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黄色のように明るい青?

2007-05-20 14:35:44 | Weblog
色のクオリアを考える思考実験ではしばしば「赤」と「緑」の反転が用いられる。なお,以下に挙げる色の名前はすべて彩度100%の純色を指すものとする。

色の要素が明度,彩度,色相の三要素しかないとすると,純色の赤と緑は明度も似通っているので純粋に色相が反転した色(補色)ということになるが,我々がヒーターの芯が葉っぱの緑のように輝くのを見て熱いと感じ,木々が生やす新鮮な葉が灼熱に染まった真っ赤なヒーターのように光を反射するのを見て涼しいと感じるかどうかはともかく,想像することは容易い。

では同じ補色でも黄色と青とではどうか。この場合,純色の黄色と青自体が異なる明度を持っている。では,黄色と青が反転した世界を想像することは可能だろうか。私には黄色のように明るい青や,青のように深い黄色というものを想像することができない。

黄色と青の例から考えると,どうも,明度と色相はそれぞれが色の三要素であるとしても連動しているようだ。明るい色と言った場合,それは必然的に黄色付近の色に決まり,深い色と言った場合,それは必然的に青付近の色に決まっているように思えるのだが…。

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