海月美紗のおでかけ日記

おでかけ大好きです
見つけた小さな“happy”を記録していきます

ベニクラゲの不思議

2024-07-18 18:30:00 | クラゲ

ベニクラゲは不老不死のクラゲ。

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/花クラゲ目/ベニクラゲモドキ科

(2016.9.18うみの杜水族館にて)

傘径10mmくらいの小さなクラゲ。体が透けて消化器が紅色に見えるから、ベニクラゲ。

小さくてきれいに撮れなくて残念。でも、その後どこの水族館でも見かけたことがないから、これは貴重な1枚!

「リケラボ 2023.06.21」より引用

クラゲの生活史には、主に5つの携帯がある。「プラヌラ→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→メデューサ」

プラヌラは、受精卵から孵化した最初の姿。

ポリプは、岩にくっついたイソギンチャクに似ている。

ストロビラは、触手の付け根から体の下の方に向かってくびれが数多くできた状態。

やがて、くびれの1枚1枚がエフィラとなって動き出し、海の中へ。

メデューサは大人のクラゲ。

普通、大人になったクラゲは、寿命が尽きると体が分解されて海の中で消えてしまう。

でも、ベニクラゲは、危機的状況に陥ると触手を縮めサイズを小さくして「ポリプ」の形態にもどることができる。そうやって「若返りを繰り返す」から、「不老不死」。

すごい!不思議!

命ある物がいつかは消えてしまうことは必定だけど… 命が永遠に続くなら、それはそれですばらしい!

ベニクラゲ、もう一度会ってみたい…

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旗口クラゲ目と根口クラゲ目

2024-07-10 16:50:00 | クラゲ

私のクラゲ好きを知っている友だちから、かわいらしいキーホルダーをもらった!

鉢虫綱(鉢くらげ綱)には、旗口クラゲ目・根口クラゲ目・冠クラゲ目の3目がある。

ミズクラゲのように口腕が旗のようにフリル状になっているクラゲが、旗口クラゲ。

タコクラゲのように口腕が複雑化して、口腕の先端部に小さな穴として口が開いているクラゲが、根口クラゲ。


△ミズクラゲ(旗口くらげ目)

傘の辺縁には細くて短い触手が無数に並んでいる。

傘の下側の中央に十字形に口が開いている。その4隅が伸びて4本のフリル状の口腕になっている。


△タコクラゲ(根口クラゲ目)

傘の下に、スポンジ状の口腕が8本、その先にタコの足のような付属器がついている。

褐虫藻という植物プランクトンを身体の中に共生させている。褐虫藻は光合成で作り出したエネルギーをタコクラゲに提供、タコクラゲは褐虫藻が住む場所を提供している。

傘の水玉模様、 ポンポンと跳ねるみたいに泳ぐ姿がかわいい!


△サカサクラゲ(根口クラゲ目)

サカサクラゲは、傘を下に触手を上に向け、砂地や岩・水槽の壁面に張り付いて生活する。海水が温かくて、水流が少なく、浅い場所を好む。

タコクラゲ同様、体内に褐虫藻を共生させ、光合成によるエネルギーに依存して生活している。褐虫藻が光合成をしやすいように逆さまになっている?

へばりついてる傘はシイタケみたい! でも、美しい!

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ユウレイクラゲと仲間たち

2024-07-09 16:10:00 | クラゲ

暑い夏はユウレイクラゲ…

白いモジャモジャがユラリゆ〜らり、ホントにユウレイみたい…

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/ユウレイクラゲ科


△ユウレイクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

キタユウレイクラゲと似ているが、色は白~乳白色。傘の大きさが50cmくらいになるものもいる。

たくさんの長い触手で他のクラゲを絡め取って食べる。


△キタユウレイクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

英名は、Lion's mane jellyfish(ライオンのたてがみクラゲ)、成長すると触手がライオンのたてがみのようになる。傘の大きさが2m、触手が数10mにもなる大型クラゲ。

色は赤褐色や黃褐色。寒流性のクラゲで三陸沖以北に生息する。クラゲ食、他のクラゲを襲って食べる。

よく見ると傘の縁が切れ込んでいて、花びらのような形をしている。まだ小さいうちは可愛らしさを感じるが、大きく成長したキタユウレイクラゲは迫力がありすぎて、怖い…

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ビゼンクラゲと仲間たち

2024-07-08 16:55:00 | クラゲ

食用にされる日本産のクラゲは、主にビゼンクラゲ、ヒゼンクラゲ、エチゼンクラゲの3種。

いずれも、刺胞動物門/鉢虫綱/根口クラゲ目/ビゼンクラゲ科


△ビゼンクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

以前はスナイロクラゲと呼ばれていた。今はビゼンクラゲ。

クラゲは、触手と付属器を取り除いて傘の部分を食べる。約98%が水分。生のままでは軟らかくて崩れやすいから、普通は食塩とミョウバンで塩蔵する。流水で洗い、よく水気を切ってから味付けする。


△ビゼンクラゲの1種

(2024.4.30 加茂水族館にて)

スナイロクラゲと同種。

有明地方では、このビゼンクラゲを赤クラゲ、ヒゼンクラゲを白クラゲと呼ぶらしい。

一般的に言う「アカクラゲ」「シロクラゲ」とは全く違うから気をつけて!


△ヒゼンクラゲ?

(2024.4.30 加茂水族館にて)

バックヤードで飼育されていた小さいクラゲ。「まだ展示していないシロクラゲです!」という説明。ということは、これがヒゼンクラゲ?

有明地方ではヒゼンクラゲ(食用の白クラゲ)が獲られ、普通にスーパーに並んでいるということ。量は少ないが日本全国にも流通しているというから探してみなくちゃ!


△エチゼンクラゲ

(2024.4.30 加茂水族館にて)

食用にはなるけど、あまり流通していないということ。ビゼンクラゲと比べると食感がとても硬く、大きいので加工に時間とコストがかかることが原因。

(2023.5.2 加茂水族館にて)

大きくなると傘径2m・重さ200kgに… 確かに食欲は失せるかも…

巨大になったクラゲが大量発生して漁の網を壊すので、駆除の対象になっている。「エチゼン」という名前を返上させたいという動きもあるらしい。


△おなじみの中華クラゲ。原産地は外国、製造は日本というパターンが多い。これからの暑い季節、中華クラゲは酢の物や冷やし中華のトッピング、ビールのおつまみに大活躍しそう!

クラゲにはコラーゲンが含まれている。シワを予防する効果あり。その上、低カロリーでコリコリとした食感で食べ応えがある。ダイエット食品としてgood !

中華クラゲも美味しいけど、今度は国産クラゲも気をつけて探してみよう!

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7月5日(金)アクアマリンふくしまへ

2024-07-07 21:10:00 | クラゲ
今朝の新聞で「アクアマリンふくしまで新種のクラゲを展示!」という記事を発見!

小名浜で見つかったクラゲで、「ジャンガラコノハクラゲ」と命名されたという。
思い立ったが吉日、早速アクアマリンへ、3時間弱のドライブ!

エスカレーターで4階へ。他の魚たちの水槽前を早足で通り過ぎ、クラゲが展示されているという2階へ。

△シロクラゲ

△トガリテマリクラゲ
△ハダカカメガイ(クリオネ)
△キタミズクラゲ
他のクラゲは何種類かいるのに、新種のクラゲは見当たらない。2階をぐるっと何度も回ったけど、水族館のお姉さんに聞いてみたけど「分かりません」と。
水槽を掃除するお兄さんはいたけど…
△かわいいナメダンゴはいたけど…
△オミナエシは咲いていたけど…
△ミソハギも咲いていたけど…
△新種のクラゲはどこにもいない… 



△仕方がない。あきらめて、郷ヶ丘の「じゃがいも家族」へ。「からいからいポテトカレー」を食べる。40年前からお店と味が変わらないって凄い!

新種のクラゲに会いたかったけど、残念…
不発だったけど、行動は起こしたから。「あの時に行けばよかった」と後悔しなくてすむから。
でも、どうして会えなかったのか… 別の係の人にも、もっとちゃんと確認すればよかった?「今日の新聞を見て来たんですけど」って。
逃がしたクラゲは大きかったかも…
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