2021年8月28日のことだ。
ハセガワ1/48日本海軍川西N1K2-J局地戦闘機「紫電改」後期型を完成させた。

マーキングは第343海軍航空隊(通称:剣(つるぎ)部隊)に属する戦闘第701飛行隊(愛称:維新隊)の鴛淵孝(おしぶちたかし)隊長機だ。

第343海軍航空隊は、大戦末期に本土防衛を目的として編成された精鋭部隊で、終戦まで最新鋭戦闘機「紫電改」を用いて活躍した部隊として知られている。
詳細はいつものようにWikiを参照してくれ。
1945年(昭和20年)7月24日、鴛淵らは四国西南端の豊後水道上空を北上してきた無数の米海軍機動部隊艦載機の迎撃に向かった。
圧倒的な数の米軍機に対して日本機はわずか21機・・・。
鴛淵たち343空の隊員らは、抜群の運動性能を誇る紫電改を駆って勇猛果敢に戦闘を繰り広げた。
しかし、基地に帰還した隊員の中に鴛淵の姿はなかった・・・。
未帰還機は鴛淵機を入れて6機。
それらの行方はわからなかったが、1978年にその中の1機が愛媛県南部の海底40mに沈んでいるのが発見された。
復元された紫電改は愛媛県愛南町の『紫電改展示館』に永久保存され、戦争犠牲者を慰霊するとともに、戦争の記録を後世に伝え、平和を祈念するためのシンボルとなっている。
発見当時、機内に搭乗者の手がかりとなるものはなく、誰がこの機に乗っていたのかは定かではない。
未帰還者6名の中の誰かだということは確かだ。
《未帰還者》
鴛淵 孝 海軍大尉 (長崎県出身 25歳)
武藤 金義 海軍少尉 (愛知県出身 29歳)
初島 二郎 海軍上飛曹(和歌山県出身 22歳)
米田 伸也 海軍上飛曹 (熊本県出身 21歳)
溝口 憲心 海軍一飛曹 (広島県出身 21歳)
今井 進 海軍二飛曹 (群馬県出身 20歳)
みんな、若い・・・。
もしかすると、鴛淵隊長が乗っていたのかもしれない・・・。
合掌。











