昔のブログでもよく書いていますが
(カテゴリー「刺繍・ジュエリー・物作り」を見て下さいね!)
私は材料が本当に好きで、大切と思っています。
皆さんから「何を買えば良いのかわからない」「使わなかったらもったいない」とよく相談を受けます。
 
あくまでも私の場合なので、参考になれば嬉しいです。
 
まず自分のオリジナル作品を作るとして、何をしますか?
持っている材料からアプローチする場合と、デザインの大枠を決めてから細かいディテールを詰めていく場合と。
(私は1つの作品が出来上がるまで、上記を両方交互に繰り返して詰めていくかも)
その時々で必ず材料を思い浮かべるはずですが、まず「使いたい色のビーズやパイエット」ズバリがない!なんて事は日常茶飯事です。
かわりにその「使いたい色」を糸で表現したり、違うビーズやパイエットで表現したりする訳ですが、その時にやっぱり沢山材料が手元にあったり、頭の中に情報としてあった方が、よりしっくりくる組み合わせがわかるというか。
例えば、5種類の材料で何か作品を作るとして、その5種を迷いなく無駄なく買える人(プロ以外ね)っているのかなって思います。
大きさや形がしっくりいかなかったり、なーんか色のトーンが思ってたより浮いちゃったり。…なんだかファンシーになっちゃったり。
そこはかとなく安っぽい、とか。
その「違和感」を、材料が今これしかないからって見ないふりして作っちゃって、やっぱりダメだったーってならないように、やっぱり色々な素材を見た方がいいし、持っていた方がいい。
(いや、失敗も大事ですけれどもね)
 
私、教室の材料を除いても、果てしない量の材料を持っていますが、実は作品を作るのに、その1割も使っていないかもしれません。
でも残りの9割が無駄か?もったいないか?と言われたら、絶対に違うんですよ。
「違和感」なくベストな組み合わせで作品を作るのに、絶対に必要な9割なんです。
一粒もいらなくないし、無駄じゃないし、手放したくない。
自分のお財布が許す限り(イヤ許してくれなくても😅)ピンと来たら使う予定なくても絶対買う。
目に付いたものも買うし、ワザと目に付かなかったものを買う時もあります。
「派手だな」と思っても好きなら買うし、その色を馴染ませる為の地味色を探したり、テクニックが生まれたりします。
私は「受け止めビーズ」と呼んでいますが、どんな色を組み合わせても馴染んでくれて、世界観が自分っぽくなるビーズがあります。(そしてそれがもうすぐ無くなりそうで焦ってます今😅)
そういう素材って、やっぱり個人の感覚によって違うんだと思う。
そういう素材に出会って欲しい!
 
前にも書きましたが、10年以上前パリでも日本でも、ハイエナのように材料を探し回っていました。
目を皿にして材料見ていました。
ビンテージ含めて、手当たり次第に買っていましたよ。
もーバーキンとか何個買えるねんと思いながら。
先行投資と思って一生懸命買っていました。
今もですが。
それはそれは膨大な量ですが、全部頭に入っているし、時々出してきて眺めてはニヤニヤしてる笑
 
日本にも世界に誇れる良いビーズや糸が沢山あります。
良いものを作るには、頭の中に情報が沢山あった方がいい。
普段ネットで見る事もすごく大切ですが、今回、アトリエ9周年期間「小さな手芸屋さんin UnNuage」で、実際にゆっくり生で(!)見ていただけるので。
とにかく「好き」「キレイ」と思ったら、ぜひ手に入れて下さい。
色々熱くるしく書きましたが、難しく考えず。そこから始まるはず!
きっとその材料見ながらお酒が飲めますよ(笑)
 
 
 
☆オートクチュール刺繍教室へお問い合わせは、こちらにメールくださいませ→ kumoi38@fb3.so-net.ne.jp 
 

Please Click this Cloud! にほんブログ村 ハンドメイドブログ
コメント ( 2 ) | Trackback ( )




雨の京都へ。

 

お世話になっている針屋さんに、久しぶりに行ってきました。

 

 

 

京都、全然わからないんです(笑)

 

もっと詳しくなりたい!

 

ストックがもう無くなりそうなので、金糸と銀糸のお店にも行きたかったのですが…。

 

雨だったので、祇園 にあるおうどん屋さん#おかる で友人とカレーうどんを食べて、ぶらぶらして、早々に帰宅。

 

 

行きたい所は沢山あるはずなのですが、いざ行くとあまりに立地関係がわからない為、まずどこから責めれば効率が良いのか思い浮かばず…。

 

結局1、2店舗しか行けないんですよ。

 

地図を買って、行きたいと思ったらその都度書き込んでいこうかな。これから。

 

(そういえばパリはそうやって色々覚えたんだった。)

 

そもそも、最近私のiPhoneはあっというまに充電が無くなり、役に立たず…。

 

50パー位からまーはやいはやい。

 

…まずは小さい地図買おう。

 

 

 

写真は、だんだんと出来上がっていく、半襟のサンプル。

 

あと少しです。

 

 

 


Please Click this Cloud! にほんブログ村 ハンドメイドブログ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )




空気の中に金木犀の清々しい香り。

秋ですね。

ここ2カ月間、ずっと毎日アトリエにこもって作っていたオーダー品も、いよいよ最後のメティエ(刺繍板)。



肩が、首が、限界です。

鍼治療も行っていない…。

刺繍していても、何をしていても、肩が上がってしまう。

肩コリをほっておくと、どんどん首が太くなるらしいと聞きまして。

…心当たりありすぎです。

…手遅れかなぁ。



ウォーキングも再開しなきゃ。

そして、これが終わったら、絶対ピラティスに通う!

現役の体育会時代も言われていましたが、私は何でも肩を使ってやってしまう癖があり、コアの筋肉が全くをもって鍛えられていないのです。

背筋は男子の平均値を軽く超えていましたが(笑)腹筋がうまく使えず。

だって当時は(うん十年前…)今程コアコア言われていない時代でした。

ま、前世ほど前の事なので、今はきっと背筋もまったくなさそう。


過去、ヨガを頑張った時期もありましたが、精神的にも全く合わず(笑)

身体がめちゃくちゃ硬いせいもあるとおもう。。。

…わからないんですが、ヨガをしている間ずっとイライラしてしまうんです。

「頑張りすぎないで~」と言われても…!
生き方から変えないと…!!

頑張れ!と言われる方が好きだ!

多分もう少し…スパルタなやつでないと(笑)

とにかく、マッサージや鍼治療と並行して、自分でなんとかしないとダメなんだろうな。


今、三ノ宮元町界隈で、マンツーマンで教えてくれる良い先生を探しています。

誰かご存知ないですか~!

Please Click this Cloud! にほんブログ村 ハンドメイドブログ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )




ご無沙汰です。

伊勢丹イベントの時にも「もっとBLOGを更新してください」といろんな方から言われたにもかかわらず、こんな感じです。

ま、やはり季刊ということで・・・(笑)。

 

イベントが終わり、はや1ヵ月とちょっと。

教室は8月お休みでしたが、その間 伊勢丹イベントでオーダーいただいたものを作ったり、普段できないこまごました事をして、わりとばたばたと過ごしていました。

 

この夏はどこにも行けなかったな~。

 

去年行ってとてもよかったので、毎年友人と行こうと決めていた 淡路島の夢泉景別荘 天原も、早くから予約を取っていたのに行けなかった。。。。

家族で毎年恒例になっている、ホテルオークラのBBQ位しか 夏らしいことは出来ずじまいでした。

 

4月位からずーっと毎日新しい課題や、こまごまオーダーを受けたものを作っていて、その間 超絶刺繍展もあったし、特に7月の伊勢丹イベント前は もうこれは無理なんじゃと思った事もありました(笑)

直前の1週間くらいは、うたた寝しかできず。。。体力があってよかった。

 

 

その中の一つ。

le bonheur花嫁の支度部屋、フォトグラファー小山田 悦さんのオーダー。

小山田さんのブランド le bonheurのメインシンボル。

  

小山田さんが個展を見に来てくれた時に、なんとなくの会話から決まったもの。

えらい行動遅いですが(笑)待っててくれたので。

額装は、これまたずっと仲良くさせていただいていて、私の個展の時の作品やらなんやら色々とワガママを聞いてくださっている、art d'encadrement アールダンカードルモンの、額装家 向井理依子さん。

3人で集まって美味しいものを食べながら、色々あーだこーだ言いながら決まりました。

近くでよーく見ると、実は色々な工夫が細かく施されています。

この部分は、皮革。

細かいのでけっこう大変でした。

9月12日、13日の梅田阪急さんのイベントで、実際に見ていただけるそうです。

le bonheur花嫁の支度部屋 【9/12.13 阪急百貨店・ウェディングマルシェ】

http://hankyu-bridal.com/bridal/hw_itemfes201509/

お時間ある方は、ぜひぜひ!

私も行きます!

 


Please Click this Cloud! にほんブログ村 ハンドメイドブログ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )




ここ7年間、パリに行くたびに集めてきたヴィンテージのビーズ。

うっとりするくらい美しい、小さな小さなビーズ。

いったい、何キロあるんだろう?相当な量あります。

実は、殆どのビーズをあまり使っておりません。

というか、使えずにいます。

ながい年月を得ている、しっとりとしたビーズを、しゃらしゃらとさわっているだけで、とても満足。

これなんか、あるだけ1キロ以上も購入してきたのに、まだ一粒も仕立てていない。。。。

とてもきれいな、ベリーみたいな色。

朝露みたいで、瑞々しい。

中角になっていて、透明感の中にチリチリとした銀面の輝きが、本当にきれいです。

 

日本のビーズも大好きで、ついつい集めてしまう。

チェコのビーズも、本当に大好き。

次は、イタリアに色々探しに行こうと思っています。

私、一目でどこ生まれのビーズか、当てることができます。ふふ。

 

昔から材料が大好きで、宝飾の仕事をしていた時も、よく裸石に惚れていました。

仕事で主にダイヤモンドの裸石も毎日見ていましたが、惚れたら最後(笑)。

せっかくもらったお給料を、また会社にお戻しする、という。。。


気に入った裸石を自分でデザインし、仕立てて身に着ける喜び。。。格別でした。

今もダイヤモンドやパールなど、とても好きです。お仕立て待ちのものも、たくさん。

ついつい、目が合うと運命を感じて、連れ帰ってしまう。

思い出しては、宝石用の材料の箱から取り出して、うっとりしております。

 

どうも、宝石にしろ、刺繍にしろ、気に入った材料をしばらく寝かせる、という癖があるみたいです。

このヴィンテージのビーズ達も、購入したシチュエーションや、その時の高揚感もはっきり覚えています。

まだ刺繍をはじめて間もないころに、探して探して、パリの街中で多分のどから手が出ていたと思う(笑)

何日も何日も、歩き回って探したものばかり。

刺繍関係の方々は、誰も材料が売っている所なんか教えてくれないだろうから、とにかく調べて歩いて。

言葉も解らないのに。

その時の、貪欲でひたむきで、必死だった自分も懐かしい。

 

決してほったらかしにしている訳ではなく、いつも取り出しては、シャラシャラともてあそんだりして、あれこれ妄想して楽しんでいます。

もう、数少なくなってきているヴィンテージのビーズ。
どんどん手に入らなくなっているな~と、今回のパリでも痛感しました。

もともと、あまり「ヴィンテージの材料を使う」という事に、そこまでコダワリはありません。

日本のビーズも美しいし、積極的に長く多く使ってゆきたい。

日本のビーズの美しさを、日本人の私たちが理解し、尊重し、イチ作家として広めていかなくてはな~と、エラそうに思っていたりします(笑)

それは、ビーズが高級で贅沢だった年代に生まれ、年月を得て、今のものにはない風格やオーラをまとったヴィンテージのビーズの魅力も解ったうえで、そう感じています。

たしかに、ヴィンテージのものは色が綺麗。色に重厚感がある。不揃いな所も、なんだかくすぐる。。。

ヴィンテージのビーズを使ってさえいれば、作品にニュアンスが生まれるという事実も、確実にあるのかもしれないな。。。

 

でも、私の作品の目指すところはそこではない、と思っています。

 

 

これしかない!というデザインがきまるまでは、まだしばらく寝ていてもらうことにします。

 


Please Click this Cloud! にほんブログ村 ハンドメイドブログ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )



« 前ページ