システム開発、特にプログラム生成において既に書かれたソースを整理する意味でリファクタリングを実施する場合がある。
しかし、リファクタリングはプログラマの欲を満たすだけのために実施している場合が多々見受けられる。
何故ならば、
他人のコーディングに対する不満を解消するため、自分のコーディング・ルールに沿って書き直しているだけの場合があるためである。
これはそのプログラマの技術力の高低に関わらず、自分に自信のあるプログラマで顕著に現れる行動であり、時にはプロジェクトで決めたコーディング・ルールを無視して書き直される場合もある。
30年以上前のソース・コードを修正したり、改善が繰り返されレスポンス低下が発生(実際にはSQL文やINDEXの見直し、データ再編成で治る事が大半)した場合等でリファクタリングというよりもプログラムの作り直しを実施する事はあっても、気まぐれにリファクタリングを実施する必要は無い。
もし、部下が突然「リファクタリングやりましょう」と言って来た場合は、その目的をよく聞いてから実施判断を。特にリファクタリングを得意と公言する人は要注意(やらせるな!)。その能力を高難易度のロジック検討をさせた方が良い。