TIME AND TIDE》6F アクリル絵具、水彩紙


 
★MARINA《世ノ幕間》42×59.5㎝ ペン、顔彩、紙、木製パネル


 
ほんの一部しか載せられんかったが、今年も観応えあって楽しゅうござりました。
会期は1月7日まで。

同じフロアで同時開催の、以下の個展とグループ展も観ましたのじゃ。
アートエディション「三平硝子 特集 NOISE?」
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews085.html

アート & フレーム「縁起物彼是 展 2024-2025」
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews086.html
会期はどちらも1月7日まで。

観終わって地下でスイーツ買おうとしたら、どこも行列じゃった。
特に、鎌倉紅屋の売場は大行列で、買いたかった缶入りクルミッ子は涙の断念。
恐るべし年末のデパ地下。

移動の途中、ミニソフで糖分補給じゃ。
プリンショートケーキパフェをお願いいたしまする~。

プリンもソフトクリームもスフレロールケーキも入って美味しいぞよ。
おかわりを持ってまいれ~!

そして本日は、お供のEのお仕事前に、純喫茶キラーズへ。

キャラメルナッツのパウンドケーキとブラジルをお願いいたしまする~。

ここのパウンドケーキは初めて食べたが、美味しいぞよ。
1台丸ごと持ってまいれ~!

本日のカップ&ソーサーは、ヒグチユウコじゃった。


知の大冒険(東洋文庫ミュージアム)

2024年12月25日 21時00分00秒 | 展覧会・美術関連

東洋文庫ミュージアム「知の大冒険 東洋文庫 名品の煌めき」を観たのでございます。
https://toyo-bunko.or.jp/museum-exhibition/1786/
(写真撮影可)

明日12月26日の会期終了後、2025年冬頃まで長期休館になると知り、何とか都合つけて駆けつけましたのじゃ。

100周年記念の本展は、蔵書を通じてアジアの多様な人々、言語、生活、歴史、宗教、自然との出会いを、旅をするように体験するという「知の大冒険」
70件以上の展示の他、デジタルブックなどもございます。

構成は以下の通り。
会期末ゆえか、平日なれど来館者が多く、展示風景は殆ど撮れんかった。

【東洋の文字、言葉】

《ヒエログリフ辞典》ウォーリス・バッジ 1920年 ロンドン刊
わたくしの故郷の文字じゃ。お供のEも小学生の頃ヒエログリフにハマリ、一生懸命練習しておった。
かような吹き出しもあって楽しいぞよ。わたくしにぴったりの台詞じゃの。

《クルアーン(コーラン)》1371-72(ヒジュラ暦773)年写 シリア地方
アラビア文字も美しくて好きなのでございます。


 
【東洋の旅】

・中国 悠久の歴史を彩る人々
《先師孔子行教像》伝:呉道子画 8世紀頃(唐代)元碑建立


 
・朝鮮 東アジアの交流 

・東南アジア 航海の結節点

《ワヤン・プルウォ》オランダ国立民族博物館編 20世紀頃 アムステルダム刊
ワヤン・クリ(影絵芝居)で使われる人形じゃ。「ワヤン」はインドネシア語で「影」
お供のEは、バリ島やジャワ島で公演を見た事あるぞよ。

《越南婚葬行列図》19世紀末-20世紀初頭
ベトナムの結婚式の行列。華やかじゃの。


 
・インド 人々を魅了し続ける文明
《ラーマーヤナ》3世紀頃成立 1912-20年 ポンペイ刊
古代インドの大叙事詩。


 
西洋と東洋 交わる世界】

《東方見聞録》マルコ・ポーロ 口述、ルスティケッロ著 1626年 ヴェネツィア刊
東洋文庫には年代がわかるものだけでも、出版年・出版地・言語が異なる《東方見聞録》が約80種もあり、刊本のコレクションとしては世界最大だそうな。


 
【世界の中の日本】

・日本を見つける
《重要文化財 礼記正義》7-8世紀(唐)書写
社会人必読(?)のマナーマニュアル。


 
・西洋との出会い
《解剖図表 (通称ターヘル・アナトミア)》ヨハン・アダム・クルムス 1734年 アムステルダム刊
西洋の解剖書。日本語の「解剖」に貢献。

《解体新書》杉田玄白 ほか訳 1774(安永3)年
上の《解剖図表 (通称ターヘル・アナトミア)》を翻訳した解剖学書。


 
・日本の古地図と浮世絵
《諸国瀧廻り》葛飾北斎 1832-33(天保3-4)年頃
全8図のシリーズで、こちらは後期展示の4点。


 
・世界の中の幕末

《ペリー提督日本遠征記》F.L.ホークス編 1856年 ワシントン刊
黒船来航の裏話。


 
・翻訳された日本文化
《日本昔噺ドイツ語版(ちりめん本)》長谷川武次郎 発行 1885-89年刊
「日本昔噺」シリーズはたいそう人気で、25作品ほど刊行されたそうな。
「舌切り雀」めちゃ可愛い。


 
「知の大冒険」はここまでじゃが、その他の展示も観るぞよ。

【モリソン文庫】
大好きなモリソン文庫。いつ観ても壮観よのぅ。

ケースの中は以下の展示が。

『世界周航画集』エデュアルド・ヒルデブラント 1871-74年頃 ベルリン刊
絵画で旅する19世紀の世界。
ヒルデブラントは1862年から数年かけて世界各地を回り、その情景を描いたそうな。
展示は、水彩画の一部を石版画にしたものじゃよ。
お供のEも行ったことのある場所の中から3点をば。

《マカオ(中国)》

《シャム(タイ)》

《セイロン(スリランカ)》


 
1階にも展示がございます。

【東洋文庫について 知識を継承する】
東洋文庫の創世記、文化財を守るべく奮闘した人々の記録。

《モリソン文庫の蔵書票と図書カード》


 
ギリギリになってしもうたが、観に行く事ができて良うござりました。
会期は明日、12月26日まで。その後は長期休館に入るぞよ。

さてランチは、併設のオリエント・カフェで食べようと思うたのじゃ。

が、開店から10分ほど遅れて駆けつけたらば、既に満席で1時間待ちになっており、涙の断念。
「マリーアントワネット」なる季節のお重セット、食べてみたかったのぅ・・・
ちなみにレストランは、長期休館とは関係なく営業するようじゃの。

さて、ココスで糖分補給でございます。
期間限定で本日までの、もみの木クレープと、

CoCoプリンと、

チーズインハンバーグとココットグラタンじゃ(食べる順序がなんか変?w)


桑原弘明 展「Objet」「Scope」(ギャラリー椿)

2024年12月23日 21時00分00秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

12月21日で会期終了してしもうたが、午後からはギャラリー椿「桑原弘明 展」を観ましたのじゃ。
(写真撮影は許可を得ておりまする。新作Scopeの小部屋のみ撮影不可)

大好きな作家で、個展は毎回行っておるが、今回は会期末ギリギリになってしもうた。

ROOM1とROOM2、ギャラリー全体を使い、1988年から2024年のオブジェ48点と、新作スコープ4点が展示されておりまする。

DMハガキもObjetとScopeの2種。素敵なのじゃ。

入口で懐中電灯をお借りして、いざ!

まずは、ROOM1「Objet」
http://www.gallery-tsubaki.net/2024/Objet/info.htm

わたくし今まで桑原作品はScopeを主に観ておったゆえ、初期からのObjetをこんなに一度に観られて嬉しゅうござります。
作品を貸出してくださった全国の所有者様にも感謝。

多くの来廊者がいらっしゃり、会場は一部しか撮れんかったが、こんな感じ。

仕掛けのあるオブジェの数々、動くところを観てみたいのぅ。
ボケボケ写真ばかりじゃが、制作年順に一部をば。

《Objet だから予感よ現れよ》1990


 
《Objet だから予感よ現れよ》1995


 
《Objet かりん(ヘロンの果実)》2000
銅のタンクに水をいれて下に火を入れると蒸気でタービンが回るそうな。この小ささで凄い~。


 
《Objet Alchemist》2003
スイッチを入れるかわりに、正面から懐中電灯で照らしてみた。


 
《Objet 封印された星》2004
螺鈿やエッチングの美しい細工の箱、ゼンマイ仕掛けで開いて中の水晶球に星が現れるそうな。


 
《Objet ALICE》2007
左側背表紙に光を当てて観たところ。


 
《Objet TSUKIYO NI》2010
左側背表紙、後ろの鏡に光を当てて観たところ。


 
《Objet 星澄む石》2016
ハンドルを回すと、水晶に星が現れるそうな。


 
《Objet PRISM》2020
スイッチを押して観たところ。


 
《Objet COMET》2022
右側の背表紙、後ろの鏡に光を当てて観たところ。


 
《Objet 神のみぞ勝利者なり》2023
スイッチを下げて観たところ。


 
こちらのケースにも、1990年代頃の作品が色々ございます。

《Objet 胡桃の中の世界》1995
ゼンマイ仕掛けで天使の羽と月が動くそうな。


 
こちらのちっちゃな卵(ウズラの卵かの?)の作品、撮ったキャプションがピンボケでタイトルが分からぬが、ツボじゃったゆえ載せまする。


 
そして、ROOM2「Scope」
http://www.gallery-tsubaki.net/2024/Scope/info.htm

新作Scopeの手前に、Objetもございます。
Objet展示風景の一部。

Objetいずれもたいそう小さく、写真は殆どピンボケしてしたからの、4点だけ観た順に。

《Objet 生まれる夜明けの羊たち》2020
ルビーが乗った上から光を当てると、極小羊の上の星が輝きまする。


 
《Objet Narnia》2011
手に乗った胡桃の作品は3点。いずれもスイッチを押しながら観るのじゃ。
ナルニアの雪景色のこちら、スイッチを押したところ。

スイッチを押さないで懐中電灯で照らすと、雪道に残った足跡までクッキリ見えまする。
このボケ写真ではよう分からぬがの(涙)


 
《Objet この夜の隅に》2022
ちっちゃい~。下から光を当てるとテーブルの燭台が光るのがお分かりかの?


 
《Objet 透きとおった世界》2015
乾燥された石榴の中に、水晶とゼオライトとガーネット。

右側のスイッチを押して観るのじゃ。上のスイッチを押すと、

下のスイッチを押したら、かような変化が。


 
そして、黒カーテンで仕切られた新作スコープの真っ暗なコーナーへ。

こちらは撮影不可で、新作Scope4点と、虹色の光を放つObjet《戸棚の中の虹》(2023)が展示されておるのじゃ。

Scopeは光窓が複数あり、懐中電灯で1つずつ照らして覗くと、驚くべき変化を遂げまする。
中の光景はもちろん、箱自体も美しゅうござります。

《Scope キラキラした夜のために》2024
本展で1番のお気に入り。光窓6つで、美しい光景が劇的変化。

《Scope 月夜の園》2024
光窓5つ。満天の星空から青空への変化は、1つの箱の中の出来事とは思えませぬ。

《Scope 泡の消えぬうちに》2024
DMハガキの作品じゃよ。手前にいるのはザトウクジラ。

ザトウクジラの写真もございました。


 
恒例の人気投票もございます。
1番好きな作品を投票すると、紙スコープが当たるのでございます。
毎回応募して1度も当たった事はないが、いつか当てたいのぅ。

凄い!としか言葉が出ぬ素晴らしい個展でありました。
ぜひぜひご覧くださいまし!と言いたいところなれど、21日で終了してしもうたのじゃ。

もっと早くに行って、何度も観に行けば良かった~!と後悔しても後のまつり。
でも観る事ができて良うござりました。