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三重県名張観光日記2--青蓮寺湖

2006-02-11 07:55:08 | Weblog

 赤目四十八滝に続き、これも白いドレスを着て撮影会をするための下見(笑)として、我が家の庭、青蓮寺湖周囲を巡ってきた。
 我が家のある「つつじが丘」は山の斜面を削って造成された名張最大の住宅地だが、青蓮寺湖はそのつつじが丘を下ったところに広がっている。


 青蓮寺湖周辺は春先はいちご狩り、秋はぶどう狩りでにぎわい、この先にある香落渓(こうちだに、こおちだに? どっちだ?)は夏場はキャンプ場としてにぎわう。
 この湖はダムで川を堰き止めてできた人造湖だが、そのおかげで独特の景観を生み出している。これは布生方面(ダムと反対側)から見た青蓮寺湖。中央の赤い橋は弁天橋。

 これは高度最高地点からの眺望。春は桜が咲き乱れているはずだが、今はまだなにもない。


 青蓮寺湖は川を堰き止めてできた人造湖なので、波打ち際(湖畔)はもともと非常に少なく、車道が湖を見下ろす感じで周囲を巡っている。ここはその珍しい波打ち際。ただし向こう岸を見ても分かるように、湖が増水した時はこの波打ち際も水没することになる。向こうに見える青い橋は青蓮寺橋。波打ち際で10羽ほどのカモが餌を漁っていた。



 波打ち際で戯れるカモ。べつにここで性淘汰の話をする気はないが、羽毛の美しい個体が雄、地味な方が雌である。3倍ズームで撮影しているが、動物園を除いてこんなに間近で野生(たぶん)のカモを見たのは初めてである。

 撮影は波打ち際に降りる階段に隠れるようにして行ったが、ちょうどデジカメのフラッシュメモリーがいっぱいになり、帰ろうと思って立ち上がったところ、カモたちは湖の方に泳いで四散した。スズメやハトは驚いたら飛び立って逃げるものだが、カモは水の方に逃げる。おそらく彼らは陸上の動物は水上まで追ってこないことを知っているのと、あの大きな水かきのついた足を見ても分かるように、地面からは飛び立てないのではないかと思われる。
 この行動を本能や習性と言ってしまうのはやさしいが、私はここにもカモなりの状況認知が働いていると考えるわけだ。



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