2021年1月31日のことだ。
宇宙の旅から帰還した私は、次回作のテーマを決めるべく積みプラの山(たった2箱しかないが・・・)に向かった。
悩んだあげくチョイスしたのは、メビウス製1/32「ミクロの決死圏」特殊潜航艇プロテウス号だ。
説明しよう!プロテウス号とは・・・。
《注意》この後、いつものように若い頃の話やウンチク話がダラダラ続くので「めんどくせ~な」と思った人は読み飛ばしてくれ。
あれは忘れもしない約40数年前の某年某月某日のことだった。
その本は隣町の某書店の奥の方のハヤカワSF文庫コーナーにあった。
アイザック・アシモフ著「ミクロの決死圏」だ。
何気なく手に取ってページをめくって数枚の写真を見たときに体に電流が走った。
そこにあったのは特殊潜航艇プロテウス号の姿だった。
以前カミングアウトしたが、少年時代の私は潜水艦フェチで、女の子よりUボートやイ潜水艦をはじめテレビドラマや映画に登場する数々の潜水メカ(シービュー号、スティングレイ、サンダーバード4号、マイティ号、轟天号、ハイドランジャーなど)にドキドキする純朴な少年だった。
本に掲載されていた写真は冒頭のカラー写真以外はすべてモノクロで細部がはっきりしないが、その未来的なフォルムの美しさに魅了されてしまった。
アシモフの小説は映画のノヴェライズ本であり、肝心の映画そのものは数年後にテレビの洋画劇場で見ることができた。
登場人物の女性乗組員をセクシー女優のラクエル・ウェルチさんが演じていた。
血気盛んな高校生になっていた私は映画を見ながら鼻血ブーになってしまった。
あれから長い年月が流れ、インターネットのおかげでプロテウス号のプラモデルが存在していることを知ることができ、2021年の今、ついに憧れのメカが目の前に・・・。
ああ、生きててよかった。
でも、高かった・・・。
ふつうの通販ではウン万円もするのでオークションで安く手に入れたが、それでも高かったんだ。
余談だが、当時NHKで放映していたアメリカのアニメ「ミクロ決死隊」にもハマっていて、そのアニメに登場する特殊潜航艇マイクロン号(正式名はVOYAGERらしい)も私好みなんだ。
マイクロン号のプラモもあるらしいので、衝動的にポチッとやってしまうかも・・・。
実は・・・やってしまった(笑)。