宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「護諸童子ダラニ」

2020年01月23日 | Weblog


「日蓮宗祈祷聖典」には
密教部の経典から引用して
一月と五月と九月は 身を慎んで 特に祈祷を行うべし、
これらの時に行う修法は 悉く成就すると書かれています。




この一月と五月と九月というのは 旧暦の事であり、
今年は1月25日が旧正月となりますので
今年の場合は 25日からという事になります。

チベット仏教においても 旧暦1月に 礼拝や仏事を為す場合、
その功徳が無数に増幅するとされています。


また 「頭破作七分」について、




「護諸童子陀羅尼経」の この部分が 引き合いに出されて
解説されています。


「誦我所説陀羅尼呪者(しょうがしょせつだらにしゅしゃ)
令此女人即得如願(りょうしにょにんそくとくにょがん)
所生童子安穏無患(しょしょうどうじあんのんむかん)
尽其形寿終不中夭(じんごぎょうじゅしゅうふちゅうよう)
若有鬼神不順我呪者(にゃくうきじんふじゅんがしゅしゃ)
我当令其頭破作七分(がとうりょうごずはさしちぶん)
如阿梨樹枝(にょありじゅし)
即説護諸童子陀羅尼呪(そくせつごしょどうじだらにしゅわつ)

タドヤター・アカラ・ガナム・ナガガナム・パルリチリ
カパリ・パリパリ・ブリブリ・ラクサミスラビ・チャラピ
パダニサニプラハニャ・マニェ・スヴァーハー。」


この陀羅尼は
正式には月齢の8日か15日、
斎戒を守って 心身を浄めてから
中夜に諸仏を拝して 
白いマスタードシードを1粒 頭に載せて誦す事になっていますが、
正式な方法ではなくても誦す事で ある程度の加持が得られるようです。


いずれにしましても 法華部以外の
密教の経文を根拠にしている部分や、
また 法華経を 密教儀軌のように使用している部分が多く見られ

日蓮宗を 法華経のみに特化していると捉える事は 誤りであるようです。
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