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三重県名張観光日記1--赤目四十八滝

2006-02-10 11:53:40 | Weblog

 当地、三重県名張市の景勝地のひとつ、赤目四十八滝の見学に行ってきた。我が家から片道約15キロ、車で20分の道のりである。今はオフシーズンなので観光客は他にほとんどいなかった。ただし、メイン・シーズンはモミジ見物の秋とは言うものの、滝が凍った日はそれなりににぎわうそうだ。残念ながら、今年はこの寒さにもかかわらず滝が凍る日はなかったらしい。
 赤目観光ハウスの駐車場があったので、そこに車を止める。駐車料金は800円とあった。ハウスに入っておじさんに声をかける。
「車、止めたいんですけど」
「宅急便?」
 は?(笑)なぜに宅急便?というのは私の聞きまちがいで、おじさんは「滝見に来たん?」と訊いたのだ。ふだん会う人はほとんど翻訳原稿を配達に来てくれる宅急便のクロネコの人しかいない。それで聞きまちがえたのだろうか。ほとんど病気である。一昔前ならこんな聞きまちがいなどするはずもないのに。
 駐車料金は500円だそうだ。オフシーズンなのでまけてくれたのだろう。以下のビラをもらった。

 赤目観光ハウスから300メートルほど歩くと赤目四十八滝散策道の料金所がある。料金300円。料金所と日本サンショウウオセンターは兼用になっているようだ。サンショウウオは脊椎動物が陸に上がった進化の歴史を知る貴重な手がかりになり、赤目渓谷にもオオサンショウウオが棲息している。数種類のサンショウウオが飼育されており、白い身体に赤い襟巻のようなエラをつけたウーパールーパーもいたが、今回はふれない。

 センターを出て一歩、散策道に入るともうこんなに深い渓谷である。

 最初に目立った滝は「霊蛇滝」。高さはせいぜい5メートくらいだろうか、なだらかな滝である。


 赤目にはあまり大きな落差のある滝はない。しかし、あたりには大きな岩がごろごろと転がっており、ここで伊賀流忍者が修行を積んだのだろう。


 近くには伊賀流忍者の祖、百地三太夫の旧邸もある。ただし、現在も人が住んでいるので公開はされていない。
 こちらは不動滝。落差は10メートルくらいか。

 これは不動滝を上から見たところ。

 これは乙女滝。名前の由来は分からない。


 幅2メートルくらいの岩から水が八方に分かれて落ちている。

 千手滝。落差は5メートルくらいか。

 布曳滝。落差は10メートルくらいか。


 これは竜ヶ壺。前日に降った雪が残っている。


 これは竜ヶ壺を上から見たところ。


 左の傾斜地は今は水が流れていないが、かつては流れていたらしく、表面にはきれいな水紋の跡が見える。よく滑りそうだ。


 ここまでで散策道の約1/3の地点だが、雪が降ってきたので引き返すことにした。それに、決してなめたわけではないが、セーターにジーンズのジャケットでは軽装にすぎたようだ。足下は運動靴でもなんとかなる。
 当初はここをあの白いドレスと赤いヒールを履いて散策しようと思っていたが(笑)、ヒールが滑って散策道から谷や滝壺に落ちること請け合いである。



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