桜が咲く季節、田んぼのあぜ道や畑にたくさん生えている。
ナズナは「ぺんぺん草」。小さいころ、耳元で振ってシャラシャラという音を楽しんだ記憶がある。
(上)ナズナ (下)タネツケバナ
よく似ている。どちらもアブラナ科。白い花の大きさは4~5mmくらい。花びら4枚、雌しべ1本、雄しべ6本。
違いは、実(種)の形。ナズナはハート型をしているが、タネツケバナは棒状。
マメグンバイナズナ
アブラナ科。ナズナとよく似ているが、実が軍配の形をしている。
ナズナよりも枝分かれが多くて、実をたくさん付ける。
ナズナは、春の七草のひとつだから、もちろん食べられる。
タネツケバナは、からし菜に似た味がする。
マメグンバイナズナは、炒めた方が食べやすいとか。
いずれも、花が咲く前の葉を摘んで、よく洗ってから食べるのがおすすめ。
イヌナズナ
アブラナ科。花は黄色、実は楕円形。
「イヌ」は「犬」ではなく、「イナ(否)」が変化したもので「食べられないナズナ」。
【まとめ】
白い花が咲くナズナの仲間たち、若い葉っぱを食べると春の味がする。
特に、タネツケバナは、葉っぱの見た目がクレソンに似ていて、いかにも美味しそう!
黄色い花が咲くナズナ、かわいいけれども食用にはならない。