| 妖術師の館 |
( `m´) 「…本日は 天謝日であります。
玉皇(伊邪那岐命)を拝し 供養を捧げる事で
天上に録された自己の罪過を消して頂けます。
恐らく 多く供養するほど 多くの罪過が消されるでしょう。」
|・)…
( `m´) 「…さて 太上感応経は 功過格を元に 後世に編纂されたものでありまして、
太上感応経を肯定する事は すなわち功過格を肯定する事であります。
神道には経典がなく 大祓詞に幾つか 天津罪と国津罪が記されている程度ですが
天仙の道を進む為には どうしても天津罪と国津罪を避けるだけの認識のみでは充分ではないようです。」
( `m´) 「…道蔵の中に収められている功過格では
朝夕に焼香して 国と人民の為に祈る事で 二功となり
自分の為に祈る事で 一功となるとされます。
つまり 他の罪(過)を犯さず
朝夕に焼香して祈る事を1300日続けるだけで 天仙になるのであります。」
( `m´) 「…また人の善道を賛揚する事で 一功となり
経文などを他人に教える事でも それぞれ功となります。
( `m´) 「…それでは焼香し 玉皇(伊邪那岐命)を拝し 供養を捧げましょう。」
「玉皇赦罪天尊(ぎょくこうしゃざいてんそん)
稽首虔誠拝昊天(けいしゅけんせいはいこうてん)
昊天今日赴経筵(こうてんこんじつふきょうえん)
経筵里面金光現(きょうえんりめんきんこうげん)
光現空中宝珠懸(こうげんくうちゅうほうしゅけん)
珠懸碧落朝元始(げんしせっぽうへきらくちょうげんし)
元始説法度群仙(げんしせっぽうどぐんせん)
群仙踊躍礼太上(ぐんせんとうやくらいたいじょう)
太上弥羅無上天(たいじょうみらむじょうてん)
香供養玉皇赦罪天尊(こうくようぎょくこうしゃざいてんそん)
臣聞(しんもん)
玄穹垂御(げんきゅうすいぎょ)
尊居大羅之天(そんきょたいらしてん)
高上臨庭(こうじょうりんてい)
駕昇通明之殿(がしょうつうめいしでん)
建皇極于妙有眞境之始(けんこうきょくうみょうゆうしんきょうしし)
尊帝号于太無玄元之先(そんていごううたいむげんげんしせん)
恢弘大化(かいこうたいか)
利益人天(りやくじんてん)
し当朝奏(しとうちょうそう)
必假香伝(ふつかこうでん)
夫香者(ふこうしゃ)
月中丹桂子(げっちゅうたんけいし)
仙風吹下来(せんぷうすいからい)
香煙結雲篆(こうえんけつうんてん)
瑞気満空徘(ずいきまんくうはい)
散則成宝蓋(さんそくじょうほうかい)
聚則結楼台(しゅそくけつろうだい)
香煙飄渺去(こうえんひょうようきょ)
聖駕自天来(せいがじてんらい)
伝香有偈(でんこううげ)
宝号宣揚(ほうごうせんよう)。」
(大 物 主)
( `m´) 「…鬼道とは すなわち
大国主の分霊を降臨させ 神託を仰ぐ方法であるのだが
たまに 大国主になりすまして 我も降臨する事があるので
それゆえ 審神者(さにわ)が必要とされた。」
|・)
(大 物 主)
( `m´) 「…鬼道は 大陸より日本に入り
大国主の子である 事代主神に継がれ 更にその娘達に伝えられ
娘が天皇に嫁いだ事で 皇室にも継承されたのである。」
(大 物 主)
( `m´) 「…それでは 娘は 宮地神仙道を棄てて 鬼道に励み
我の分霊を 自己に降臨させるのが よろしくて と…」
(大 物 主)
|ミ サッ (`m´ ) 「なぜ 鬼道を行わないか!!!!!!!!!!!!!」