浅間の麓から

張替本舗 金沢屋浅間店の張替日誌

グレーゾーン金利

2010年09月29日 18時20分11秒 | ニュース

 あの消費者金融大手、武富士が会社更生法適用の申請で調整にはいった様です。
今回、特に武富士と関係があり投稿するわけではないのですが、少しばかり違和感を感じての投稿です。

まずは、今回破綻の要因としては、過払い返還請求の急増に伴うものだそうです。
2006年1月の最高裁判決で、俗にいう『グレーゾーン金利』が違法であると認定され、その後に過払い利息の返還請求が急増したということなんですね。

ただ、普通に考えた場合ですよ、今件に関係なく双方債権債務者同士で貸借契約に合意をした上での履行も事実なんではないでしょうか。
要するに、債務者自らは、資金を必要として消費者金融にお世話になったわけであり、まずは金利云々別としても『借りたら必ず返す』という自覚が最も大切なんではないでしょうか。

それぞれ事由はあるかと思います。しかし、高金利を承知でお世話になる事自体に、まずは自己の責任をきちんと負うべきではないでしょうか。

ここ数年、中小企業も本当に苦しく、連日試行錯誤を繰り返し、銀行/信金さんなどにお世話工面を願ってるんです。設備投資も出来ない中、現実に沿った形で地道に活動をしてるんですよ。
企業である以上、従業員の生活を担う責任もあり、本当に必死なんです。

 今回、個人債務者の方も多数おられたことでしょう。ただ、消費者金融にお世話になる以前に、身の丈にあった生活改善も急務だったのではないでしょうか。

 最近、クレジットカードも多種多様化しており、欲しい物が簡単に手に入る時代であります。
また、ネット環境や携帯環境において、いとも簡単に債権が発生していくシステムが構築されています。
しかし、利用者が結果として、消費者金融、更にはヤミ金融にお世話になること自体、債務者に大きな問題点があるのではないでしょうか。

債権者を問題視する以前に、まずは己自身と真摯に向きあってみてはと思います。