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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「スピカの神話」

2008年08月14日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

80年代に書かれた某西洋占星術家のエッセイです。

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おとめ座に太陽を迎える季節になりましたね。

夏の終わりの頃になると毎年メランコリーな気分になるのと、おとめ座
という名前も、どこか通じるものがないでもなく、不思議な気がします。
今回はおとめ座にちなんで、おとめ座の一等星スピカのお話を
しましょう。

スピカというのはラテン語にちなんで針とか穂先というような意味を
持ち、星座の絵姿では女神が手に持っている麦の穂先に輝いて
います。
その輝きは穏やかな白色であり、日本では「真珠星」というロマンチックな
名前で呼ばれているのを、あなたも聞いた事があるでしょう。

ところがこの女性的な外見と名前からは、想像もつかないほど活気が
あるのがこの星。
表面温度は2万度以上、明るさは太陽の700倍以上、おまけに厳密に
言うと、二つの星がくっつきながら4日周期でぐるぐる回り合っている
星なのです。
日頃は大人しいおとめ座さんが、いざとなったらとことん「やるっきゃ
ないわ!」というバイタリティを見せるのと同じようなイメージがあり、
何だか楽しくなってしまいますね。

このスピカについて、興味深いもう一つの事実は、宇宙空間の中を
牡牛座のプレアデス星団の星達と全く同じ運動をしているという
事です。

牡牛座と言えば、丁度天球上では調和位置にある星座。
偶然か?そうではないか?
もしそうでないとしたら、本当に神秘的な推測があります。
天球上で調和した位置にあるスピカと、プレアデス星団の星とが、
同じ所で誕生した姉妹星でないかという事です。
もしそうだとしたら、すごいですね。
広大な宇宙の中に、天球で手をつないでいる姉妹が存在している
なんて…。

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